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ブランドパルスレポートとは?解決できる課題・測定指標・活用方法まとめ!

公開日:2025年10月14日

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ブランドパルスレポートとは?解決できる課題・測定指標・活用方法まとめ!

この記事を読むと理解できること

2025年10月9日、YouTubeは新たに「ブランドパルスレポート」と呼ばれる分析ツールを発表しました。ブランドパルスレポートは、有料広告・クリエイター動画・オーガニックコンテンツを横断してブランドの影響力を可視化できる革新的なレポートです。当記事ではブランドパルスレポートとは何かを紹介したうえで、解決できる課題・測定指標・活用方法など分かりやすく解説します。

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YouTubeのブランドパルスレポートとは?(発表日:2025年10月9日)

YouTube上のブランドの影響力を可視化・測定できる機能

YouTubeのブランドパルスレポートとは「YouTube上の自社ブランドの影響力を可視化・測定できる機能」です。ブランドパルスレポートは2025年10月9日にGoolge公式ブログにて発表されました。ブランドパルスレポートを利用すると、有料広告だけでなく、クリエイターとのコラボ動画やユーザー生成コンテンツ(UGC)、そしてオーガニックな投稿までも網羅し、どこでどのようにブランドが登場し、どんな影響を与えているのかを一元的に把握できます。

ブランドパルスレポートを利用することで、これまでバラバラに管理されていた各コンテンツの効果をまとめて評価できるようになります。特に、視聴者がブランドに出会う接点が多様化する中、こうした統合的な視点は必要不可欠でしょう。

ブランドパルスレポートはマルチモーダルAIが採用されている

ブランドパルスレポートには「マルチモーダルAI」と呼ばれるAI機能が搭載されています。マルチモーダルAIとは「テキスト、音声、画像など、複数の種類の情報を同時に処理できる人工知能」です。

このマルチモーダルAIによって、YouTube動画内のロゴや製品写真などの視覚情報、音声内でのブランド名の言及、さらにタイトルやキャプションといったテキスト情報まで、複数のデータソースを組み合わせて分析を実施することを実現しています。例えば、クリエイターがレビュー動画の中でさりげなく製品を紹介しているようなシーンも見逃しません。

ブランドパルスレポートいつから利用できるか?

現在、ブランドパルスレポートは一部の広告主向けに先行提供されていますが、今後数ヶ月のうちにさらに多くの企業に開放される予定です。GoogleおよびYouTubeは、戦略的パートナーと連携し、精度の向上やユーザビリティの改善を進めながら段階的に展開していくと発表しています。

ブランドパルスレポートで解決できる課題

統合ビューで有料・オーガニックの配信結果を一括分析できる

ブランドパルスレポートで課題解決が期待できること1つ目は「統合ビューで有料・オーガニックの配信結果を一括分析できる」ことです。これまでのマーケティング分析では、有料広告とオーガニック動画が別々に管理されており、施策全体の効果を一目で把握するのが難しいという課題がありました。ブランドパルスレポートでは、これらを一つの「統合ビュー」で可視化することにより、オーガニックでの話題化が有料施策にどう波及しているか、逆に広告が自然な言及をどう促進しているかまで分析できます。

クリエイターの言動影響度を明確にできる(=自然な言及も検出し評価)

ブランドパルスレポートで課題解決が期待できること2つ目は「クリエイターの言動の影響度を明確にできる(=自然な言及も検出して評価)」ことです。クリエイターとのコラボ動画や、非公式なレビュー動画における「自然なブランド言及」はこれまで定量化が難しかったはずです。ブランドパルスレポートでは、マルチモーダルAIが映像・音声・テキストのあらゆる要素からブランドの登場を検出し、指標として可視化します。これにより、クリエイター施策の本当の効果を把握できるようになり、単なる“起用”から“戦略的パートナーシップ”へと進化させることが可能になります。

限定的だった成果測定を柔軟にできる(=検索リフトなど新しい指標で“行動”を把握)

ブランドパルスレポートで課題解決が期待できること3つ目は「限定的だった成果測定を柔軟にできる(=検索リフトなど新しい指標で“行動”も把握)」ことです。従来の分析は視聴回数やエンゲージメントに偏りがちでしたが、ブランドパルスレポートでは「検索リフト」や「視聴時間シェア率」など、行動に結びつく新しい指標が導入されています。

ユーザーが動画視聴後にブランドを検索するという“次のアクション”を捉えることで、単なる認知度向上ではなく、ブランドへの関心や購買意図まで見据えた戦略立案が可能になります。広告主にとっては、ファネルの上から下までの流れを一貫して把握できる点が最大の魅力です。これにより、ブランディング施策とダイレクト施策の効果を両面から評価できるようになります。

ブランドパルスレポートで測定できる主な指標

測定できる主な指標内容
合計ユニーク視聴者数どれだけの個別ユーザーにリーチしたか
総再生時間シェアカテゴリ内での視聴シェア率
検索リフトYouTube上の露出が検索行動に与える影響
オーガニック×有料の相互作用両方に接触したユーザーの行動変化

ブランドパルスレポートでは、YouTube上のブランド露出を定量的に把握するために、「合計ユニーク視聴者数」「視聴時間シェア」「検索リフト」「オーガニック×有料の相互作用」などの指標が用意されているようです。「検索リフト」といった行動変化に基づいた指標も用意されており、従来のデータ分析以上に視聴者の行動変化を細かく分析できるように調整されていることが理解できます。

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ブランドパルスレポートの活用方法

人気のオーガニック動画を広告でブーストさせる(=ROIの高い広告投資が可能に)

ブランドパルスレポートの活用方法の1つ目は「人気のオーガニック動画を広告でブーストさせる」です。オーガニック動画の中には、想定以上にパフォーマンスが高く、広告を一切使わずに視聴数やエンゲージメントを獲得しているものがあります。

ブランドパルスレポートでは、成果を出しているオーガニック動画をAIが自動で識別し、広告でのブースト対象として提案することが可能です。これにより、すでに関心が高いコンテンツを起点に、広告費を効率的に投下できるため、ROIの最大化が期待できます。

クリエイターとのコラボ効果を定量化する(=インフルエンサーの起用効果を可視化)

ブランドパルスレポートの活用方法の2つ目は「クリエイターとのコラボ効果を定量化する」です。インフルエンサーマーケティングは効果的ですが、効果測定が難しいことがネックでした。ブランドパルスレポートでは、クリエイターによるブランド言及や製品露出をAIが自動検出し、視聴者数、言及数、視聴時間などと関連付けて分析するため、単なる「起用実績」ではなく、「実際にどれだけブランド価値を高めたか」という評価が可能となります。

これにより、長期的に成果を出せるクリエイターとの本質的なパートナーシップ構築が進み、マーケティング戦略の軸足がより効果重視へとシフトするでしょう。

広告投資の配分調整の実施(オーガニック強化or有料投資など)

ブランドパルスレポートの活用方法の3つ目は「広告投資の配分調整の実施」です。ブランドパルスレポートを活用することで、どのチャネルが最も効果的かを数値で比較できるようになるため、広告予算の最適化が可能です。

例えば、有料広告がオーガニック動画の視聴増加に繋がっていることが確認できれば、その効果を加味して予算を拡充するといった判断が可能になります。逆に、特定のクリエイター動画が高いリーチを持っているのであれば、広告費を抑えつつ自然拡散に任せる判断もできます。

【まとめ】YouTube上の自社ブランドの認知度を高めよう!

ブランドパルスレポートは「YouTube上で自社ブランドがどこで・どう見られているかを可視化する革新的な分析ツール」です。現状では、すべてのYouTubeコンテンツ管理者が利用できる機能ではありませんが、今後数ヶ月での利用拡大をYoutubeは発表しています。ブランドパルスレポートを活用し、YouTube上のブランド活動を再定義し競争優位を築きましょう。


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この記事を書いた人
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株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。

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