2014年06月27日
こんにちは。Growth Seed編集部です。 当社では多くのキーワードを定点観測し、研究分析をしています。今回はその中でもかなり特殊な検索結果を紹介します。 具体的なキーワード名は伏せさせていただきますが、誰もが知っているブランド名の複合キーワード「ブランド名 アウトレット」や「ブランド名 アイテム名」などです。
それらの検索結果の1ページ目の多くが迷惑サイトで埋まっている事例です。
※注:何が埋め込まれているか分からないので怪しいと思われるサイトにはアクセスしないようにしてください。
こちらは某ブランド名複合キーワードの検索結果です。
一部ぼかしを掛けていますが日本語キーワードの検索に対して、別の国のドメインが入ってきています。 そしてスニペット(説明文箇所)を見ると何故か日本語。つまり、ギリシャサイト(ドメイン)の中に日本語のサイトが入っているようなイメージです。 通常日本向けのドメイン、あるいは一般ドメインに日本語サイトがあるのが普通なのでこの検索結果が異質なのは分かりやすいでしょう。
サイトの中身を確認してみると面白いことが分かります。 トップページやその他のページにアクセスすると普通に運用されているサイトが確認でき、そのサイトの一部に先程のスパムページが生成されていました。 図解すると以下のような感じです。
海外のサイト運用者がこのようなページをわざわざ(しかも日本語で)作ったとは思えないので、おそらくはどこかの何者かにハッキングされたのではないかと想定しています。
※実際に一部のページではサイト名で検索を掛けると「このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります。」という表記が出てきます。
こういったあからさまなスパムページは一時的に上位表示されるもののすぐに下落してしまいます。Googleのスパム捕獲能力が高いことがわかりますね。
ただしいくつものドメインで膨大なスパムページが生成されているため一時的に下落をしても、今度は他のドメインに寄生したスパムページが上位表示される・・・といった流れになっており一部検索キーワードではスパムが全く消えないという悲惨な状況になっています。
これらの事例は計測している限りでは海外のサイトに寄生するケースが非常に多いですが、日本のサイトでも寄生されている事例がありました。全くの他人ごとではないということですね。 実際にどのような経路でハッキングされるのかは不明瞭な部分が多いですが、検知対策の一つとしてウェブマスターツールの登録を推奨いたします。
Google側でハッキングを検知した場合、ウェブマスターツール「セキュリティの問題」からURLなど詳細を確認することができます。
ウェブマスターツールを導入する有用性については特集記事で紹介していますのでこちらも参照下さい。
参照:Googleウェブマスターツールを導入する必要性
今回の記事は以上となります。 最後までご覧いただきありがとうございました!
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