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リッチリザルト(リッチスニペット)とは?種類・メリット・表示方法・サイト別に役立つ活用方法を解説

公開日:2021年11月29日

最終更新日:2024年07月31日

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当記事ではリッチリザルト(リッチスニペット)とは何か?リッチリザルトの種類、リッチリザルトを表示するメリットや効果、リッチリザルトの表示方法などを網羅的にご紹介いたします。

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リッチリザルトとは

検索結果上の表示情報をリッチに装飾する拡張機能

リッチリザルトはリッチスニペットとも呼ばれ、検索結果上に表示される情報を視覚的にわかりやすくしたり、操作機能を追加し検索体験を補助したりするための拡張機能のことです。スニペットの種類でもあります。

サイト運営者の皆様の中にも一度は耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

リッチリザルトを理解し表示させるための施策をすることは、サイト運営者にとっていくつかメリットがあります。しかし、その反面リッチリザルトは30種類近くあり、表示させるには専門的な知識が必要なため、網羅的に理解を深めるとなると、かなりの労力が必要になります。

そのためリッチリザルトを「めんどくさい」「今度やろう」などと敬遠してきたサイト運営者の方も多いかもしれません。本記事はそんなサイト運営者の方に、読んで頂けたらと思います。

サイトの種類ごとに利用した方がよいリッチリザルトがありますので、今回はいくつかのリッチリザルトをご紹介できればと思います。

リッチリザルトを表示させるためには「構造化データ」が必要

リッチリザルトを表示させるには「構造化データ」を追加する必要があります。
この「構造化データ」とは文字情報に付与することで検索エンジンが文字情報の意味まで認識できるようになるデータのことです。

詳しくはこちら:SEO初心者でもわかりやすい!構造化データマークアップの書き方とできること

人間は、文字情報を見ることで「意味」を理解できますが、検索エンジンでは「文字」「テキスト」としてのみ認識することが多く「意味」まで認識するのは難しいです。

人間であれば「株式会社フルスピード 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー8F 03-5728-4460」を見れば、「会社名」「住所」「電話番号」と認識できるが、検索エンジンはただの文字列、テキスト情報としてしか認識できない場合があります。しかし、構造化データを追加すると、検索エンジンは記載されている文字情報が何を意味するのか正確に認識できるようになります。

リッチリザルトの種類

リッチリザルトは実は30種類近くあります。
参照:検索ギャラリーを見る

実際は1つのサイトで表示されるリッチリザルトは数種類で、よく使われるリッチリザルトはサイトの種類ごとに異なります。今回、よく使われるリッチリザルトの種類を3つのジャンルにまとめました。
是非、参考にして頂ければと思います。

ECサイトメディアコーポレートサイト
パンくずリストパンくずリストパンくずリスト
商品イベントよくある質問
よくある質問記事ロゴマーク
動画ハウツー

パンくずリスト

パンくずリストはどのサイトでもよく使われるリッチリザルトです。URLが記載された部分にパンくずリストが表示されます。

パンくずリストがあることで、ユーザーからすると開いているページがサイトのどの部分に位置しているのかが分かりやすくなります。

参照:パンくずリスト

商品

ECサイトなど商品を取り扱っているサイトでよく使われるリッチリザルトです。商品のリッチリザルトには以下のような表記が可能です。

  • 商品名
  • 商品価格
  • 商品評価・レビュー

参照:商品

レビュー

クチコミや評価から抜粋された総合評価スコアの平均を表示しているリッチリザルトです。商品のリッチリザルトにも商品評価・レビューなどがありますが、書籍、レシピ、映画、商品、ソフトウェア アプリ、ローカル ビジネスに関するレビューもあります。

参照:クチコミ抜粋

よくある質問

よくある質問ページの質問と回答を表示するリッチリザルトです。サービスサイトやECサイトでよく使われます。検索をした際にサイト内にある検索キーワードに関連する質問と回答を表示します。

参照:よくある質問

ハウツー

物事の流れや方法を表示するリッチリザルトです。メディアやまとめサイトで見かけることが多いでしょう。ちなみにハウツーはパソコンでは表示されず、スマートフォンでのみ表示されます。

表示形式は以下の3つがあります。

  • テキストのみ
  • テキストと画像
  • テキストと動画

検索結果上に表示されると目立つため、ハウツーを載せる場合は是非使ってみてください。

ちなみに似ている構造化データとして「レシピ」というものがあります。手順を説明するという点では同じですが、料理や飲み物の作り方に関しては「レシピ」という構造化データを利用してください。

参照:ハウツー

イベント

イベント情報を表示するリッチリザルトです。日付・イベント名・場所などが表示されます。他にも、空席状況や申込サイトの情報も表示できます。各イベントそれぞれにURLを指定することも可能です。

音楽イベント、展覧会はもちろん、セミナーなども表示させることが可能です。
最近ではオンラインセミナーのようなオンラインのイベントでも表示させることが可能です。

注意ポイントとしては以下があります。

  • イベント日程は3件までしか表示できない。
  • 完売状態のイベントは表示できない。
  • 割引セールやキャンペーンなどはイベントとは異なるため、「イベント」として使うことができない。

参照:イベント

ロゴマーク

ロゴマークを表示するためのリッチリザルトです。

参照:ロゴマーク

リッチリザルトの種類についてご理解して頂けましたか。ご自身のサイトにリッチリザルトを設定する場合は、どのリッチリザルトを設定するべきか考えてみましょう。では次にリッチリザルトの設定による効果についてご説明します。

リッチリザルトを設定する効果・メリット

ここまでリッチリザルトの種類についてご説明しましたが、そもそも皆様の中にはリッチリザルトの効果やメリットについてわかってない方もいらっしゃるかと思います。

そのため、次にリッチリザルトの効果やメリットのついてご説明します。
効果やメリットは以下の2点があります。

  • 検索エンジンに理解されやすくなる。
  • ユーザー体験が向上し、アクセス数が増加する可能性がある。

検索エンジンに理解されやすくなる

1つ目のメリットは検索エンジンに理解されやすくなることです。

検索エンジンは情報の文字列を認識することはできますが、情報の意味まで理解するのは難しいとされています。「構造化データ」を追加することで、そのページの情報の意味をより正確に検索エンジンに伝えやすくなりますのでお勧めです。

ユーザー体験が向上し、クリック率が増加する可能性がある

2つ目のメリットはリッチリザルトを表示させることによって、検索結果を際立たせ、結果的にクリック率が上がる可能性があることです。

実際にGoogleのヘルプの中にリッチリザルトにより、クリック率が1.2倍になった事例もあります。
※参照:https://developers.google.com/search/case-studies/stylecraze-case-study?hl=en

リッチリザルトを表示する方法(構造化データを記述する)

リッチリザルトを表示させるには構造化データを記述する必要がある

当記事冒頭でお伝えしました通り、リッチリザルトを表示させるには「構造化データ」を追加する必要があります。

ちなみに構造化データを追加することを構造化マークアップと言います。構造化マークアップのやり方について詳しく知りたい方は、下記フォームからダウンロードできます。
構造化マークアップの仕様書

構造化データをマークアップするには、以下の方法があります。

  • HTML上に直接記述する
  • データハイライターで構造化データを追加する

HTML上に直接記述する

1つ目の方法は必要な構造化データを直接HTML上に記入するものです。
その際に使える規格はMicrodata・RDFa Lite・JSON-LDの3種類です。
HTMLに直接記述する際、構造化データマークアップ支援ツールを活用すると、簡単な操作で適切な構造化データををマークアップすることができます。

データハイライターで構造化データを追加する

2つ目の方法はデータハイライターを使い、HTMLに変更を加えずに構造化データを指定する方法です。
ただし、注意ポイントもあります。

  • サイトにサーチコンソールを登録していないといけない。
  • すべての構造化データは使えず、一部のみ対応している。

ちなみにデータハイライターで対応している構造化データは下記になります。

  • 記事
  • 書評
  • 商品
  • 映画
  • イベント
  • レストラン
  • 地域のお店やサービス
  • テレビ番組のエピソード
  • ソフトウェアアプリケーション

データ ハイライターについて

リッチリザルトを表示する上での注意点

リッチリザルトを表示する上で以下の3点を注意しましょう。

  • 必ずしも表示されるわけではない
  • 構造化データを間違えないようにする
  • ガイドラインに準拠する

必ずしも表示されるわけではない

1つ目はリッチリザルトを表示するための施策をしたからといって、必ずしも表示されるとは限らないということです。ユーザーの使用デバイス、検索キーワード、検索履歴など様々な要素が影響して、各ユーザーにとって最適な検索結果が表示されます。そのため施策をすれば必ずしも表示されるもではないことを覚えておきましょう。

構造化データを間違えないように記述する

2つ目は構造化データを間違えないように記述することです。例えば、料理の作り方に関するコンテンツの時に「レシピ」ではなく「ハウツー」を間違って使ってしまうケースなどが構造化データの記述時の間違いとして挙げられます。構造化データを間違えて記述してしまわないよう注意してください。

もし、実装前に自身のサイトが正しい構造化データで記述できているかを確認したい時は、Googleが提供しているリッチリザルトテストツールなどで確認すると良いでしょう。

参照:構造化データに関する一般的なガイドライン

ガイドラインに準拠する

3つ目はガイドラインに準拠して記載しなくていけないことです。サイト内のコンテンツがガイドラインに沿ってない場合、検索順位が下がる、リッチリザルトの対象外としてマークされる可能性があります。また、サイト内にスパム行為のある構造化データが発見された場合、Googleは手動で対策を講じることもあるそうです。

ガイドラインに違反する例としては割引やキャンペーン、限定販売の情報などを「イベント」として構造化マークアップする行為が該当します。
詳しくは以下ガイドラインを参照して頂ければと思います。

参照:構造化データに関する一般的なガイドライン

リッチリザルトの確認方法

リッチリザルトの確認方法は以下の2つがあります。

  • 実装前にリッチリザルトテスト
  • 実装後にサーチコンソール

実装前にリッチリザルトテスト

リッチリザルトテストツールは実装前など構造化データを確認したい時や正式に公開する前にきちんとリッチリザルトが表示されるかどうかを確認する時に使うと便利です。

リッチリザルトテストツールは、URLかHTMLを指定すると、そのページの構造化データが正しくマークアップされているかをチェックしてくれます。

実装後にサーチコンソール

サーチコンソールの「リッチリザルトレポート」で既にインデックスされたページの構造化データを確認することができます。
エラー発生時やWebサイトの更新時などにも確認することをおすすめします。

自身のサイトにあったリッチリザルトを表示させましょう。

ご理解いただけたでしょうか。本記事では3種類のサイトごとに必要なリッチリザルトを紹介し、メリットや表示方法について解説しました。是非、自身のサイトにあったリッチリザルトを見つけて、その上で表示対策をしてみてください。

リッチリザルトの表示対策は専門的な知識が必要で難しいと思われるサイト運営者も多いかと思います。

その際は是非下記フォームから構造化マークアップのやり方資料をダウンロードしてみてください。

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この記事を書いた人
伊藤 康貴

伊藤 康貴

マーケティング部

2018年Web広告会社に入社、比較メディアやSEOのコンサルティング営業に従事。3年間で200社以上の企業様の集客に携わる。 より集客の見識を深めるために2021年フルスピード入社。 オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティング、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務を担当している。

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