2年目Web担当者のための、Google Search Console使いこなし実践テクニック
非承認しても不自然リンクのサンプルとして表示される事例
- Google Search Console
- SEO外部対策
公開日:2014年05月15日
最終更新日:2024年06月03日
こんにちは。Growth Seed編集部です。
Googleウェブマスターツールで「外部からの不自然なリンク」メッセージを受け取り、非承認をしたにも関わらず、その後のメッセージに非承認時に含めていたサイトが低品質リンクとしてサンプルで表示されてしまう事例を紹介します。
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目次
外部からの不自然なリンク警告の対応手順
事例のご紹介の前に、まず外部からの不自然なリンク警告を受け取った際の手順をおさらいします。
- Googleウェブマスターツール「検索トラフィック」>「サイトへのリンク」からサンプルリンクを抽出します
- サンプルリンクを目視で確認し、Googleガイドライン(※1)に抵触すると思われるものを抽出します。
- ガイドラインに違反するものの中で撤去できそうなものは撤去します。
- 撤去できないものについては非承認ツールを使用します。
- 非承認ツール(リンク否認ツール)アップロード後に数週間経過を待ったのち(※2)、再審査リクエストを送信します。
※1 ガイドライン違反について
リンクプログラム-ウェブマスターツールヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/66356
※2 リンクを否認する-ウェブマスターツールヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/2648487
非承認した情報の処理に関して「数週間かかることがあります」との記述があります。
再審査リクエストを送信した後、返信が来るのを待ちます。
(目安ではおおよそ1~2週間で返信メッセージが来ます)
不可解な返信メッセージ
この手順で再審査リクエストを実施後、問題がなければ「手動によるスパム対策を取り消しました」とのメッセージが来ます。
反対にまだ不自然なリンクが残っていた場合には「Googleの品質に関するガイドラインに違反しています」というメッセージと共に不自然なリンクのサンプルURLが約3つ提示されます。
多くの場合、まだ剥がしていないURLや非承認ツールにかけられていないURLが提示されます。その際に稀に非承認ツールにかけたにも関わらずサンプルURLとして提示されるケースがあります。
「剥がせないもの」として非承認ツールにアップロードしているにも関わらず「一部がガイドラインに違反しています」というメッセージが来ているというわけです。
想定では2つの解釈があると考えています。
解釈1「非承認の処理が行われていなかった」
一つ目の解釈は「非承認ツールの処理前に再審査リクエストを送信したためサンプルURLとして提示された」というものです。
上記の図の通り、非承認ツールでアップロードした情報が処理される前に再審査リクエストを送付してしまったため、サンプルリンクに非承認申請したURLが掲載されてしまったのではないかというものです。
このケースの場合、少し時間を置いて、再度「剥がせない」という旨を再審査リクエストの申請文に記載し送付したところ手動対応を解除することができました。
非承認ツールの情報が処理されたかどうかが明確に数値として出てくるものでもないので判断が難しいところなのですが、他に怪しいリンクがない場合には一旦時間を置いて再度リクエストを送付してみると良さそうです。
解釈2「提示されるURLはあくまでサンプルでしかない」
解釈1のケースとは異なり、何回再審査をかけても同じURLが提示されることがありました。
これは「サンプルで提示されるものについてはあくまでサンプルである」という解釈をすることができます。
ウェブマスターツールのサンプルリンクのリストに表示されないので、この場合ahrefsなどのサードパーティーツールを使用し、他のバックリンクを探し当てることで解決の糸口を探し出します。
以上、不自然リンクのサンプルに関しての事例でした。
再審査リクエストの対処の際の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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