Google、「広告の透明性について(Ads Transparency Center)」を順次提供開始
Googleの検索エンジン×AI「Search Generative Experience(SGE)」とは?
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公開日:2023年06月07日
最終更新日:2023年08月30日
Googleは、2023年5月10日(米国時間)にジェネレーティブAI(生成系AI)を検索エンジンに応用した「Search Generative Experience(SGE)」を発表しました。そして2023年8月30日から日本国内で Google 検索の新機能として検索体験 (SGE -Search Generative Experience) の日本語版の試験運用を開始しました。
当記事では「Search Generative Experience(SGE)」についてわかりやすくご説明します。
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目次
- 1 Search Generative Experience(SGE)とは?
- 2 SGEの新たな広告体験!広告と検索結果が明確に
- 3 SGE発表後に追加された機能一覧
- 3.1 スナップショットにGoogle ビジネスプロフィールの写真やレビューを追加(2023/6/20追記)
- 3.2 スナップショットに画像や動画を表示(2023/8/3追記)
- 3.3 スナップショットの生成にかかる時間を半分に短縮(2023/8/3追記)
- 3.4 参照したWebサイトの公開日を明記(2023/8/3追記)
- 3.5 Webページの要点を箇条書きでまとめて教えてくれるSGE while browsing(2023/8/21追記)
- 3.6 特定の単語の上にカーソルを置くと単語の意味や定義を教えてくれる(2023/8/21追記)
- 3.7 コード生成時、色分けコードを出力してくれる(2023/8/21追記)
- 4 まずはアメリカで導入!SGEの具体的な利用方法は?
- 5 広告改善ならフルスピードのSINKA CREATIVE(シンカ クリエイティブ)
Search Generative Experience(SGE)とは?
Search Generative Experience(以下SGEと呼ぶ)は、Google検索に生成系AIを導入したもので、質問から質問へと文脈を引き継ぎながら、Webコンテンツや画像を紹介し、自然に欲しい情報を探せるようになりました。
通常の検索では、複雑な質問や一つの正しい回答が存在しないような状況に対応するのは難しいケースもありますが、SGEはAIが動的に各キーワードの答えを出力することからこのような課題にも対応できるとされています。さらに、ユーザーは単発の検索ではなく、会話のような形で質問を継続して対話的な検索体験が味わえます。
下の画像はSGEのイメージ図です。
参照:生成 AI による検索のスーパーチャージ
この生成された回答はSnapshot(スナップショット)と呼ばれます。
スナップショット(AIによって動的に生成された回答)は特定のソースから引用したものではありません。さらにソースの提示は行われず、代わりにSGEは関連するコンテンツを提示します。これにより、ユーザーはより多角的な情報を得られるようになり、以下のような場面でも使えます。
SGEの新たな広告体験!広告と検索結果が明確に
SGEにおける広告は検索結果ページに広告とオーガニック検索結果が区別できるように組み込む予定だと発表しています。現在の仕様と同様に広告が表示される場合、「スポンサー」ラベルを挿入予定(ただし、テスト中)だそうです。広告とオーガニック検索結果が区別できるようにすることで、広告の透明性を保っていきたいという意図があります。
下の画像は広告枠のイメージ図です。
参照:AIによる新たな時代のGoogle広告
また、SGEのスナップショットや会話モードの中にも検索広告やショッピング広告を直接組み込むケースもテストしていくと発表していました。
SGE発表後に追加された機能一覧
スナップショットにGoogle ビジネスプロフィールの写真やレビューを追加(2023/6/20追記)
参照:Google The Keyword「Search Labs の実験を活用して、この夏は計画、旅行、買い物をしましょう」
2023年6月中旬ごろから、ローカルクエリ(旅行や飲食、ショッピングなど場所に関連する検索キーワード)で検索すると、Google ビジネスプロフィールに投稿されている写真やレビューを含んだスナップショットが表示されるようになりました。
スナップショットに画像や動画を表示(2023/8/3追記)
参照:Google The Keyword「検索で生成 AI を使用してできる 3 つの新しいこと」
これまでは基本的にSGEのスナップショットとして表示されるのはテキストのみでしたが、回答結果を補足するような画像や動画も表示されるようになりました。動画はYouTubeで検索されたものも含めて表示されます。
スナップショットの生成にかかる時間を半分に短縮(2023/8/3追記)
シンプルな内容から複雑な問題の解決策まで、ユーザーがどんな情報を探している場合にも素早く情報を提供できるよう、AIによる回答結果の生成にかかる時間を半分に短縮しました。
Googleでは、結果の生成スピードをさらに短縮してユーザー体験を高めるために、引き続き改善中です。
参照したWebサイトの公開日を明記(2023/8/3追記)
SGEでは、回答を生成するためにWeb上のさまざまな情報を参照しますが、その参照元となるWebサイトの公開日を明記するようになりました。この機能により、回答結果の最新性やトレンド性を確認することができます。
Webページの要点を箇条書きでまとめて教えてくれるSGE while browsing(2023/8/21追記)
SGEに「SGE while browsing」というWebページの要点を箇条書きでまとめて教えてくれる機能が追加されました。この「SGE while browsing」は対象のWebページで記事の重要なポイントをAIが生成し、さらに、ユーザーが探している情報の記載部分に移動できるリンクも表示してくれます。
また、「Explore on page」という機能で、記事で回答されている質問を確認したり、関連する記載部分にジャンプして詳細を確認したりできます。
特定の単語の上にカーソルを置くと単語の意味や定義を教えてくれる(2023/8/21追記)
2023年8月15日、SGEのスナップショット(生成された回答)上の特定の単語の上にカーソルを置くと、単語の意味や定義を教えてくれる機能を追加しました。
単語の意味だけでなく、科学、経済、歴史などに関連する図や画像も表示されます。そのため、専門的な内容を調べる際、わからない単語が出てきても、毎回、別でわからない単語を調べなくて済みます。
コード生成時、色分けコードを出力してくれる(2023/8/21追記)
生成したコードを理解しやすいように、キーワードやコメント、文字列などの要素を識別しやすいように色分けして出力する機能も追加されました。これにより、コードが一目で理解できるようになります。
まずはアメリカで導入!SGEの具体的な利用方法は?
2023年8月現在、SGEはまだ一般公開されておらず、アメリカのユーザーを対象に実験中の段階です。5/10から「Search Labs」と呼ばれる、Googleで開発中の機能を先行して利用できるプログラムにてウェイトリストへの登録が開始されており、登録したユーザーは順次SGEにアクセスできるようになっているとのことです。
まだ実験中かつ改善段階ということなので、より使いやすい機能になって一般公開されるのが楽しみですね。
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伊藤 康貴
マーケティング部
2018年Web広告会社に入社、比較メディアやSEOのコンサルティング営業に従事。3年間で200社以上の企業様の集客に携わる。 より集客の見識を深めるために2021年フルスピード入社。 オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティング、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務を担当している。
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