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URLに「www」あり・なしでSEO効果は?統一すべき理由や設定方法を解説

公開日:2019年09月24日

最終更新日:2024年07月30日

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www

URLにおいて「http://www.xxxxxx.jp」という形式の「www」ありと、「http://xxxxxx.jp」という形式の「www」なしがあります。
実は、WebサイトのURLでは「www」をつけることも外すことも可能です。また、両方を併用することもできます。
サイト運営者の方の中には「どちらがSEO効果が高いのか」「wwwありかなしかを統一するべきか」が気になる方もいらっしゃるかと思います。本記事では、そんなサイト運営者向けに「www」ありなしのメリットとデメリット、統一するべき理由や、設定方法を紹介します。

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そもそも「www」とは

wwwはワールドワイドウェブ(World Wide Web)の略称

WebサイトのURLのドメインの前にある「www」は「ワールドワイドウェブ(World Wide Web)」の略で、「www」はホスト名を表しており、接続するサーバーを指定するものです。わかりやすく言うと「www」に続くドメインなどと組み合わせてインターネット上の住所を表しています。しかし、URLに「www」を含んでなくても問題はありません。

wwwの歴史

  • www.xxxxxx.com ウェブサーバー
  • mail.xxxxxx.com メールサーバー
  • ftp.xxxxxx.com FTPサーバー

元々、インターネット初期の頃はサーバーのスペックが低かったため、上記のようにサーバーをWeb用やメール用など分けて運用することが多く、役割別にサーバーとサブドメインを用意することが多かったようです。現在ではサーバーのスペックが高まり、インターネットの一般的な利用者にとっては、wwwとその他を区別する必要性は現在ではほとんどなく、慣習のようなものになりました。

wwwありとなしの違い

今ではWebサイトのURLは、「www」ありにするのか、なしにするのかを選択することができます。またどちらかに統一することや、併用することもできます。

「www」のあり・なしのSEOへの影響(優劣は特にない)

「www」のあり・なしのどちらにするかによって、サイト運営や検索結果の順位に大きな影響があるのかと言うとそのようなことはありません。SEOの観点から見ても検索順位の決定に際して優劣はないとされています。そのため「www」あり・なしは好みにもよります。ユーザー目線で見てみると「www」がない場合は「ドメインの文字数が短く簡潔でわかりやすい」「短いので入力がしやすくなる」など印象の面でメリットがあるくらいです。

ただし、「www」あり・なし両方のURLが存在する場合、どちらかに統一する必要があります。

「www」のありなしを統一すべき理由(SEO効果が下がってしまう)

URLに「www」があってもなくても、SEOに直接の影響はありません。ですが併用するのではなく、どちらかのURLに統一する必要はあります。もしも「www」あり・なしの2つのドメインが共存している状態であれば、ユーザーには同じページが表示されるので問題はありませんが、検索エンジンはそのドメインを別のものとして認識してしまう可能性があります。

そのため、どちらのドメインからでもアクセスできる状態にあると、Googleからのページ評価が分散され、結果としてSEO効果が薄れてしまう可能性があります。最悪の場合には、Googleから重複コンテンツやユーザビリティを損なうものとしてペナルティを受ける可能性もでてきます。

そうならないためにも、ドメインを「www」あり・なしのどちらかに統一し、評価を分散させないことでSEO効果が期待できるようになります。

「www」ありなしを統一する設定方法を紹介

それでは、URLの「www」あり・なしを統一するための設定方法を順番に解説していきます。

「.htaccess」を使う

「www」あり・なしを統一する方法としてまず「301リダイレクト機能を使う」というものがあります。
この301リダイレクト機能は、「.htaccess」ファイルにリダイレクトのコードを記述するという方法です。「.htaccess」はテキストファイルなので簡単に作成でき、専用コードは3~4行で追加できます。この方法は検索エンジンに対して強力な効果があるので、確実に統一させたいときにおすすめの方法になります。

「canonicalタグ」を使う

次に「canonicalタグ」を使ってURLを統一する方法を説明します。「canonicalタグ」とは、URLを正規化するためのタグのことで、htmlファイルの<head>内に記述することでURLの正規化をします。

例えば、http://xxxxxx.jp/aaa/ と http://www.xxxxxx.jp/aaa/ という2つの重複コンテンツが存在し、http://xxxxxx.jp/aaa/ のWebページを正規化(インデックスして、検索結果に表示)したい場合、http://www.xxxxxx.jp/aaa/ の<head>に下記のように記載する必要があります。

<head>
<link rel=“canonical” href=“http://xxxxxx.jp/aaa/” />
</head>

この正規化するURLを記載するときには、相対パスではなく、絶対パス(省略されていない正式なURL)を使うことをGoogleは推奨しています。このURL部分に間違ったURLを記載してしまうと、正規化されないどころか、他のページの評価を下げてしまう恐れもあります。必ず、URLに間違いがないかを確認しましょう。

これによりURLの「www」あり・なしや、URL末尾の「/index.html(php)」など重複する可能性があるページが複数存在する場合に、優先させるページを検索エンジンに伝えることができます。
<header>内に優先させたいURLを指定して記述することで、URLが正規化されます。

この「canonicalタグ」は「.htaccessファイル」が使用できない環境のときにも使うことができ、このタグを使うことで統一ができるようになります。

「Google Search Console」を使う方法は廃止

「Google Search Console」を使って「使用するドメイン」の種類(wwwありかなしか)を指定する機能が以前はありましたが、現在は廃止されています。この方法はあくまでもGoogleに対しての意思表示ができる機能であって、「canonicalタグ」や301リダイレクトの併用も望ましいとされていました。

Googleはこの機能の廃止にあたって、今回紹介したような「canonicalタグ」や301リダイレクトの使用、それにサイトマップ(sitemap.xml)の使用などによる正規化を勧めています。

URLを統一する正規化でSEO効果を高めよう

WebサイトのURLのドメインが複数存在している状態であれば、「.htaccess」「canonicalタグ」などの方法でドメインを統一しましょう。ドメインを統一することでページの評価が分散されるようなことはなくなります。ドメイン評価があがることで、SEO効果が期待できるようになります。SEO効果をあげるためにも、必ず対策しておくことをおすすめします。

また、自身のWebサイトをSEO施策をしたい場合は、下記施策を実施することもおすすめです。

  • タイトルの中に上位化させたいキーワードが盛り込まれているか?
  • ディスクリプションの設定においてわかりやすい紹介文になっているか?
  • 構造化マークアップできる情報があるか?又は構造化マークアップを使っているか?

他にもSEOをする上で確認した方がいいポイントはいくつかあります。さらに知りたい方はこちら

また、ご自身でSEO内部対策を行いたいようであれば、下記バナーからダウンロードできる内部対策チェックシートをご活用して頂けたらと思います。
内部対策チェックシートでは、計34項目のチェックポイントの確認方法から改善方法までまとまっています。きっと皆様の内部対策の作業にお役立ちできると思います。

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この記事を書いた人
伊藤 康貴

伊藤 康貴

マーケティング部

2018年Web広告会社に入社、比較メディアやSEOのコンサルティング営業に従事。3年間で200社以上の企業様の集客に携わる。 より集客の見識を深めるために2021年フルスピード入社。 オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティング、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務を担当している。

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