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Googleの最新技術とサービスから未来を想像する

公開日:2014年10月22日

最終更新日:2024年06月03日

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こんにちは。アナリストの荒木です。

Googleは様々なサービスを開発しており、ネットワーク上の「検索」という範囲を大きく超え、我々の生活そのものを豊かにしようと考えています。身近な例では、GmailやYouTubeがあります。

それらのサービスはGoogleの信念である「常にユーザーの利益を第一に考えることと、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」に基いて開発されています。

そこで今回はGoogleが提供しているサービスや最新技術についてご紹介し、近い未来について考えようと思います。

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Googleが提供するサービス

Googleは検索サービスを発端とした数々のWEBサービスと、Googleのサービスを使いやすくするための周辺サービス、GoogleXと呼ばれる未知領域の研究プロジェクトがあります。

Webサービス

検索エンジン
Googleといえば、検索サービスが真っ先に思い浮かぶ方が大勢いるのではないでしょうか。

その検索サービスのコアである検索エンジンは200以上のアルゴリズムによって作られており、年間500以上の改良を行っています。
Web検索だけではなく、画像、特許、動画、地図、ニュースに特化した検索を行う事も可能です。

Googleが保持している技術の凄さは、短時間で検索結果が表示されることから伺うことができます。
例えば「フルスピード」で検索すると、約730,000件のデータからたった0.55秒程度で最適なURLを表示できるほど応答時間が短いです。

Googleの検索エンジンに関する最新情報は、Search Marketing Expo(SMX)などで手に入れることが出来ます。

Gmail

Googleの検索技術を使うことで、個人がメールを整理する手間を減らす事を目的に作られた無料で使えるサービスです。

現在は、最大で15GBの保存容量を利用でき、迷惑メール対策も充実しています。

また、Gmailの画面からハングアウトを使って友人と会話をすることが出来ます。
Gmailのリリース(英語)

Google+
ソーシャルネットワークサービス(SNS)です。

Google+で「+1」したページの投稿が検索結果に表示されることもあります。

Google カレンダー
カレンダー機能に加え、ToDoリストも利用できます。

さらに、Chromeブラウザを使うとオフラインでもアクセスすることが出来ます。

Google ドライブ
無料のオンラインストレージです。
オンラインで文書、プレゼンテーション、スプレッドシートなどを作成して共有できます。

なかでもスプレッドシートは複数人で同時にアクセスでき、他のユーザーがどのセルを編集しているかリアルタイムで確認することができます。

(参考)
Googleが提供しているWEBサービス
http://www.google.co.jp/about/products/

デバイス関連

Android(アンドロイド)
スマートフォンやタブレットなどのOSで、2014年現在ではシェア1位です。

※シェアについて

Android Wear(アンドロイドウェア)
腕時計型ウェアラブルデバイス向けOSです。
Android携帯端末で受け取った通知をAndroid Wear端末で操作することができます。

また本体に向かって「OK Google」と声をかけると、音声で質問ができ、Googleカレンダーに登録した情報を先読みしてAndroid Wearに表示することもできます。

Google Chrome OS(Googleクロームオーエス)
Google Chrome OSが搭載されたPCをChrome Bookと呼び、数秒程度で電源を入れてから起動することが出来ます。

全ての作業はクラウドに保存されたデータを利用し、WEBブラウザで行います。

発表当初にGoogleが提供するWEBサービスが素晴らしいからこそ成り立つサービスだと感心した記憶があります。

Project Glass(プロジェクトグラス)
GoogleXの一つで、メガネ型ウェアラブルデバイスです。

「OK Glass」と声をかけるとアプリケーションを起動することができるようです。

例えば登山道のナビや写真、ビデオ撮影、メールの送受信なども出来ます。

(参考)Google+ページ
https://plus.google.com/+GoogleGlass/posts

Google driverless car(Google ドライバーレスカー)
GoogleXの一つで、人の運転操作を必要とせずに走行できるロボットカーです。

既に16万キロ以上のテスト走行を実施していて、完全に自動運転で走行出来ているそうです。

この技術は、居眠り運転など人間が運転することで生まれるリスクをなくしたり、音声技術と合わせれば目の不自由な人でも遠出ができるメリットがあります。

(参考)
Google driverless car

Google Contact Lens(Googleコンタクトレンズ)
GoogleXの一つで、地球上の19人に1人いると言わる糖尿病患者に向けたプロジェクトです。

血糖値を監視することができるウェアラブルデバイスで、コンタクトレンズで実装されます。

小型の無線チップとセンサで涙液中のグルコースレベルを計測し、健康管理に役立ちます。

(参考)
Google Contact Lens
http://googleblog.blogspot.jp/2014/01/introducing-our-smart-contact-lens.html

インフラ関連

Project Loo(プロジェクトルーン)
GoogleXで個人的に一番気になるプロジェクトです。

世界の人口の3分の2がネットにアクセスできない状況をGoogleが打破しようと、気球を使ってインターネットを広げる試みです。

このプロジェクトは2013年の6月からにニュージーランドでテストが行われています。

気球を航空機が飛んでいない約18kmから27km程度の成層圏まで浮上させ、空気の出し入れで気球の高度を調整し、気球が回る軌道を大まかに制御することでネットワーク網を作ります。

(参考)
Project Loon
http://www.google.com/loon/

Google Cloud Platform(Googleクラウドプラットフォーム)
Googleが使っているインフラと同じ環境を提供しています。

PaaSのApp Engine、IaaSのCompute Engine、ストレージやNoSQL管理型データベース、MySQLデータベースを利用することができます。
また、クラウド内に保存されたテラバイト級のビッグデータに対して数秒で解析できる環境を提供しています。

Googleのインフラが使えるということは、レスポンス速度がとても早い!と言い換えられることが出来ます。

検索エンジンの例で取り上げましたが、たった0.55秒程度で約730,000件の情報を整理できる処理能力を自分で使うことが出来ます。

(参考)
Google Cloud Platform
https://cloud.google.com/

まとめ

数々のサービスを提供してくれるGoogleですが、全てのサービスは「常にユーザーの利益を第一に考えることと、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」の延長線にあります。

そして、様々なプロジェクトは検索エンジンをユーザーが使うための環境を整えるためにあるのではないかと考えています。

そのコアである検索エンジンは、ナレッジグラフの導入により文字ではなく物事を理解するようになり、ハミングバードの導入により会話を理解するようになりました。

この2つの技術だけに注目しても、人間とロボットの対話が現実味を帯びてきています。

少し先の未来では、今の最新技術に磨きがかかり、ロボットと人間が友達のように話したり、ロボットを通じて遠くの友人と会話することが当たり前になるのではないでしょうか。

(参考)
TED:Where’s Google going next?

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この記事を書いた人
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株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。

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