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記事のクリック数を増やしたい!シンプルな見出しが推奨!(ワシントン・ポスト等の3万件以上のフィールド実験データより)

公開日:2024年06月17日

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記事のクリック数を増やしたいならシンプルな見出しが推奨(ワシントン・ポスト等の3万件以上のフィールド実験データより)

当記事ではハーバード大学の研究者によるワシントン・ポスト等の3万件以上のフィールド実験データから得られた「クリックされた見出しの分析結果」と「記事のクリック数が増える見出しの書き方」についてご紹介します。研究結果として、「オンライン記事のクリック数を増やしたい場合、複雑な見出しにせずシンプルな見出しが推奨」との結果が出ています。

※ニュースメディアの調査結果ではありますが、オウンドメディア運営担当者にとっても価値がある情報だと思いましたので、ご紹介いたします。

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シンプルな見出しが読者のクリック率をどう変化させるか研究

ワシントン・ポスト紙の見出しデータ研究の概要と背景

今回ご紹介する「ワシントン・ポスト紙の研究」の概要ですが、この研究はハーバード大学の研究者が行ったフィールド調査で、2021年3月3日から2022年12月18日までの間に実行された実験データを元に実施された研究となっています。ワシントン・ポスト紙とアップワーシー紙の約9,000件の見出しテストと24,000件以上のヘッドラインを含む30,000件以上の実験の分析を実施し「どんな記事の見出しが読者の関心を引きつけやすいのか?」を調査しています。

この研究の背景には「情報過多の現代において、読者が迅速に理解できる情報を求めている」という現実背景が存在します。

ワシントン・ポスト紙の見出しデータ研究の分析結果

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引用:https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adn2555

上図の通り、ワシントン・ポスト紙とアップワーシー紙の見出しデータによる実験分析結果は、オンラインニュースの読者がシンプルな書き方を好むことを示しています。複雑な言葉を使うと読者の関心を引く力が弱まりクリック率が低下することが明らかになっています。1つの結論として「オンラインの情報環境では見出しのシンプルさが重要」だと理解できる結果だと言えるでしょう。

シンプルな見出しがクリック率を高める理由

シンプルな見出しで読者は情報を素早く理解できるから

『サイエンス・アドバンス』誌に掲載されたこの研究では、シンプルな見出しは「読者が情報を素早く理解できるためクリック率が高まる」としています。

また、シンプルな見出しには信頼性を高めやすい傾向があるとも引用記事でまとめられています。たしかに見出しをシンプルに調整するためには「書きたい結論」が筆者の思考としてまとまっていないと不可能ですし、正確に情報を嚙み砕いて言語化しない限りは見出しを読みやすくするのは困難であると当記事の筆者の経験からも感じられます。見出しをシンプルに表現するためには、それ相応の努力が必要であり、その努力は読者にとっての信頼性に紐づく気もします。

複雑な見出しは読者に誤解を招かせるデメリットあり

対して、複雑な見出しは「読者の理解を妨げクリック率を低下させる要因」となることも分かっています。複雑な言葉や専門用語を多用すると、読者は見出しを理解するのに時間を消費し興味を失うリスクを高めます。

さらに複雑な見出しは読者の誤解を招くリスクにもなりえますので、読者の信頼を損なうリスクに派生する可能性さえ秘めています。そのため、ニュースメディアは見出しをシンプルに保ち、読者の関心を維持し続ける必要があるとも理解することができるでしょう。

ジャーナリストはシンプルな見出しを好まないことが示された

一般読者に向けてクリック数を増やしたいならシンプルな見出し推奨

今回の調査によって、「シンプルな見出しを好むのは一般読者であることが分かった」ようです。オンラインメディアの場合は基本的に不特定多数の一般読者を対象として記事作成することが多いかと思いますので、まさしくシンプルで完結な見出しで整えた記事が求められる機会が多いはずです。

ジャーナリスト(プロ)に向けて記事作成する場合は複雑な見出し推奨

対して「シンプルな見出しを好まないのはジャーナリスト(=プロ)であることも分かった」ようです。これすなわち、対象の記事コンテンツに関する業界情報などをすでに理解していて、より情報深度の深い、練り込まれた記事を求めている読者はシンプルな見出し構成に物足りなさを感じているということかもしれません。

シンプルな見出しを書く方法とテクニック

専門用語を避ける/分かりやすい言葉で説明する

シンプルな見出しを作成するためには専門用語の使用を避けることが重要です。専門用語は特定の読者には有益ですが、一般読者には理解しづらくなることが難点です。

インターネット上で不特定多数の読者に読んでもらう場合は、シンプルな言葉を選んで見出しを作成して幅広い読者に情報を効果的に伝えることをお勧めします。専門用語を多用すると読者層を狭める可能性があることを念頭に置き、ストレスなく読める記事の作成を心掛けましょう。

能動態(=アクティブボイス)で見出しを整える

能動態(=アクティブボイス)を使用することも、シンプルな見出しを作成するための効果的な方法です。アクティブボイスは、文章を直接的で力強くし、読者に対して明確なメッセージを伝えることができます。

例えば、「政府は新しい政策を発表した」という能動態(=アクティブボイス)の見出しは、「新しい政策が政府によって発表された」という受動態(=パッシブボイス)の見出しよりも、読者にとって直接的で理解しやすい文章であるはずです。

画像やグラフやアイコンなどで視覚的な分かりやすさを追求する

シンプルな見出しだけでなく、視覚的要素を活用することも、読者の関心を引くために重要です。画像やグラフ、アイコンなどの視覚的要素を見出しと組み合わせることで、情報がより分かりやすくなり、読者の注意を引きつけやすくなります。視覚的要素は、特に複雑な情報を伝える際に効果的であり、読者が情報を迅速に理解する手助けとなります。

シンプルな見出しで読者の関心を高め「サイトへのクリック数増加」を目指そう

当記事のまとめです。シンプルな見出しが「オンラインメディアの一般読者の関心度を高めてクリック数増加に貢献する」ことがワシントン・ポスト等の3万件以上のフィールド実験データの分析から分かりました。今回の調査はアメリカのオンラインニュースメディアを調査しており、日本人一般読者を対象としたものではありませんが、1つの大きな研究結果であるはずです。

「読者の関心を高めてクリック数を増やす方法」を多くのSEO担当者が求めているはずです。①見出しに専門用語を極力使わない、②見出しを能動態(=アクティブボイス)で整える、③画像やグラフやアイコンなどで視覚的な分かりやすさを追求する、の3点を意識し、記事コンテンツを作成されてみてはいかかでしょうか?読者にとって魅力的なコンテンツを公開することが出来れば、結果的に最良のSEO施策になるはずです。

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この記事を書いた人

矢野翔大

パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。

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