E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOでも重視されるGoogleの検索品質評価基準と対応方法を解説
Google、E-E-A-Tという新しいコンテンツ評価指標を発表
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公開日:2022年12月20日
最終更新日:2024年06月03日
Googleは2022年12月16日、「E-E-A-T」という新しいコンテンツ評価指標を発表しました。これまでの「E-A-T」の概念に新たに「E」の要素を追加し「E-E-A-T」となりました。当記事ではE-E-A-TがE-A-Tからどう変わったのかをご紹介します。また、E-E-A-Tの指標を活用した簡単なコンテンツ作りの手法も分かりやすく図解しましたのでご活用ください。
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目次
E-A-Tに「経験(Experience)」が追加されE-E-A-Tへ
【資料参考元】品質評価者ガイドラインの最新の更新: EATは、経験に対して追加のEを取得します
E-E-A-Tとして新しく追加された「E」が意味するものは「経験(Experience)」です。今回Googleが発表したE-E-A-Tとは、これまでコンテンツの品質評価をおこなうために使用していたE-A-Tという指標が派生し生まれた新しい指標です。E-E-A-Tは経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼(Trust)の4要素で成り立つ「新しいコンテンツの品質評価指標」として発表されています。
E-E-A-Tを構成する4要素を見ても分かる通り、これまでの評価指標であったE-A-Tの構成要素がより具体的に示された評価指標となっています。すでにE-E-A-Tは品質評価ガイドラインに記述されまとめられておりますので品質評価ガイドラインも併せてご確認ください。
今回のE-E-A-Tの発表で「E-A-Tとして必要とされていた内容がより明確化」された形で示されましたので、評価指標の不透明さが薄れた今後はより悩まずSEO施策に打ち込めるようになるでしょう。
「E-A-T」と「E-E-A-T」の違いを改めて解説
ここで、これまでの指標であった「E-A-T」と今回発表された「E-E-A-T」の違いについて解説しておきます。
まずは上図を見てください、E-A-Tは「専門性」、「権威性」、「信頼性」の3要素で示されたコンテンツの品質評価指標でしたが、E-E-A-TはE-A-Tに新しい「E(経験)」を付与する形で再編成されています。「専門性と権威性と経験の3要素」がベースとなり、その上に「信頼」の要素が乗ったコンテンツが”高品質なコンテンツ”として評価されることが分かりやすく図示されました。
上図のE-A-Tの図を見ると分かる通り、これまでE-A-Tの概念は専門性と権威性と信頼性の3要素を満たす必要があると示されただけでした。そのため、信頼性を担保するために「体験を記述」したり、「レビューを引用掲載」したりするなどし対策されることが多かったのですが、大前提としてGoogleは「体験」したことをコンテンツ化することを求めていました。“E-A-Tとして図示されていなかったけれど実は求められていた「体験」要素”が、今回のE-E-A-Tではっきり図示され、E-A-Tで不透明性が高かった「信頼性」の箇所が改善された結果となっています。
つまり「E-A-T」と「E-E-A-T」の違いはコンテンツの品質評価要素として求められる内容が明確化されたことだと理解できます。
E-E-A-Tの評価指標でコンテンツに不足している要素を洗い出そう
E-E-A-Tの評価指標でコンテンツ品質の確認をすると良い
上図のようにE-E-A-Tの要素を分解し指標化することで、”作成中のコンテンツがすべてのE-E-A-T要素を満たしているかチェック”できます。こうすることでコンテンツを公開する前に読者にとって価値のあるレベルまで品質を高められているかを測定することができるはずです。
すべての要素が100%となるのが理想的です。不足している要素は監修者を立てるなどして補足することでE-E-A-Tを満たすことができるはずです。また、何を根拠に各要素を100%満たしたとすべきかについてですが、これに関してはチーム内で事前に設定しておくか、もしくは担当のコンテンツ制作者が考える100%をコンテンツにぶつけてもらい、その後公開前にSEOチーム内で判定し添削したのち公開するなどのやり方も有効でしょう。%表記だと利用しずらい場合は「低」、「中」、「高」の判定でコンテンツの品質を担保しても良いはずです。
上図は「何の要素がE-E-A-Tで求められているのか」を簡易確認するためのチーム内共有資料としてご活用ください。
著者の署名欄はランキング要素ではなく「読者へコンテンツへの信頼感を提供するもの」
I know this will be a "simple, almost quaint answer" but this part of the article is wrong nor cites us saying this. Google doesn't somehow "check out our credentials." It is something I get that people can misunderstand, but not what I'd expect a news publication researching all… pic.twitter.com/fV2kGjABMR
— Google SearchLiaison (@searchliaison) January 8, 2024
上記X投稿は2024年1月8日に「Google 検索リエゾン」アカウントから投稿された内容ですが、Googleが著者の署名欄を直接のランキングシグナルとして使用していないことを明確に発表されています。Webコンテンツ制作者の中には「誰がそのコンテンツを作成したのか」を非常に重要視する方もいらっしゃいますが、上記内容が発表されたということはつまり、著者の署名欄内情報は「読者がそのコンテンツを安心感/信頼感を持って読むことができるための提供情報物でしかなく、間接的なSEO要素でしかない」ということですので、直接的なSEOを狙っての署名欄情報を作成しないようにしましょう(すべては読者満足度のための作業であり、検索ランキングの向上させるための作業ではないということです)。
著者の署名欄内情報を確認したことで「読者の該当コンテンツ滞在時間が伸びたり、サイト内で次アクションを取ってもらうことで回遊率が上昇」すれば、Google的には読者満足度となりうる評価指標の上昇からそのコンテンツを評価できるようになるといったイメージで良いはずです。特にYMYLジャンルでコンテンツ作成している方々は署名欄内情報に権威性を高めようと情報を盛り込みがちになる傾向がありますが、前述の通りで「直接的なSEO評価対象ではない」ということですので覚えておきましょう。
【まとめ】「E-E-A-T」を取り入れて読者満足度を満たそう
まとめです。E-E-A-Tで求められるのは「経験」、「専門性」、「権威性」、「信頼」の4要素です。今回改めて要素として明言されたのは「経験」です。これ以降はE-E-A-Tがコンテンツを評価する新しい指標となりますので再理解ください。
とはいえE-A-Tでコンテンツの品質を高めるよう求められていたころと劇的な変化はありません。今後もこれまで同様に読者満足度が満たせる高品質なコンテンツ作りを進めましょう。これまで使用されていたE-A-Tというコンテンツ評価指標がどんな指標であったかは「E-A-Tとは?Googleの品質評価基準とSEOで重要視される理由とは?」という別記事で詳しく紹介していますのでご確認ください。
また、株式会社ニュートラルワークスさんが運営する「QUERYY」の「E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOで重要なGoogleの評価基準を解説」にて、E-E-A-TでSEO評価を上げる具体的な方法についても解説しています。併せて参考にしてみてください。【PR】
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矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
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