企業がTwitterアカウントを運用するメリットや始め方、コツを解説
#ハッシュタグキャンペーンを成功させる3つのコツ
- SNSキャンペーン
公開日:2017年10月20日
最終更新日:2021年02月12日
今、最も多くの企業が取り組んでいるSNSキャンペーンのひとつが「ハッシュタグキャンペーン」ですよね。ハッシュタグキャンペーンは成功すれば”流行”を生み出すほどの大きな可能性を持っていますが、一歩やり方を間違えてしまうと、誰にも見つけてもらえないまま終わってしまうというケースも少なくなりません。
ハッシュタグキャンペーンを成功させるためには、キャンペーンを「ただ、開催するだけ」「ただ、告知をするだけ」ではいけません。多くのファンを味方につける、ハッシュタグキャンペーン成功のコツをご紹介していきましょう!
目次
そもそも、 #ハッシュタグキャンペーン とは?
ハッシュタグキャンペーンとは、主にInstagramやTwitterなどの「#ハッシュタグ」機能を活用したキャンペーンのこと。指定の #ハッシュタグ と共に、ユーザー自身に写真などをアップしてもらう方法が主流です。「口コミを広めたい」、「写真を通じてブランドイメージを高めたい」など、ブランディングを目的とする場合に向いていると言えるでしょう。
Facebookにもハッシュタグ機能はありますが、Facebookではユーザープロフィールを「友人まで公開」に設定している人がほとんどなので、ユーザーの投稿の集計が難しくなる傾向にあります。そのため、基本的にハッシュタグキャンペーンはInstagramやTwitterで開催するのがおすすめです。
基本的には両SNSを活用して開催したほうが良いですが、あえて1つのSNSに絞って開催するなら、「写真をアップして欲しい」、「オシャレなイメージにしたい」という場合はInstagram、「感想などのテキストをアップして欲しい」、「より気軽に投稿して欲しい」という場合はTwitterで開催すると良いでしょう。
▼ハッシュタグキャンペーンの事例
引用:http://pocari-nomanakya.jp/
キャンペーンへの応募はInstagramやTwitterでポカリスエット公式アカウントをフォローし、「#ポカリのまなきゃ」か「#ポカリたべなきゃ」を付けて投稿するだけ! みんなの投稿がふえると、当選確率もあがるので、どんどん投稿して、『ポカリ、のまなきゃ。』オリジナルグッズをゲットしよう!
ハッシュタグキャンペーンを開催する際は、参加条件のひとつに「公式アカウントのフォロー」を入れることも多いです。ハッシュタグ投稿を増やすだけでなく、公式アカウントのフォロワー増加にも役立ちます。
ハッシュタグキャンペーンにおけるKPI設定
実際にハッシュタグキャンペーンを開催する際は、効果測定をするために以下のようなKPI指標を設けると良いでしょう。
キャンペーン参加者の数
まず、最も大切になるのが”キャンペーンの参加者数”です。”どれだけの人がハッシュタグキャンペーンに参加してくれたのか”を測るためのKPI指標を設けましょう。
具体的な指標:ハッシュタグ件数、フォロワー数など。
キャンペーン投稿が届いた人の数
ユーザー自らが参加・発信などの行動を起こしてもらうのが、ハッシュタグキャンペーンの特徴です。キャンペーン参加者の投稿がどれだけの人に投稿などを届けることができたのかを測る指標も設けると良いでしょう。
具体的な指標:キャンペーン参加ユーザーのフォロワー数など。
ハッシュタグキャンペーンを成功させる3つのコツ
ハッシュタグキャンペーンを成功させるために、3つのコツを押さえましょう!
①ファンが投稿したくなる仕組みを作る!
ユーザーのハッシュタグ投稿をしてもらうためには、「SNSで投稿したい」と思わせるキャンペーン内容にすることが肝となります。そのため、まずはユーザーがソーシャルメディア上で、どのような投稿をしたいと感じるかを考えることが大切です。
- ユーザーが投稿する理由
- ・”こんなことをしたなぁ”という記録をしたい
・”こんなに素敵なものがあったよ!”と友人に共有したい
・”凄いところに行ってきたんだよ!!”と周りに自慢したい
・”イケてる”と思われるため自分ブランディングをしたい
・タイムラインを美しいレイアウトで構成したい(特にInstagram)
一方で、以下のようなキャンペーンだとユーザーは投稿したくなくないと感じるでしょう。
- ユーザーが投稿しない理由
- ・時間をむだにしたくない、面倒くさい
・自分のタイムラインを汚したくない
・周りに”ダサい”と思われたくない
つまり……以下のような内容であれば、「投稿したい!」とユーザーに思ってもらえる可能性が高まると言えるでしょう!
- ユーザーが投稿したいもの
- ・アップすることで、かっこよく見える
・自分のタイムラインが汚されない
・難しくない、気軽にアップできる
ハッシュタグキャンペーンでよくある失敗例
「誰も投稿してくれない」、「数少ない投稿写真も、ブランドイメージ向上に繋がるものではない」……このような状態になってしまった場合、ハッシュタグキャンペーンは失敗と言えるのではないでしょうか。
よくある失敗例をもとに、ハッシュタグキャンペーン開催時の注意点をご紹介します。
- 投稿させようとする内容がダサい
- ハッシュタグキャンペーンの投稿対象は、ユーザーに「ダサい」、「自分のタイムラインにアップしたくない」と思われてしまうと、投稿数は増えにくくなるでしょう。
「ダサい」と思わせてしまう投稿対象の代表例としては、”広告っぽい素材”、”生活感が漂うもの”、”特定商品との自撮り写真”などが挙げられます。 - 応募方法が複雑
- 「応募までの流れは10ステップ!」など、応募方法が複雑だったり多くのステップが必要だったりすると、ユーザーは面倒くさく感じるため投稿してくれません。また、複雑さゆえにユーザーの応募漏れが起きる恐れもあるでしょう。ユーザー自身は「キャンペーンに参加した」と思っていたのに、そもそも対象から外れてしまっていたとわかったら、クレームなどにも繋がりかねません。
応募方法は、短く簡潔にするよう心掛けましょう。 - 何を投稿すればいいのかわかりにくい
- 例えば、「”ありがとう”を表現する写真を投稿してください」というハッシュタグキャンペーンのお題。……一見すると、Instagramっぽくて雰囲気の良さそうなキャンペーン内容です。しかし、実際に1ユーザーの立場になって投稿しようと考えてみると、どうでしょう? 何を投稿すればいいのか分かりにくいですね。
ユーザーは「失敗」することを嫌います。「このキャンペーンでこれをアップしていのかな?」と考えることも”面倒くささ”に繋がるため、キャンペーンで指定する投稿対象は、ある程度具体的に「何を投稿すれば良いのか」イメージできる内容にすることが大切です。
ハッシュタグキャンペーンの存在をしっかりと告知する!
せっかくハッシュタグキャンペーンを開催しても、ファンの方々に気づいてもらえないのでは勿体無いですよね。ファンの方々に参加してもらえるよう、しっかりと告知も行うようにしましょう!
ファンにお知らせする/PUSH型告知
ハッシュタグキャンペーンに参加してもらえる見込みがあるファンに、しっかりと告知を行いましょう。
- 広告を配信する
- プレスリリースを出す
- タイムラインで目を留めてもらえるよう、 キャンペーン名や画像を工夫する
ファンに見つけてもらう/PULL型告知
既存ファンの方々に、自らキャンペーンを見つけてもらいやすくなるための工夫も大切です。
- ハッシュタグを付ける
- オウンドメディアに掲載する
- 店舗や会場にポスター・チラシを設置する
- 館内放送をする
当選者には”ファン”が欲しがるプレゼントを贈る!
ハッシュタグキャンペーン開催時には、投稿を促すためにも「抽選で〇名様にプレゼント」などのインセンティブを設けるのが一般的。このプレゼント選定も非常に重要です。
例えば、商品券など”誰でも欲しいプレゼント”は応募のハードルを低くできる一方、キャンペーンが終わると同時に用ナシになってしまうことも少なくありません。投稿のハードルを下げてキャンペーンの参加者を増やすことはもちろん重要ですが、本来の目的である「ブランドのファンを増やす」ことに繋がる参加者を集めることが大切です。
「誰でも嬉しい」より、「ファンが最大限に喜んでくれる」ことを意識したキャンペーンにすることが大切です。プレゼントをきっかけに、ファンが自社サービスの魅力を再認識できたり、もらったプレゼントをさらにSNS上でアップして拡散してもらえたりすると、キャンペーンは大成功だと言って良いでしょう。
▼ファンに喜ばれるプレゼントの事例
引用: https://tagplus.jp/kamosea-shower/
ハッシュタグ「#カモシーシャワー」をつけて、Instagramに投稿してください。
全応募作品の中から最優秀作品を大賞として1組様(1組最大5名様)に、鴨川シーワールドの1日館長体験をプレゼントいたします。
水族館の鴨川シーワールドさんでは、過去にハッシュタグキャンペーンでフォトコンテストを開催し、優秀作品を投稿した方には「1日館長体験」をプレゼントしています。水族館が好きなファミリー層にとって、とても魅力的で希少価値の高いプレゼントだと言えるでしょう。
ハッシュタグキャンペーンを開催する際は、以下の3点を意識した内容にすることが大切です。
・ファンが「投稿したい」と思うキャンペーンを!
・ファンが「拡散したい」と思うプレゼントを!
・ファンが「投稿したくない」と思ってしまうネックを潰す!
ハッシュタグキャンペーンを開催するときも、ファンの立場にたって考えることが大切です。ファンの方に自社サービスをより愛してもらうきっかけとなり、そこからさらに新しいファンが増えるきっかけとなる。そんなハッシュタグキャンペーンを開催しましょう!
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