アフィリエイト広告にかかる費用や相場を解説!自社対応と代理店経由での違いやメリットも紹介
アフィリエイト広告とは┃仕組み、利用メリット、始め方、成果を出すコツまで紹介
- アフィリエイト
公開日:2023年03月02日
最終更新日:2024年06月03日
本記事は、「広告主として自社サービスをアフィリエイト運用してみたい方」や「アフィリエイト広告の運用を始めたばかりの方」に向けて『アフィリエイト広告の基本知識(仕組み/利用メリット/始め方/成果を出すコツ)』を解説いたします。
突然ですが皆さん、「web広告をはじめたいけど、よくわからないし失敗のリスクが怖い」と感じたことはありませんか?そんなときにぜひご検討していただきたいのが「アフィリエイターを介して自社商品を消費者に購入していただける成果報酬型の広告宣伝手法、アフィリエイト広告」です。
アフィリエイト広告はweb広告をリスク少なく始めてみたい方にぴったりな広告です。ぜひ当記事にて詳細内容をご確認ください。
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目次
アフィリエイト広告とはアフィリエイターを介して販売する成果報酬型のインターネット広告
アフィリエイト広告とは、「広告主のあなたが所有する自社サービス」を「アフィリエイター」に広告宣伝してもらい、「消費者」がアフィリエイターから商品購入することで自社サービスを消費者に届ける成果報酬型のインターネット広告手法です。
アフィリエイト広告を使って自社サービスを広告する場合、あなたが「広告主」となり、広告宣伝してくれる「アフィリエイタ―」に対して成果報酬地点を提示します。成果報酬地点の設定は「広告主であるあなた」が設定しますので、ビジネスのゴールである「申し込みや購入、来店」などに消費者が到達した際に広告費用を発生させる設定したり、「お問い合わせ」や「資料ダウンロード」地点で広告費用を発生させたりできるなど、自由に支払いポイントを設定することが可能な特徴を持ちます。そのためアフィリエイト広告は他広告と比べて費用対効果良く集客/商品販売することが可能です。
アフィリエイト広告の仕組み
前述した通り、アフィリエイト広告は『アフィリエイターによってアフィリエイトサイトに掲載された「広告主のサービス」を、消費者(=ユーザー)がお申込みや購入を行ったりすることで、 そのアフィリエイターに対し報酬として売上の一部を広告主が還元する仕組み』となっています。その際、基本的なアフィリエイト広告の仕組みとして、ASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれる広告主とアフィリエイターを仲介する業者を介して行われます。
流れとしては、まず、広告主が自社商品やサービスをASPに登録することから始まります。その後、アフィリエイターがASPに登録されている「気になったアフィリエイト広告」を自身が管理しているアフィリエイトサイト等に掲載し紹介します。その後、アフィリエイトサイトで紹介されているアフィリエイト広告経由で、消費者が「広告主が求めるアクション(例えば、サービス購入)」を行った場合、広告主はそのアフィリエイターに対して報酬を与えます。
そのため、広告主は広告宣伝してくれるアフィリエイターに対して前もって成果報酬地点(=広告主が消費者に求めるアクション)を設けておくこととなります。例えば「お問い合わせ」や「購入」などが成果報酬地点として設定できます。
広告主からアフィリエイターへ支払われる報酬のやり取りも仲介業者であるASPを通して取引されます。ASPを活用すると、そのASPプラットフォーム内で広告掲載の調整や報酬管理までしてくれますので、web上に無数に存在するアフィリエイターと効率よく取引ができるようになっています。
アフィリエイト広告の成果報酬に加えて発生しやすい追加の掲載条件
アフィリエイト広告は基本的には成果報酬型ですが、影響力の大きいアフィリエイターには「成果報酬」と「追加の掲載条件」を提示される場合があります。以下にて追加の掲載条件の具体的な例を3つほどご紹介します。
①固定報酬
例えば、影響力の大きいアフィリエイターから「成果報酬」に加えて「固定報酬」を求めらることがあります。特に「○○おすすめ」などのキーワード(=いわゆるビックワードと呼ばれるキーワード)で検索結果に上位表示される記事に対しては、成果報酬の他に毎月固定報酬という形で費用が発生する場合があります。
「成果報酬」に加えて「固定報酬」を支払う契約を結んだ場合、当然のことながら「成果が1件も発生しなくてもアフィリエイターに広告費を支払う必要」があります。ですので、その記事に「どれくらいの人が毎月見にきているか」や「競合の成果実績」などを入念に調査することが大切です。
②記事作成費
有名なブロガーに商品紹介記事を書いてもらう場合は記事作成費用が発生することもあります。1記事書くのにアフィリエイターも工数をかける必要がありますので、実績のあるアフィリエイターは特に記事作成費用が発生するケースが多くなります。また、Instagram、YouTube、TikTokなどのインフルエンサーに依頼をしてアフィリエイト掲載することも可能です。その際、フォロワー数が多い方ほどコンテンツ作成費用が発生する傾向にありますので念頭に置いておきましょう。
③商品提供費
アフィリエイターに商品レビューしてもらう際は実際にそのサービスを使用してもらう必要があるはずですが、場合によってはASP側から「アフィリエイターへ無償で商品を提供することを条件としてASPへの広告掲載を認められる場合」があります。ASPによっては管理画面からレビュー募集を一斉に依頼することもできますので、始めから自社サービスの一斉レビューの募集を行う予定の場合は一斉レビュー募集が可能なASPを活用するのもおすすめです。
アフィリエイト広告のメリット
①成果報酬型なため無駄な広告費を抑制し売上を立てられる
既に何度もお伝えしていますが、アフィリエイト広告は成果報酬型のインターネット広告であるため「無駄な広告費を抑制しつつ売上に直結させる」ことができるのが最大のメリットであり魅力となります。広告主として適切な成果報酬地点を設定することができれば、効率よく自社サービスを認知・販売・拡散することができます。
もちろん成果報酬地点は適切に設定しなければなりません。例えば、『成果報酬地点が遠すぎる』とアフィリエイターがアフィリエイト収入を得るためのハードルが高くなってしまい、アフィリエイターがアフィリエイトサイトに広告掲載する意欲を削いでしまいます。また、逆に『成果報酬地点を近くしすぎる』と消費者が「申込み」や「サービス購入」に進まなくても、必要以上にアフィリエイターに広告報酬を支払う必要が生じますので注意しなければなりません。
つまり、アフィリエイト広告を出稿する場合は「成果報酬地点をどこに設定するかは非常に大切」であるといえます。
②SEO、SNS、ディプレイ、アプリ等多様なチャネルで集客ができる
近年はYouTubeやInstagramなどのSNSを中心にユーザーを集客するアフィリエイターも多くなり、集客チャネルは多様化しています。一昔前のアフィリエイト広告は、SEO(Googleのキーワード検索結果で上位に表示される記事)からの集客がメインでしたが現在はそうではありません。多様なチャネルでアフィリエイト広告を露出できるようになったことはアフィリエイト広告を利用するメリットです。
チャネルによって年齢層や属性などが全く異なりますので、運用するサービスのターゲット層にマッチしているかを見極めることが重要です。常に最新の情報を取り入れ、新しい集客方法がないかアンテナを貼っていくことで競合より多く掲載先を抑えることが可能となります。
③第三者視点による商品の紹介で情報深度の深い訴求が可能
アフィリエイト広告は「アフィリエイトサイトが第三者視点として紹介」しますので、能動的に情報を取得しているユーザーにとって情報深度の深い訴求が可能です。また、アフィリエイターが予想外の斬新な切り口でサービスの魅力を紹介してくれることもあるため、「予期しない新規ターゲット層の開拓に繋がる可能性」も秘めていることもメリットです。
広告主としてアフィリエイト広告を始める方法┃3ステップ解説
ではここから「広告主としてアフィリエイト広告の始める方法」についてご紹介します。ざっと説明しますと上画像の通りで3ステップで完了します。これ以降にて各手順の詳しい説明を行っていますので、順を追って読み進めてみて下さい。
手順1:アフィリエイト広告サービスプロバイダ(ASP)に登録する
まずはASPと呼ばれるアフィリエイト広告サービスプロバイダに登録しましょう。アフィリエイト広告を出稿する場合、どのASPを使用するか選定する必要があります。ASPごとに得意なサービスや発生する費用が異なってきますので、特性を理解して選ぶことが大切です。自社サービスと相性が悪いASPを選定してしまうと、いくら魅力的なサービスでも提携するアフィリエイターが見つかりづらくなってしまいます。
弊社、株式会社フルスピードグループでは、afbとDeepTrackというASPを運営しています。afbは美容業界をはじめ幅広いサービスジャンルに強みを持っているオープンASPで、DeepTrackはADアフィリエイトとういう集客方法に強みを持ったクローズドのASPとなります。もちろん弊社が所有しているASP以外も活用して広告主さまのサービスにあった最適なASPを選定いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
手順2:プログラム設定と広告素材の準備する
ASPの決定後、アフィリエイターに向けて成果報酬条件やPR文などを設定します。記事を読んでいる人がクリックしたくなる画像や商品を購入したくなるランディングページ(ウェブサイト訪問者が初めに着地するページ)も併せて準備が必要です。運用開始後も、1度決めた広告素材を使い続けるのではなく、修正改善を実施していくことで成果の拡大を目指しましょう。
手順3:計測タグの設置をおこなう
最後に計測タグを設置する作業を行います。アフィリエイト広告は、閲覧した訪問者情報(CookieやIPアドレス)を取得し、成果を計測するために各ページに埋め込んでおく計測タグを埋め込む必要があります。これは成果データの追跡と管理を継続的に実施する必要があるためです。
ちなみに、アフィリエイト広告で代表的な計測方法は大きく分けて「トラッキングタグ型」と「ソケット通信」の2種類があります。 では「トラッキングタグ型」と「ソケット通信」をそれぞれ簡易的にご紹介します。
トラッキングタグ型の計測方法について
トラッキングタグ型の計測方法とは、ランディングページとサンクスページにそれぞれタグを設置し計測する方法です。ユーザーがアフィリエイト広告をクリックした際にCookieを付与して、そのCookieを保有したユーザーがサービスを購入したり申込むと、成果として計測される仕組みとなっています。
ソケット通信型の計測方法について
ソケット通信型の計測方法の場合は、まず、ユーザーがアフィリエイト広告をクリックした際に個別のパラメータを付与します(同時にユーザーは広告主が設定したランディングページにアクセスします)。この「アフィリエイト広告をクリックした際に付与するパラメータ」を保有した状態でユーザーが商品購入や申込みをするとコンバージョン(成果発生)となる仕組みです。
弊社フルスピードが扱うサービスである「Deep Track」でも利用している計測方法です。「Deep Track」に関する情報は弊社のアフィリエイトコンサルティングサービスの紹介ページからご確認いただけます。弊社サービスのアフィリエイトコンサルティングサービスの内容をご確認いただきますと「Deep Track」のサービス内容とともに「ソケット通信型の計測方法」がより理解できるはずですので併せてご一読ください。
広告主としてアフィリエイト広告で成果を伸ばすために必要なこと
①競合調査を行い、適切な単価で出稿する
アフィリエイトはアフィリエイターに集客をしてもらわなければ成果はでませんので、アフィリエイターに競合商品に比べて紹介したいと思われるメリットを出すことが重要です。そのため、「競合となる広告主が出向している広告単価」や「競合となる広告主が設定している成果報酬地点」などを確認する必要があります。さらに、それら競合の広告出稿の状況を加味したうえで「自社サービスの強みを整理」して適切な広告単価で出稿する必要があります。
②自社サービスとマッチしたサイトを探し広告掲載を交渉する
基本的に運用しているASPに登録中のアフィリエイターが掲載してくれますが、集客力の強いアフィリエイターには運用側から依頼をしないと掲載は難しいことが多く、自社サービスにマッチしたサイトを探す必要があります。
掲載後は法律に違反した表現での広告掲載になっていないかも掲載面のチェックをおすすめします。
③複数ASPを一元管理するワンタグツールを活用する
複数のASPを一元管理するワンタグツールを活用することで、煩雑になりやすいアフィリエイターに対する成果報酬の支払いをまとめて管理できるため、広告主は時間効率よくアフィリエイト広告を出稿し続けられます。
アフィリエイターは自身が得意とする媒体の種類(SEO/ポイント/SNSなど)を持っているため、各アフィリエイターによって選ぶASPが異なりますし、アフィリエイターは自身のアフィリエイトサイトに掲載可能な広告数を担保するために「複数のASPに同時登録する」場合が多々あります。また、アフィリエイターと同様に、このようなアフィリエイターの行動パターンが理解できるようになった広告主は「より”自社サービスのアフィリエイト広告”がアフィリエイターの目に留まる頻度を増やしたい」がために複数のASPに広告出稿する傾向にあります。
広告主が複数のASPに広告出稿することは間違った行為ではありませんが、複数のASPを利用した場合、出稿した広告管理が非常に面倒になりがちです。広告管理に時間を消費し、広告のクリエイティブの質を向上させる時間が取れなかったり、過去データを振り返る検証ができなくなる場合がありますので、ここは『複数ASPを一元管理できるワンタグツールを活用する』のが推奨です。ワンタグツールを活用し、アフィリエイターの成果の重複管理を徹底しつつ、他作業も加味したPDCAサイクルを最適に回していくことをおすすめします。
上記内容に関して理解はできたものの、「では一体どうすれば効率的にワンタグ管理できるのか?」など疑問をお持ちになった方は、以下の株式会社フルスピードが提供しますアフィリエイトコンサルティングサービスの紹介ページをご確認ください。成果承認時に重複を省く手間を抑えるワンタグ(一元管理ツール)を活用しつつ御社にとって最適なサービスをご提供致します。
アフィリエイト広告の施策事例┃株式会社フルスピードが実際に得た経験を紹介
↑アフィリエイト広告の施策事例をご紹介!獲得アップを目指すためのポイントも解説
上記リンクから「アフィリエイト広告の施策事例」がご確認いただけます。ご紹介いたします事例は、弊社、株式会社フルスピードが実際に得たアフィリエイト広告の施策事例となっております。
当記事で得たアフィリエイト広告の基本情報を元に、どのようなアフィリエイト広告の事例が存在するのかご確認いただくことで、よりアフィリエイト広告の現実味や可能性を実感していただけるはずです。ぜひ、ご一読ください。
まとめ┃自社商品をアフィリエイト広告に出向してみよう!
ではまとめます、アフィリエイト広告についていかがでしたでしょうか? ご説明してきました通り、アフィリエイトで成果を伸ばしていくには適切なASPを選択し、適切な成果報酬地点をアフィリエイターに提示し、最終的には広告の反応率をPDCAサイクルを回しつつ最適化していく必要があります。当記事をお読みいただいたことで、基本的なアフィリエイト広告の知識はご理解いただけたはずですので、もう一度情報整理をしていただくと良いでしょう。
また、アフィリエイト広告の基本知識を理解された方の中にアフィリエイト広告の出稿にご興味をお持ちになられた方もいらっしゃるはずです。そのような方は「では実際、この後どのようなアクションすべきなのか」と”次なるステップ”をご検討されるはずです。そのような方に向けて、当オウンドメディアGrowthSeedを運営します株式会社フルスピードでは、アフィリエイトコンサルティングサービスを行っております。ぜひ、次の弊社サービスご紹介文をご確認くださいませ。
アフィリエイトコンサルティングサービスのご紹介┃株式会社フルスピード
↑株式会社フルスピードのアフィリエイト広告コンサルティング/広告運用代行サービス
株式会社フルスピードではリスクを最小限抑えつつ、成果を最大化するために、自社独自のワンタグ「Deep Track」やブランドセーフティーツールを活用しながらアフィリエイト専門チームがコンサルティングサービスを実施しております。
アフィリエイト広告の運用をご検討しておられる方、また、アフィリエイト広告を運用していても効果が出ずお困りの方はぜひ株式会社フルスピードのアフィリエイトコンサルティングサービスの利用をご検討ください。上記URLからアフィリエイトコンサルティングサービスの内容とサービス資料が無料でダウンロードできます。お気軽にご検討下さいませ。
藤森雅司
株式会社フルスピードのアフィリエイトコンサルタントを担当。 エンドユーザーの購買心理を考えながら、 アフィリエイト広告を専門として運用業務に取り組んでいる。 趣味は野球観戦、ゴルフ。
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