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Twitter運用におけるKPIはどう設定する?目的別にKPI指標を解説

公開日:2022年03月14日

最終更新日:2024年06月02日

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Twitter運用におけるKPIはどう設定する?目的別にKPI指標を解説

Twitterは日本で4,500万人ものユーザーを持っており、企業での活用も広がっています。しかし、ただやみくもにTwitterを運用しても全く意味がありません。企業でのTwitter運用を成功に導くためには、最初にKPIを設定しておくことが非常に重要です。

そこで本記事では、Twitter運用におけるKPIの設定方法や目的別にどの指標を設定すべきかについて詳しく解説します。

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Twitter運用におけるKPIの重要性

具体的なKPIを設定する前に、まずはKPIの重要性について理解しておきましょう。KPIとは、「Key Performance Indicator(重要業績評価指標)」のことを示します。つまり、ビジネスにおける事業目標を達成するための中間目標であり、具体的な数値で示されます。KPIを設定しておくと、実際にどんなアクションを起こせばよいかが明確になります。

Twitter運用においては、KPIを設定することで、複数の運用者がいた場合でも投稿のトンマナや方向性を統一したり、KPIを達成するために投稿の型を変えたりできるので、売上などの最終目標の達成に近づきやすくなります。

Twitter運用においてKPIになり得る指標

ここでは、TwitterにおけるKPI指標として、インプレッション数、エンゲージメント数/率、フォロワー増加数/率、プロフィールへのアクセス数/率、いいね数、リツイート数、返信数、リンククリック数をご紹介します。

インプレッション数

ツイートがユーザーに見られた回数を示します。
ツイートがどれだけ多くの人の目に触れ、認知したかを測ることができる、最も基本的な指標です。

エンゲージメント数/率

エンゲージメント数は、ユーザーのツイートに対するアクションの合計回数です。
フォロー、いいね、リツイート、返信に加え、ハッシュタグ/URL/プロフィール画像/ユーザー名といったツイート内のいずれかの要素をクリックした場合も含みます。

エンゲージメント率は、【エンゲージメント数÷インプレッション数×100】で計算します。

いくらインプレッションが多くても、エンゲージメント数が少なくエンゲージメント率が低ければ、ユーザーの行動促進には繋がっていないと言えます、目的に応じて、インプレッションとエンゲージメントの双方を確認するようにしましょう。

フォロワー増加数/率

フォロワー増加数は、任意の期間内でフォロワーがどれだけ増えたかという指標です。
フォローされると、そのユーザーのタイムラインに投稿が表示されるようになります。フォロワーを増やすことで、定期的にツイートを見てくれるユーザーが増えるだけでなく、アカウントの権威性も高まります。一度フォローしてくれたユーザーを逃さないよう、フォロワーの求めるコンテンツを発信していきましょう。

また、フォロー率は、【フォロワー増加数÷プロフィールへのアクセス数×100】で計算します。ユーザーが興味を持ってプロフィールにアクセスしたあと、どれだけフォローに至ったかを示します。

プロフィールへのアクセス数/率

任意のツイートまたは任意の期間内でユーザーがプロフィールに遷移した回数を示します。
ツイートを見て、ユーザーがその商品や企業にどれだけ関心を持ったかを測る指標です。

プロフィールへのアクセス率は【プロフィールへのアクセス数÷インプレッション数×100】で計算します。プロフィールへのアクセス率が高いツイートほど、企業への興味関心度の増加に繋がっているツイートだと言えます。

いいね数

ツイート下部のいいねボタン(ハートマーク)が押された数を示します。
ツイートはリツイートによって広く拡散されるので、フォローしているかしていないかに関わらず、ツイートがどれだけ人気だったか、注目を集めたかを測ることができます。

リツイート数

ツイート下部のリツイートボタンが押され、リツイートされた数を示します。
リツイートしたユーザーのフォロワーにもそのツイートを見てもらうことができ、認知が大きく広がります。ツイートがどれだけ多くの人の関心を引いたかを知ることができる指標です。

返信数

ツイートに対して返信した人数を示します。
返信をしてくれるユーザーはそのツイート内容に対して特に強い関心を持っていると言えるので、企業側も丁寧に対応することが重要です。

リンククリック数

ツイート内のURLがクリックされた回数です。
ツイートの内容に関心が高く、詳細を知りたいと考えているユーザーなので、商品購入、会員登録、店舗来店など、具体的な行動に至ってくれる可能性が高いです。

KPIの設定手順

KPIの重要性が分かっていても、実際どのように設定すべきか迷っている運用者も多いのではないでしょうか。ここからは、KPIを設定するための流れを解説します。

目的(KGI)を明確にする

まずはTwitterアカウント運用の目的を明確化しましょう。目的が明確になっていなければ、Twitterを運用すること自体が目的となってしまい、ただやみくもにツイートを投稿するだけになりかねません。

「認知拡大」「購買意欲の促進」「ブランディング」「話題作り」など、Twitterはさまざまな目的で企業に活用されています。目的に応じてアカウントの全体的なテーマやコンセプト。発信するコンテンツ、トンマナを決め、一貫性のあるアカウント運用を行っていきましょう。

ペルソナを決める

どんなユーザーにアプローチしたいかという具体的なペルソナ像を決定し、そのペルソナ像に受け入れられやすいコンテンツ・トーンで発信していきましょう。ペルソナを決めるときは、商品自体のターゲットだけでなくTwitterのユーザー層も考慮することが重要です。

Twitterは日本で4,500万人ものユーザーに利用されており、男女比率は約1:1、年齢層は20~40代が多いです。逆に10代以下や50代以上をターゲット層としたい場合は、ユーザー数が少ないため、他のSNS媒体を検討したほうが良いかもしれません。

参照:【2024年2月最新版】SNSの利用者数とユーザー属性や特徴まとめ

具体的なKPIを決める

決定した目的・ペルソナに合わせてKPIを設定します。例えば、認知拡大を目的とした場合、インプレッション数を指標に置いて「1ツイートにつき平均5,000インプレッション」「1か月間で10万インプレッション」など、具体的な数値目標を設定します。

具体的な数値を決めるのに迷った場合、ベンチマークしている企業のTwitterアカウントを参考にしてみるのも良いでしょう。そのアカウントがどれくらいのフォロワー数を持っているか、平均的にどれだけのいいねやリツイートを獲得しているかなどを確認し、現実的に達成できそうな数値目標を設定してください。

また、Twitter のKPIを設定する上でのポイントを知りたい方は、株式会社キュービックが運営しているブログの「Twitter運用におけるKPI設定とは?成果が出る設定手順やポイントを解説」にて、成果が出るためのポイントを3つ解説しております。併せて参考にしてみてください。【PR】

達成スケジュールを決める

最後に、いつまでにKPIを達成するかを明確にします。期日を決めておかないと、KPIを達成しなかった場合もだらだらと運用を続けてしまい、KPIの意味がなくなってしまう懸念があります。期日を決めておくことで、運用者一人ひとりが達成に向けて危機感・責任感を持って取り組むことができ、目的達成に繋がりやすくなるでしょう。

Twitter運用での目的別のKPI設定例

ここまで説明してきたように、KPIは目的に応じて設定する必要があります。目的別にどの指標をKPIとして設定すべきか解説します。

認知度をアップさせたい場合

認知拡大と密接に関わるのがインプレッション数です。インプレッション数が多いほど多くの人の目に触れ、商品やサービス、もしくは投稿内のコンテンツを知ってもらえたと考えられます。

また、いいね数も認知度を測るのに有効です。インプレッション数だけでは、ユーザーの目に触れていたとしても印象に残ったかまでは測りにくいですが、いいね数も考慮することで商品・サービスに関心を抱いてもらえたか、気に入られたかも確認できます。

売上をアップさせたい場合

購買意欲を高め、実際に購入を促したいときはリンククリック数を指標にしましょう。リンク先をECサイトの商品詳細ページに設定しておくと、その商品に興味を持ったユーザーをスムーズに購入まで繋げることができます。

商品のファンを増やしたい場合

商品やサービスのファンを増やしたい場合は、フォロー数やエンゲージメント数、返信数をKPIとして設定すると良いでしょう。

フォローしてくれるのは、継続してその商品の情報を受け取りたいと考えているユーザーです。1つひとつのツイートを工夫し有益なアカウントであると感じてもらうことが重要です。

エンゲージメント数はいいねやリツイート、リンククリックなどツイートに対する全てのアクションを含みます。何かしらのアクションをしてくれているユーザーは、商品に対して関心または愛着を持ってくれていると言えるでしょう。

また、返信はいいねやリツイートなどの反応に比べてハードルが高いです。ネガティブな意見の可能性もありますが、ポジティブな意見の場合は商品に対して強い愛着があると考えられます。

バズを起こして話題作りをしたい場合

Twitterの大きな特徴が、リツイートにより広く拡散され「バズ」が起こることです。リツイート数が多いツイートほど多くのユーザーが注目して話題になっていると言えるので、バズらせたい場合はリツイート数をKPIに置いてください。

ブランディングに繋げたい場合

ブランディング目的の場合は、プロフィールへのアクセス数をKPIとするのが効果的です。ツイートからプロフィールへ遷移してもらえれば、企業・ブランドの認知に繋がり、さらに定期的に情報発信することで愛着も高まるでしょう。

「Twitterアナリティクス」で効果測定しよう

KPIを設定して運用を実施したら、効果測定を行ってKPI達成の進捗を確認します。Twitterのパフォーマンスを測定するには、無料で利用できる「Twitterアナリティクス」を活用しましょう。

以下でTwitterアナリティクスの見方や分析方法をご紹介します。

アナリティクスの見方

Twitterアナリティクスを表示するには、Twitterアナリティクスのページからログインするか、PC版のプロフィール画面のメニューから「もっと見る」>「アナリティクス」を選択します。また、スマートフォン版の場合は、任意のツイート下部の「ツイートアクティビティを表示」をタップすると簡易的なアナリティクスが表示されます。

アナリティクスで分かること

アナリティクスの管理画面は大きく「ホーム」「ツイート」「動画」「コンバージョントラッキング」の4つのタブに分かれています。それぞれのタブで分析できる内容は以下の通りです。

  • 「ホーム」タブ:
    直近28日間もしくは月ごとのツイート数、インプレッション数、プロフィールへのアクセス数、@ツイート数、フォロワー数を確認できます。月ごとのパフォーマンスでは、最もインプレッションの多かったツイートやエンゲージメント数の多かった@ツイートなども確認できます。アカウント全体のパフォーマンス概要を把握するのに役立ちます。
  • 「ツイート」タブ:
    任意期間内のインプレッション・エンゲージメント数の推移や、個々のツイートのインプレッション数や各エンゲージメント数を確認できます。
  • 「動画」タブ:
    動画投稿や動画広告の、任意機関内の再生回数や合計再生時間の推移、動画ごとの再生回数や再生完了数などが表示されます。
  • 「コンバージョントラッキング」タブ:
    Twitter広告を配信している場合に表示されます。任意のWebサイトやアプリにタグを埋め込むことで、Twitter広告を見たあとのユーザーの行動をトラッキングできます。

アナリティクスでの分析のコツ

仮説を立てて分析・改善する

パフォーマンスが悪いからと言ってただ色々な改善策を試すのではなく、「どのような理由があり、どのような改善をすれば成果が出るか」と仮説を立ててから改善施策を実施しましょう。仮説をたてることで、もし成果が出なかったとしてもすぐに次の仮説が生まれ、改善を繰り返すことができます。

パフォーマンスが高い投稿の傾向を見つける

ツイートの内容やクリエイティブ、文言、投稿時間など、パフォーマンスが高いツイートには傾向がある場合が多いです。傾向を見つけて次のツイートにも活用しましょう。ただし、繰り返し活用しすぎると飽きられてしまったり、トレンドと合わなくなってしまったりするので注意してください。

KPIを設定して効率的なTwitter運用を

KPIを設定することで、目標達成までの道筋が明確になります。拡散性・リアルタイム性が高いTwitterの特徴を理解し、効果的なKPIを設定して運用していきましょう。

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この記事を書いた人
松崎 明日香

松崎 明日香

マーケティング部

2020年に新卒入社後、オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティングを中心に、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務に幅広く携わる。お問い合わせ数・売上アップを目標に日々奮闘中。趣味は喫茶店・カレー屋巡り。

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