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Xがパロディアカウントにラベル付け導入を発表(PCFアカウントとは?設定方法も解説)

公開日:2025年01月16日

最終更新日:2025年01月17日

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X(旧Twitter)、パロディアカウントにラベル付け実施を発表

この記事を読むと理解できること

2025年1月10日、X(旧Twitter)は「パロディアカウントへのラベル付けを導入した」と発表しました。現在は必須条件になっていませんが、これにより、今後、パロディアカウントはPCFアカウントに切り替えてラベル表示しながらアカウント運用することが求められます。パロディアカウントとは「著名人や企業のアカウントを模倣したアカウント」を意味します。

当記事では「Xのパロディアカウントへのラベル付け(PCFアカウント)」に関する情報をわかりやすくご紹介いたします。

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X(旧Twitter)がパロディアカウントにラベル付け導入を発表

パロディアカウントへのラベル付け実施がX公式アカウントから発表

上記X投稿はX(旧Twitter)公式アカウントの1つであるSafety(@Safety)から発信された「パロディアカウントのプロフィールにパロディラベルを導入した」という内容のポスト情報です。英文を読むと「各アカウントが、どのようなアカウントなのか透明性を高めるためにパロディアカウントへのラベル付与が開始された」と理解することができます。

(※パロディアカウントとは「著名人や企業のアカウントを模倣したアカウント」を意味します。)

パロディアカウントへのラベル付けに関する英文を日本語訳してみた

パロディ アカウントのプロフィール ラベルを導入し、プラットフォーム上でこれらの種類のアカウントとそのコンテンツを明確に区別できるようにしています。これらのラベルは、透明性を高め、ユーザーがそのようなアカウントがパロディ化されているエンティティに属していると誤解しないようにするために設計されています。パロディ ラベルは、X の投稿とアカウントの両方に適用され、表示されているコンテンツのソースを明確に示します。パロディ アカウントにラベルが必須になる時期については、近日中に詳細をお知らせします。

これらのアカウントは、X のすべてのアカウントと同様に、X ルール、特に信頼性ポリシーhttps://help.x.com/rules-and-policies/authenticityを遵守する必要があります。アカウントが本物ではない、または組織を偽装していると思われる場合は、アプリ内またはヘルプセンターからアカウントを報告できます。

(引用翻訳:https://x.com/Safety/status/1877581125608153389

Safety(@Safety)から発信された英文ポストを日本語訳したものが上記引用文です。内容をまとめますと以下3点が重要なお話になりそうです。

①アカウントとコンテンツの種類の透明性を高める目的でラベル付けを実施
②パロディラベルはアカウントとポストの両方に表示される
③パロディアカウントへのラベル付けが必須になる時期は近日中に発表

このパロディアカウントへのラベル付けによって、偽アカウントの情報発信に苦しんでいた「著名人の公式アカウント」、「企業の公式アカウント」、「個人プロフィールを公開しながら熱心に活動している個人」などは特に恩恵を受けることになるはずです。

ポスト情報を閲覧するXユーザーにとっても「パロディアカウントが発信したポスト情報なのかどうかがはっきり区別できるようになる」ため、情報の正確性や情報の出どころ(ソース)がどこなのかを今まで以上に理解しながら情報を得られるようになりそうです。

「パロディ表示の必要性」は2年前にイーロン・マスク氏が発信済み

上記X投稿は2022年11月11日にイーロン・マスク氏が発信した「パロディ表示の必要性」に関するポストです。

日本語訳すると『今後、パロディを行うアカウントは、プロフィールだけでなく名前にも「パロディ」を含める必要があります。』とポストしており、今回のパロディアカウントに対するラベル付け構想が2年前から存在していたことが確認できます。

パロディアカウント運営者はPCFアカウントとして設定する必要がある

将来的に、X(旧Twitter)のパロディアカウント運用者は「アカウントをPCFアカウントに切り替えて運用する」ことが求められます。以下に「PCFアカウントとは何か?」と、「PCFアカウントに切り替える方法」をまとめました。内容を確認してみてください。

X(旧Twitter)のPCFアカウントとは?(パロディアカウントとは?)

X(旧Twitter)のPCFアカウントとは?

X(旧Twitter)のPCFアカウントとは「プロフィールに別の人物、グループ、組織を表示して、その対象に関する議論、風刺、情報共有を行っているアカウント」のことです。PCFアカウントは「パロディ、コメンタリー、ファンの頭文字をとってPCFアカウントと命名」されているようです。今後は「PCFアカウント=パロディアカウント」の認識になっていくでしょう。

例えば、ファンが芸能人や団体の名前やプロフィール画像を用いて投稿しているアカウントなどがPCFアカウントに該当するアカウントとなる可能性があります。

周りから公式発表だと誤認されるようなプロフィール画像やアカウント名を利用されているアカウントは、次の「PCFアカウントに切り替える方法」を参考にしながらPCFアカウントへの切り替えを実施するとXが求めるアカウント運用に近づくでしょう。

(※PCFアカウントに切り替えるとパロディアカウントのラベルが表示されます。ラベル表示したくない方は、PCFアカウントに該当しないようなアカウントに情報整理しましょう)

PCFアカウントに切り替える方法(=パロディアカウント設定方法)

PCFアカウントに切り替える方法(操作手順説明)

手順1:「設定とプライバシー」をクリック
手順2:「アカウント」をクリック
手順3:「アカウント情報」をクリック
手順4:「パロディ、コメンタリー、ファンアカウント」をクリック
手順5:「PCFアカウント」に切り替えて完了
(表1)

XアカウントをPCFアカウントに切り替える方法(操作手順)は「設定とプライバシー」→「アカウント」→「アカウント情報」→「パロディ、コメンタリー、ファンアカウント」と進むことで切り替え可能です。上図と上記手順1~5(表1)を見ながら1つずつ設定を進めてみて下さい。

(※2025年1月16日時点では、PCFアカウントへの切替え操作は「ブラウザ版のX」でのみ可能になっています。XアプリからPCFアカウントへ切り替えることが現状できないようなので、スマートフォンから操作される方は、Xアプリからではなく、ブラウザ版のXから操作してみて下さい。)

パロディアカウントにラベル付けするメリットとなりすまし行為の今後

パロディアカウントへのラベル表示が偽の公式アカウント減少に貢献

パロディアカウントにPCFアカウントとしてパロディラベルが付与されることで、公式アカウントなのか非公式アカウントなのかが視覚的に確認できるようになるだけでなく、透明性の向上から「悪意を持った偽物の公式アカウントの運用が困難」になるというメリットも生まれます。

多くのXユーザーは多様なアカウントから大量のポスト情報を受け取る日々を過ごしますが、その大量のポスト情報内に、悪意を持った偽物の公式アカウントから発信されたポスト情報が含まれにくくなるため、視聴者的にもメリットを受けことができると期待できます。

また、著名人や企業の公式アカウントは、悪意を持った偽物の公式アカウントによる情報発信の被害を軽減できるようになるはずです。Xで個人プロフィールを公開しながら情報発信している熱心なアカウント運用者にとっては今回のパロディラベル対策はプラスに働くでしょう。

なりすまし行為は禁止、なりきり行為は認める姿勢

今回のパロディラベルの付与実施を受けて、Xから「なりすまし行為は禁止するが、なりきり行為は認める」という姿勢(考え方)が感じ取れました。

なりすまし行為は悪意があるため禁止行為ですが、「なりきり行為はPCFアカウントとして登録し、パロディラベルを表示させることで容認する」という風に受け取ることができます。

また、「なりきり行為をパロディラベル表示状態で行わなければならないと不満を持つアカウント運用者」は、PCFアカウントに切り替えなくても良いプロフィール情報に再調整するか、パロディラベルの表示を受け入れるか、パロディアカウントの運用をあきらめなくてはなりません。

パロディラベル付与のルールが生まれたことで、結果的に、Xアカウント運用の健全性を総合的に高める結果に繋がりそうな予感もします。

なりすまし行為の報告はXアプリ内またはヘルプセンターから可能

「Xアカウントのなりすまし行為」についてはXアプリ内から報告することも可能ですし、ヘルプセンターから報告することも可能です。Xのヘルプセンターから違反の報告を実施するためのURLを上に記述しましたので、ご参考ください。

【補足情報】X以外の主要SNSのラベル付与情報まとめ

X以外の主要なSNSであるInstagram、Facebook、Threads、YouTube、TikTokなどでは、AIコンテンツへラベル付与を実施しています(表2)。各SNS運営会社ともに、情報の透明性の向上を目的にラベル付与を実施しているのが現状です。

今後もこの流れは継続するように感じます。各SNS媒体でラベル付与が求められた際は、適切に対応し健全にアカウント運営しましょう。

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この記事を書いた人

矢野翔大

パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。

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