Core Web Vitals(コアウェブバイタル)とは?SEOへの影響と改善方法
SEOのための見出しの最適な使用方法についてGoogle担当者が回答
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公開日:2024年07月30日
当記事ではSEOのための見出しの最適な使用方法についてGoogle担当者がYoutube動画で回答した内容をわかりやすくご紹介いたします。
Google担当者のYoutube動画内の見出しに関する見解、W3C(World Wide Web Consortium)の見出しに関する記述、ヘルプフルコンテンツシステムが存在する現状における見出しに関する個人的結論についてご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
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目次
Googleのゲイリー・イリーズ氏がSEOのための最適な見出しの使い方に関する質問に回答
↑上のYoutube動画を再生すると13分17秒から動画再生されます。Googleの担当者であるゲイリー・イリーズ氏が見出しに関する記述ルールについての質問に回答していますので、まずはチェックしてみてください。
見出し1~見出し6を順番に並べなくてもGoogle検索の観点からは問題がない
Googleのゲイリー・イリーズ氏はSEOのための最適な見出しの使い方に関する質問に対して、上のYoutube動画内にて「見出し1~見出し6を順序で並べなくても、Google検索の観点からは問題がない」とまとめています。
ゲイリー・イリーズ氏は動画内で、GoogleのSEOスターターガイドの記述が常に最新に更新されていることを示しつつ、SEOスターターガイドに記述された見出しに関する記述の通り、「見出しの記述に関する厳密な縛りはない」ことをはっきり明言しています。
見出しを意味的な順序で並べるのはスクリーンリーダーにとって良い事
加えて説明しますと、Googleのゲイリー・イリーズ氏は「見出しを意味的な順序で並べることはスクリーンリーダーにとっては良い事」という”SEOスターターガイドの記述”についても「正しい」という趣旨の発言をしています。
スクリーンリーダーとは、コンピュータの画面で提供されている情報を合成音声に変換したり、点字ディスプレイに出力したりするソフトウェアのことであり、主に目が見えないユーザーが利用するソフトウェアのことを指します。
外部SEOツールが「見出し要素を階層順に並べることは”正しい”」とするのは”正確には誤り”
Google以外のツールが示すSEO回答がGoogleに関連しているとは限らないと回答
Googleのゲイリー・イリーズ氏は「Google以外のツールが示すSEO回答が、Googleに関連しているとは限らない」とも言及しています。「Google以外の外部SEOツールが優れたSEO施策を提案する場合もあるかもしれないが、Googleと直接的に関連するかといえば別物だ」とYoutube動画内で示している点も理解しておきたいところです。
SEO対策用の外部SEOツールは世の中に多く存在していますが、Google公式のSEOツールでない限りはすべてのナビを鵜呑みにしてSEO対策しないよう改めて気を付けるべきでしょう。
この時に重要となるのは、これまでのSEO施策の経験則や、SEO施策の結果を振り返ることだと思いますので、やはりSEO従事者は継続的にSEO対策に取り組むべきだと感じます。
とはいえ、W3CのXHTML仕様書では階層的な見出しの順序が暗黙的に示されている
h1–要素h6とhgroup要素は見出しです。
セクションコンテンツの要素内の見出しコンテンツの最初の要素は、そのセクションの見出しを表します。同等以上のランクの後続の見出しは新しい (暗黙の) セクションを開始し、より低いランクの見出しは前のセクションの一部である暗黙のサブセクションを開始します。どちらの場合も、要素は暗黙のセクションの見出しを表します。
(引用:https://www.w3.org/TR/2011/WD-html5-author-20110809/headings-and-sections.html)
ここまでGoogleのゲイリー・イリーズ氏のYoutube動画内の発言を取り上げながら「最適な見出しの使い方」についてご紹介してきましたが、とはいえ、上記引用文の通り、W3C(World Wide Web Consortium)が公開しているXHTML 2.0の仕様書に「段階的な見出しの順序が暗黙的に示されている」ことについても理解を進めておきましょう。
W3CとはWeb技術の標準化を行う1994年に創設された非営利団体の名称です。GoogleのSEOスターターガイドはW3CのXHTML2.0の仕様書に包括される形となっていますので、まずはW3CのXHTML2.0の仕様書を読み、その後にGoogleのSEOスターターガイドを読むとWebの内容理解が進みやすいはずです。
GoogleはWeb上に存在する「正しくないHTML」にも柔軟に対応できるよう対処している
要するに、GoogleはWeb上に存在する「正しくないHTML」の記述でも柔軟に対応(処理)できるように対処しているということです。
W3C(World Wide Web Consortium)が公開しているXHTML 2.0の仕様書に「段階的な見出しの順序が暗黙的に示されている」ものの、その暗黙的なルールを無視して「見出しの順序をバラバラにして記述」したとしてもGoogle検索上は問題がないように処理するようにしているということが理解できます。
読者ファーストなコンテンツを制作するために見出し要素を階層的に並べることは一定の効果があるはず
とはいえ、昨今は検索エンジンファーストなコンテンツ制作はSEO的に評価されにくくなっているのが現状です。ヘルプフルコンテンツシステムが導入されてから読者ファーストのコンテンツ制作が過去以上に求められています。
見出し1~見出し6を階層的に順序正しく記述することが「スクリーンリーダーにとって役に立つ(=盲目な読者にとっても役に立つ)」のであれば、晴眼者(=目が見える読者)にとっても”読みやすい”という意味でヘルプフルコンテンツだと考えます。読者ファーストなコンテンツはSEO的に評価されますので、ヘルプフルコンテンツの作成のために「見出し1~見出し6を階層的に順序正しく記述すること」は価値のある行為でしょう。
今回の記事では、Googleのゲイリー・イリーズ氏による「見出しの最適な使用方法」に関するアンサーから現代のSEO対策について考えてみました。SEO対策には様々な着眼点が存在するはずですので、1つの着眼点として当記事の結論を参考にしていただけたらと思います。
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矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
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