2019年09月24日
URLには「www」があるものとないものとがありますが、WebサイトのURLでは「www」をつけることも外すことも可能です。また、両方を併用することもできます。 サイト運営では「どちらがSEO効果が高いのか」「wwwありかなしかを統一するべきか」が気になるところです。本記事では、「www」ありなしのメリットとデメリット、統一するべき理由や、設定方法を紹介します。
目次
「www」とは「World Wide Web」の頭文字をとった略称のことです。URLにおけるwwwはwebサーバーであることを指しています。インターネットの一般的な利用者にとっては、wwwとその他を区別する必要性は現在ではほとんどなく、慣習のようなものであるとも言われています。
URLにおいて「www」ありとは「http://www.xxx.xxx」の形式を指し、「www」なしとは「http://xxx.xxx」の形式のことを指します。 そしてWebサイトのURLは、「www」ありにするのか、なしにするのかを選択することができます。またどちらかに統一することや、併用することもできます。
しかし「www」のあり・なしのどちらにするかによって、大きな違いがあるのかと言うとそのようなことはありません。SEOの観点から見ても検索順位の決定に際して優劣はない とされています。ですので「www」あり・なしは好みにもよりますが、ユーザー目線で見てみると「www」がない場合は「ドメインの文字数が短く簡潔でわかりやすい」「短いので入力がしやすくなる」などのメリットが考えられます。
URLに「www」があってもなくても、SEOに直接の影響はありません。ですが併用するのではなく、どちらかのURLに統一する必要はあります。もしも「www」あり・なしの2つのドメインが共存している状態であれば、ユーザーには同じページが表示されるので問題はありませんが、検索エンジンはそのドメインを別のものとして認識してしまう可能性があります。
そのため、どちらのドメインからでもアクセスできる状態にあると、Googleからのページ評価が分散され、結果としてSEO効果が薄れてしまう可能性があります。最悪の場合には、Googleから重複コンテンツやユーザビリティを損なうものとしてペナルティを受ける可能性もでてきます。
そうならないためにも、ドメインを「www」あり・なしのどちらかに統一し、評価を分散させないことでSEO効果が期待できるようになります。
それでは、URLの「www」あり・なしを統一するための設定方法を順番に解説していきます。
「www」あり・なしを統一する方法としてまず「301リダイレクト機能を使う」というものがあります。 この301リダイレクト機能は、「.htaccess」ファイルにリダイレクトのコードを記述するという方法です。「.htaccess」はテキストファイルなので簡単に作成でき、専用コードは3~4行で追加できます。この方法は検索エンジンに対して強力な効果があるので、確実に統一させたいときにおすすめの方法になります。
次に「canonicalタグ」を使ってURLを統一する方法を説明します。「canonicalタグ」とは、URLを正規化するためのタグのことで、htmlファイルの<head>内に記述することでURLの正規化をします。
これによりURLの「www」あり・なしや、URL末尾の「/index.html(php)」など重複する可能性があるページが複数存在する場合に、優先させるページを検索エンジンに伝えることができます。 <header>内に優先させたいURLを指定して記述することで、URLが正規化されます。
この「canonicalタグ」は「.htaccessファイル」が使用できない環境のときにも使うことができ、このタグを使うことで統一ができるようになります。
「Google Search Console」を使って「使用するドメイン」の種類(wwwありかなしか)を指定する機能が以前はありましたが、現在は廃止されています。この方法はあくまでもGoogleに対しての意思表示ができる機能であって、「canonicalタグ」や301リダイレクトの併用も望ましいとされていました。
Googleはこの機能の廃止にあたって、今回紹介したような「canonicalタグ」や301リダイレクトの使用、それにサイトマップ(sitemap.xml)の使用などによる正規化を勧めています。
WebサイトのURLのドメインが複数存在している状態であれば、「.htaccess」「canonicalタグ」などの方法でドメインを統一しましょう。ドメインを統一することでページの評価が分散されるようなことはなくなります。ドメイン評価があがることで、SEO効果が期待できるようになります。SEO効果をあげるためにも、必ず対策しておくことをおすすめします。
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