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ECサイト立ち上げ1ヶ月で売上を創出!浅草 染絵てぬぐいふじ屋のStartDX導入事例
- 導入インタビュー
<写真:左から フルスピード 関根 、ふじ屋 川上 正洋 様 、Arki 大島 賢一 様、 フルスピード 島田>
染絵てぬぐい ふじ屋は、創業より浅草で三代にわたって手ぬぐいを作り続けている専門店です。
今回、フルスピードがご提供するStartDXサービスを通してECサイトの立ち上げと、株式会社Arki(あるき)様を通してブランドサイトの設立をしましたので、ふじ屋の川上様とArki代表の大島様に、「使ってヨシッ!飾ってヨシッ!」のふじ屋の手ぬぐいに込められた想いやサービスをご導入いただいた背景、今後の展開等についてお話しを伺いました。
ふじ屋様の事業内容についてお聞かせください。
川上様:小売店として、祖父の代から手ぬぐいを専門として販売をしています。特徴としては、図案を私達で書いてますので、それを型に起こしてもらって染めは染屋さんで行うといった分業制として、1946年から手ぬぐいを作っています。季節に応じてデザインを起こす事もありますし、現在はお客様からご依頼いただいて、オーダーメイドも承ったり、のれんや半纏などの商品も販売しており、それらに関わる専門店として、商売をしております。
手ぬぐいの特徴やこだわりについて、お聞かせください
川上様:当店の特徴としては、生地からオリジナルで考えているものを使用しておりまして、染め方も注染染めという浴衣などと同じ染め方をしております。注染染めは、プリントと違って裏表なく染まるというのが一つの特徴なのですが、1回で染めるものもあれば、2回、3回と手数かけて染めるものもあるんです。手ぬぐいは木綿なので、染める際にずれるんですが、そのずれを一つの味として表現しているようなものもございます。
注染にこだわっているのは、ご利用いただく際の使用感にこだわっている部分が一番ありまして、プリントのものと比べて柔らかい生地を使えるので、長年気持ちよく使っていただけるものになっています。色も使用とともに褪せて、落ちていくことで、段々と味のようなものが出てくるので、その経年変化も一緒に楽しんでいただけます。当店では、お客様に長く使っていただける商品を目指して、注染と生地にこだわって制作しています。
そのため、同じ赤色を使ったとしても、その染まり方が若干違ったりしていて、手にとっていただいた際に「この赤色いいな、この青色いいな」といった風に思ってもらえて、普段利用のものとストック用とで2つご購入される方もいらっしゃいます。
手ぬぐいのデザインについても、先代の代からすべて自分達で書いて制作しています。構図も生まれてからずっと祖父や父の仕事を見ながら勉強してきて、ふじ屋ならではの個性を出していけるように今も日々勉強しております。例えば、絵が枠からはみ出るようなデザインも数点あるのですが、わざとこのような構図にすることで、描いてない部分をお客様に想像してお楽しみいただけるように表現をした作品もあります。
<玉手御前 引用:https://shop.tenugui-fujiya.jp/products/tsm004>
ECサイトを立ち上げた背景についてお聞かせください。
川上様:個人的にずっとやりたいと思ってはいたんですが、一方で対面での接客をすることも創業以来ずっと大事にしてきたことなので、踏み切れずにいました。しかし、新型コロナウイルス感染者が増えてきたことで、お客様が当店まで来ていただくのが難しいという状況になり、そんな中でもふじ屋を好きでいてくれる方が、有難いことにたくさんいらっしゃったので、そんな方々のために何ができるかというところを考えてArki大島さんに相談させていただきました。そこで、フルスピードの関根さんをご紹介いただけて、お話しした時に、関根さんから「日本国内の産業、伝統を大事に発信していきたい」と仰っていて、まさに探していた人だと思い、ふじ屋のECサイトを立ち上げる事に決めました。
元々、当店をご利用いただいているお客様はご高齢の方も多く、健康的な理由などで足を運ぶのが難しくなってしまったお客様もいらっしゃったので、お葉書やお手紙などを送ってみたりしていたのですが、時間的なロスも大きかったですし、今の時代は24時間、時間を気にしないでご購入いただけるECのシステムがあるので、そちらを利用したかったという思いもございました。
また、海外の方に向けた販売も考えていて、過去にアメリカやイタリア等で日本の文化を発信するイベント等に参加する機会があったのですが、その際に非常に反応が良く、海外の方から、ここでしか買うことができないのか?、次はどこで買うことができるのか?と聞かれたりしていたのですが、当時は全く案内の手段がなかったので、少しモヤモヤしている部分もありました。まだまだこれからではありますが、ECサイトを通して、海外の方に商品を届けることができるという事は非常に楽しみになっています。
<写真:ふじ屋 川上正洋 様>
フルスピードの提案を受けて、どのように感じましたか?
川上様:初めての試みでしたが、ご提案を受ける際に、手ぬぐいに近い業種の事例などもお話いただいて、ふじ屋の場合にはこんな問題があるのではないか、こういう風にした方がお客様にとって良いのではないかといった形で、例えば、手ぬぐいの表記は、ひらがなにするのか漢字にするのか等の非常に細かい部分まで、事前にリサーチした上でご提案いただけたので、すごく安心感があったのが、まず第一印象です。
私自身、Webサイトは全然わからない世界なので、不安もすごく大きかったのですが、一緒にやりましょうという気持ちをすごく言っていただいて、その気持ちが伝わってきました。全てをお任せするのではなくて、一緒に学びながら、やっていく中での分からない事はちゃんと聞いてくださいというようなスタンスで最初からコミュニケーションをとってくださったので、何とか安心してスタートできたのかなと思っています。
関根:初めてECサイトを立ち上げるのは、ハードルが高い部分も多いとは思っていましたので、極力分かりやすくお伝えすることは意識しました。また、川上様にとってはお店をやりながらの立ち上げとなるので、どうしてもコミュニケーションを取りづらくなる時などが出てくるので、お互いに良く使うチャットツールを使って、カジュアルにコミュニケーションできるような連絡方法にする等の工夫をしました。
StartDXサービスについて
1ヶ月という短い制作期間で立ち上げましたが、StartDXサービスに対して感じたことはありましたか?
川上様:初めての経験だったので、比べることはできませんが、フルスピードさんにいただいた資料の中で、手順を細かく記載した指示書があったので、それを見ながら実施していくのは、非常にやり易かったです。
また、分からない部分についても一緒にパソコンを見て話しながらオンラインでご対応いただけたので、一人でやるのと比べると格段にやり易かったです。今思い返すと、期間が短い中でそういったご対応をして頂けたので、やりにくかったと感じたことは全くありませんでした。
同時期に行ったブランドサイトの立ち上げについて、こだわった箇所などをお聞かせください。
大島様:ブランドサイトの立ち上げにあたっては、ふじ屋ならではの見せ方ができるように工夫しました。例えば、地元の人が知っているけど他の地域の人は知らないような事であったり、ふじ屋の手ぬぐいが作ってきた歴史や特徴といった、他の手ぬぐい屋とは違うふじ屋の良さをしっかり表現できるものにしたいなと思っていました。
また、今までのお客様がブランドサイトを見ても違和感がないようにすることや、新しいお客様や若い人にふじ屋の品の良さを知ってもらえるように意識したり、海外の人に発信したいという想いも伺っていたので、それらを考慮しながら制作しました。
あとは、写真には凄くこだわって制作しましたね。サイトを見ていただいたお客様に、柄などの絵だけでなく、少しでも質感や風合い、雰囲気を感じてもらうために美しい見え方で手ぬぐいを掲載できるようにこだわりました。
写真:Arki 大島 賢一 様
ECサイトの管理はどのように行っていますか?
川上様:ECサイトから注文がきたらメールが届くように設定しているので、基本的にはいつもメールを確認しています。
在庫管理も、多く出ているものが売り切れにならないように気を付けてチェックしています。Instagramで商品を掲載したりすると、その商品が多く売れることがあったりするので、事前に在庫を多く置いておくなどの工夫をしています。
また、ご購入いただいた商品は、店舗から直接発送しています。元々電話などで配送を受け付けていた時は、宛名など必要な情報はすべて手書きだったのですが、ECのシステムを使うことで、文字を書かなくても完結できるようになったし、同時に顧客管理もできるようになったので、1回の手順で複数の作業を済ませられるよう効率化できたのは大きかったです。
ECサイトを立ち上げて、どのような反響がありましたか?
川上様:立ち上げ1ヶ月目から、Instagramを見ていただいたお客様がECサイトで商品をご購入くださったことに驚きました。
Instagramで「ECサイトを立ち上げます」と掲載した際も歓迎のコメントを多く寄せていただきましたし、手ぬぐいを好きな方々のコミュニティでふじ屋がECサイトを立ち上げたことを発信していただいたこともあって、反響をすごく実感することができて非常に良かったなと思っています。
また、東京都で緊急事態宣言が出された際等も、Instagramにただ単に「新商品が出ました」「緊急事態宣言下なので気を付けてください」といった文言だけでは無く、これまでは掲載することができなかった「ぜひECサイトをご利用ください」「もっと知りたい方はブランドサイトをみてください」の一言を伝えることができたのが、個人的には全然違いました。お客様に店舗に足を運ばなくても、ご購入いただける機会を作れたことは良かったなと感じています。
今後の展開についてお聞かせください。
川上様:これまで葉書でお客様に伝えていたことや、お知らせしていたことなどを、デジタル化してメールやWebサイトを通してご覧いただいてお伝えできるようにしていきたいと思っています。
また、若い方が手軽に手ぬぐいを知ってもらえるきっかけを作りたいと思っていて、Instagramや今回制作したWebサイトを通して、商品写真や浅草の雰囲気を見ていただくことで、手ぬぐいへの興味をもっていただけたら嬉しいなと思っています。
今回、大島さんとフルスピードさんにご協力いただけて、本当に感謝しています。ありがとうございました。
染絵てぬぐい ふじ屋 について
住所:東京都台東区浅草2-2-15
代表者名:川上 正洋
ブランドサイトURL:https://tenugui-fujiya.jp/
オンラインショップURL:https://shop.tenugui-fujiya.jp/
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/tenuguifujiya/
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