Google、「広告の透明性について(Ads Transparency Center)」を順次提供開始
【Google最新情報】My Ad Center(マイアドセンター)を展開!企業が今後、広告出稿する上で重要なこととは?
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公開日:2022年10月27日
最終更新日:2024年02月16日
Googleは2022年10月20日、ユーザーが広告表示を管理できる「My Ad Center(マイアドセンター)」の提供を世界中に順次展開していくと発表しました。この機能について5月のGoogle I/Oで発表がありましたが、10月20日に展開されていく運びになりました。
当記事では「そもそもマイアドセンターとは何か?」や「マイアドセンターによってどのような影響があるのか」「企業はどのような対応をしていけばいいのか」などの疑問に対して分かりやすく回答しました。
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目次
そもそもMy Ad Center(マイアドセンター)とは?
My Ad Center(マイアドセンター)とはユーザーが表示される広告を調整するための機能のことです。これにより、ユーザーはGoogle 検索、YouTube、Discover に表示される広告を調整することができます。
ユーザーは具体的には以下のようなことが1つの管理画面で一元管理できるようになりました。
- 広告について「役立った」「報告する」「ブロック」など評価することが可能
- パーソナライズド広告に使われる詳細情報を確認・管理することが可能
- アルコール、出会い系、ダイエット、ギャンブル等のデリケートな広告を制限可能
- 自分が気になる広告を表示するように設定することも可能
このようにGoogle 検索、YouTube、Discover に表示される広告をコントロールできるようになりました。
ただし、注意点として、表示される広告のカテゴリーなどはコントロールできますが、表示される広告の数のコントロールはできないです。
My Ad Center(マイアドセンター)の開き方
My Ad Center(マイアドセンター)の開き方は広告表示されている「3点メニュー」をタップ>下のMy Ad Center(マイアドセンター)をタップすると表示できます。この際、ユーザーはGoogleアカウントにログインしている必要がありますので、ご注意ください。
従来、「この広告について」や「広告設定」という管理パネルがあり、それぞれで表示されている広告の評価をしたり、表示される広告のジャンルを選択できるようになっていました。今回のMy Ad Center(マイアドセンター)はこれらの管理パネルを一元化した機能になります。
My Ad Center(マイアドセンター)の具体的な利用例
興味がなくなったジャンルの広告を減らす例
ユーザーが旅行に行く前の数ヶ月間は旅行に関する下調べをしていたとします。その際、旅行に関連した広告が表示されていても、特に気にしていませんでしたが、旅行から戻ってきた今は旅行に関連した広告は必要ないと感じているはずです。この場合、My Ad Center(マイアドセンター)上で旅行に関連する広告の表示を減らす設定ができます。
興味があるジャンルの広告を増やす例
ユーザーが大切な人へのプレゼントとしてスニーカーを検討しているとします。その際、マイアドセンターを開いてスニーカーに関する広告表示を増やし、スニーカーの最新情報やお買い得情報など、スニーカーに関する広告を表示するように設定することも可能です。
My Ad Center(マイアドセンター)が展開されることで企業が受ける影響とは
My Ad Center(マイアドセンター)の展開によって、ユーザーはより自分の興味関心に合った広告を表示することができます。
そのため、企業側からしてみれば、興味関心の薄いユーザーに広告表示される広告の数が減少していくため、無駄なリーチやクリックが減って、広告がより効率化されます。
結果、企業側は無駄な広告費が減り、興味関心の合ったホットな見込み客にリーチすることができます。
My Ad Center(マイアドセンター)が展開されることで企業がとるべき行動とは?
今回のMy Ad Center(マイアドセンター)展開によってユーザーが広告の表示カテゴリーを選べ、ユーザーは自分の興味関心に合った広告を表示できます。
これにより、ユーザー側に表示される広告は興味関心のあるカテゴリーのみ表示されるようになり、クリエイティブやメッセージの重要性が増してくると考えられます。
そのため、企業は広告出稿していく上で以下のことが必要になってくると考えられます。
- よりインパクト・共感のあるクリエイティブを制作する
- よりユーザーに刺さるメッセージを作成する
- サービスの訴求軸を精査し、他社と差別化していく
広告改善するには、まず試行回数!
もし、My Ad Center(マイアドセンター)展開によってユーザーに表示される広告が興味関心のあるカテゴリーに絞られていった場合、「クリエイティブ」「メッセージ」「訴求軸」のどれかで他社の広告と差別化する必要があります。
「クリエイティブ」「メッセージ」「訴求軸」を改善していくには、試行回数を重ね、ノウハウを貯めていく必要があります。
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伊藤 康貴
マーケティング部
2018年Web広告会社に入社、比較メディアやSEOのコンサルティング営業に従事。3年間で200社以上の企業様の集客に携わる。 より集客の見識を深めるために2021年フルスピード入社。 オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティング、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務を担当している。
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