内部リンクとは? SEOへの効果や最適化のコツを解説
アンカーテキストとは?SEOとユーザーの両面の観点から有効な書き方を解説
- SEO内部対策
公開日:2016年09月21日
最終更新日:2024年07月25日
アンカーテキストとはテキストリンクとも呼ばれ、ユーザーや検索エンジンが「リンクの飛び先に何があるのか」を伝えるテキストで表示されているリンクのことです。下の行に青文字で記載されている「SEO内部対策」というテキストのことをアンカーテキストと呼びます。
アンカーテキストを最適化することは、SEO内部対策(自社Webサイト内の作業のみで完結できるSEO対策)の中でも比較的修正しやすい施策の1つです。また、今後新しくコンテンツを作成する上で役に立ちます。
今回の記事ではアンカーテキストの役割や、SEOの施策の1つにもなっている理由、SEOやユーザーの使いやすさの両面の観点からアンカーテキストを最適化する方法などを紹介します。
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目次
アンカーテキストとは?
改めて、アンカーテキストとは<a>タグで括られたリンクのテキストのことです。ユーザーや検索エンジンが「リンクの飛び先に何があるのか」を参照する役割を果たします。
例えばこの「アンカーテキストを最適化することは、SEO内部対策(自社Webサイト内の作業のみで完結できるSEO対策)の中でも比較的修正しやすい施策」というテキストの場合、「SEO内部対策」の部分がアンカーテキストになります。
アンカーテキストを最適化することは、SEO内部対策(自社Webサイト内の作業のみで完結できるSEO対策)の中でも比較的修正しやすい施策の1つです。
アンカーテキストはSEOとユーザビリティ両方の観点から重要である
アンカーテキストがユーザビリティ(使いやすさ)において重要な理由
Webサイトの中に自分が知らない単語があった場合、わからない単語を別で検索し別のWebサイトに訪れたことはありませんか?
しかし、自分が知らない単語がリンクになっていれば、再度検索することなく、リンク先に飛び、わからない単語を調べると思います。
このように知りたい情報がありそうなリンクがあれば、クリックし、別のページに飛ぶことで知りたい情報が知れるため、ユーザーにとって便利です。
さらに、関連性の高いページを内部リンクとして用意しておけば、サイトの回遊率が上がり滞在時間が長くなります。ユーザーの滞在時間が長くなれば、検索エンジンに質の高いコンテンツと評価される可能性が高くなり、検索結果の順位上昇に影響を与えることができます。
アンカーテキストがSEOにおいて重要な理由
先程解説した通り、アンカーテキストがあることで、サイトの回遊率が上がり滞在時間が長くなります。ユーザーの滞在時間が長くなれば、検索エンジンに質の高いコンテンツと評価される可能性が高くなり、検索結果の順位上昇に影響を与えることができます。
そもそもWebページにリンクがあるとクローラビリティ(検索エンジンのクローラーというサイトの情報を探すロボットがサイト内のページを見つけやすいか、コンテンツの内容の理解がしやすいか)が向上します。クローラビリティが向上すると、クローラーがWebサイトを巡回しやすくなり、Webページがインデックスされやすくなります。逆に、Webサイトがインデックスされなくい状況だと、検索エンジンから見ると公開されていないWebページと同じ扱いを受けることとなるため、仮にそのWebページにどれほど素晴らしいコンテンツが書かれていても、どんな施策を行ったとしても、Webページがインデックスされていなければ、検索結果に表示されることはないということになります。
アンカーテキストはクローラーにページの情報を伝えることができるので、関連度の高いページだと認識させることで、クローラビリティがより向上しやすくなります。
アンカーテキストの正しい書き方
アンカーテキストはユーザーに向けても検索エンジンに向けても役に立つ情報です。
例えば次のような文章を見てみましょう。
「こちら」の部分がアンカーテキストになっていますが、何がリンク先に書かれているのか分かりづらいですね。
実際にSEOを行ったサイトの事例なのか、あるいはSEOのもっと詳しい説明なのか、何かの紹介サイトなのか…実際に遷移してみないとその先に何があるのか分からないアンカーテキストはユーザーにとっても検索エンジンにとっても理解しづらいです。
同じような事例で次のような文章を見てみましょう。
今度は「Growth Seed」がアンカーテキストです。こちらは実際に遷移しなくても「Growth Seed」が飛び先にあると分かります。
もっと言うと「Growth Seed」の中に「SEOでサイトへ集客できるという根拠」が書いてあるであろうことも予測できます。
先程の例と異なり、一目アンカーテキストを見ただけでユーザーが「リンクの飛び先に何があるのか」を判断できるため利便性が高いです。
ユーザーが内容を理解しやすい上に、検索エンジンもアンカーテキストの内容を飛び先ページの評価に加味しますので、このようにアンカーテキストは正確に設定しておくことが好ましいです。
飛び先の内容とマッチしたアンカーテキストを設定する
アンカーテキストは飛び先ページとマッチした内容であることが基本です。こちらも実際の事例で見てみましょう。
もしもこの「Growth Seed」のアンカーテキストの飛び先がGoogle(https://www.google.co.jp/)のページだったらどうでしょうか。
ユーザーとしては「Growth Seedを見たい」と思ったのにリンクを踏んでみたらGoogleだったとなってしまうとストレスになります。
「Growth Seedのアンカーテキストの飛び先がGoogleだった」というのは極端な例ですが、リンクの設定ミスなどで違うページにリンクを設定してしまっている、間違ったURLを設定してしまっている、リンクミスで404ページが表示されるなど、小さなミスは日常的に起こるものなのでリンクを設定した際にはきちんとアンカーテキストと飛び先が合っているかを確認しましょう。
またアンカーテキストと飛び先の内容に不一致が生じている場合、検索エンジンもアンカーテキストと飛び先ページの整合性が取れず内容を理解しづらくなります。
「アンカーテキスト分散」は考える必要はない
アンカーテキストについて調べてみると「アンカーテキストの分散について注意すべき」「過剰なアンカーテキストを設定しないようにする」といったような言い回しが散見されます。これらについて簡単に説明すると次のような意味になります。
- アンカーテキスト分散:同一のアンカーテキストではなく、異なったアンカーテキストで設定すること(「Growth Seed」だけではなく「SEOのGrowth Seed」「検索エンジン対策ならGrowth Seed」など)。
- 過剰なアンカーテキスト:アンカーテキストの分散をせず「SEOのGrowth Seed」など特定のアンカーテキストで過剰に設定すること
ざっくりと言うとアンカーテキストが過剰になってしまうと検索エンジンにネガティブな評価を受けるのでアンカーテキスト分散を意識しましょう、といった考え方です。
これだけ見ると「分散率はどれくらいがいいのか?」など気になってしまうかもしれませんが、一般的にはこれらの「アンカーテキスト分散」「過剰なアンカーテキスト」については気にする必要はありません。
気にしなくてはいけないのは外部リンクや自作自演リンクなどを用いて不正にランキングを上げようとしている人です。
前述の通り、アンカーテキストは検索エンジンもリンクの飛び先の内容が理解しやすいものなので、アンカーテキストのコントロールをして外部リンクや自作自演リンクなどを使うと特定のキーワードでランキングが上がりやすくなる傾向があります。
アンカーテキストを同じ言い回しのもので使えば使うほど特定のキーワードでランキングを操作しやすくなりますが、過剰に行ってしまうとペナルティを受けやすくなるので色々なアンカーテキストで分散しましょう、ということです。
ただし、そもそも外部リンクを使ったランキング操作自体がペナルティの対象となっており、分散するなどの工夫をしてもゆくゆく検索エンジン側に検知されペナルティとなることがほとんどなので、外部リンク操作はおすすめしません。(ランキング操作のための外部リンクや自作自演リンクはガイドライン違反です)
繰り返しになりますが「アンカーテキスト分散」「過剰なアンカーテキスト」については主に外部リンク寄りの話なので、一般的に不正なランキング操作をしていない限りは気にする必要はありません。
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伊藤 康貴
マーケティング部
2018年Web広告会社に入社、比較メディアやSEOのコンサルティング営業に従事。3年間で200社以上の企業様の集客に携わる。 より集客の見識を深めるために2021年フルスピード入社。 オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティング、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務を担当している。
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