Ahrefs Content Explorerはバズる記事の傾向がわかる!?
【保存版】これだけは覚えておきたいAhrefsの使い方(ダッシュボード編)
- Ahrefs
公開日:2014年09月25日
最終更新日:2024年08月08日
※こちらの記事は2014年9月に公開した記事です。最新版のAhrefsの使い方に関してはこちらの記事でご紹介しています。
当社がAhrefs社と提携して販売提供をしているバックリンク調査ツール「Ahrefs Site Explorer」(以下「Ahrefs」)。
機能的には非常に幅広くカバーしているのですが、今回は「この使い方だけは知っていて欲しい!」という機能についておまとめします。
「今まで知らなかったけど、興味を持った」という方は、無料版(回数制限あり)もありますのでぜひ一度触れてみてください。
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目次
Ahrefsとは?
Ahrefs Site Explorer & Backlink Checker
AhrefsとはウクライナのAhrefs社が開発したバックリンクを調査するためのツールです。
Ahrefs社が独自で保有しているクローラーがウェブサイトを巡回しバックリンクデータを確認できるようになっており、クロールしているサイトの多さ、インデックスの速さが特長です。
具体的な数値は以下の通り。
- 数兆のウェブサイト情報を保有
- 30分毎にインデックスを更新
- 1日あたり 1,000,000,000 ページ以上をクロール
- 当社共同開発によるサイトレーティング
- 最大 1,000,000 件の被リンク生データを提供
- 多方面からの切り口による詳細な分析
- ソーシャルシグナルを踏まえた評価
(参照:フルスピード、SEO 業界最大級の被リンク分析ツール「ASE -Ahrefs Site Explorer-(日本語版)」の国内販売を開始 )
当社はAhrefs社と提携することにより、その機能をより分かりやすく使えるように提供しています。
今回の特集で紹介するのは一番最初の導入部分となるダッシュボード。
ここが理解出来るだけでAhrefsの見え方が大分変わって、リンクについての理解もより深くなります。
早速、その機能を見てみましょう。
Site Explorerでバックリンクを調査する
メニューにある「Site Explorer」の項目をクリックします。
クリック後の画面はこちら。入力フォームが表示されます。
使い方はとてもシンプル。
- 検索窓に調査したいドメイン、またはURLを入力します。
- 条件選択をします。
「2」の条件選択項目は以下の通りです。
- 「URL」:URL完全一致
(http://www.fullspeed.co.jp/にURL対してのみのバックリンク) - 「Prefix」:URL前方一致
(http://www.fullspeed.co.jp/の下層ページも含んだバックリンク) - 「domain/*」:サブドメインを除いたドメインの情報を調べる
(fullspeed.co.jpのサブドメインを含まないバックリンク) - 「*.domain/*」:サブドメインを含むドメインの情報を調べる
(fullspeed.co.jpのサブドメインを含んだバックリンク)
今回は「http://www.fullspeed.co.jp/」のドメイン全体(*.domain/*)のバックリンクについて調べてみます。
情報を入力後に「Search Links」をクリックします。
ダッシュボード項目の紹介
クリック後にダッシュボードが表示されます。
この結果だけでも非常に視覚的に分かりやすいものになっていますが、より理解を深めるために詳細をご説明します。
内訳はこのような感じです。
ちょっと項目が多いですが、順を追って確認しましょう。
1.メニュー
ダッシュボードメニューです。
「Inbound Links」は検索しているドメインやURLが受けているバックリンクの詳細です。
- Links:バックリンクの詳細
- 増加 / 減少:バックリンクの増加減少の詳細(どのリンクがいつ貼られたのか?)
- アンカーテキスト分析:バックリンクのアンカーテキストの内訳
- 被リンクドメイン分析:バックリンクのドメイン内訳
- 増加 / 減少:バックリンクドメインの増加減少の詳細(どのドメインからいつ貼られたのか?)
- リンク元IP:バックリンクのIP内訳
「Outgoing Links」はそのサイトから(ここで言うとfullspeed.co.jpから)の発リンク詳細です。
- 発リンクドメイン分析:そのサイトからどのドメインに発リンクをしているか
- アンカーテキスト分析:そのサイトからどのようにアンカーテキストを設置しているか
「データのエクスポート」はここで取得できるデータをダウンロードできます。
バックリンク系の調査や報告をする際に使いやすい形式になっています。
- CSV:「バックリンク数/リンク元ページ数」「アンカーテキスト分析」「クロールページ」「リンク元ドメイン」の生データを一覧をcsv形式で獲得できます。資料などでバックリンク調査する際に便利です。
- PDF:ダッシュボード項目をPDFのレポート形式で見やすく加工してくれます。Ahrefsのデータを資料として出したい時にサクッと作れてしまうので便利です。
2.ドメイン(URL)評価
そのドメインやURLに対しての評価です。
- URL Rank:Ahrefs社が付けたそのURLに対してのランク(Googleの評価とは関係ありません)
- Ahrefs Domain Rank:Ahrefs社が付けたそのドメインに対してのランク(Googleの評価とは関係ありません)
- 被リンク:選択したURL(またはドメイン)に対しての被リンク数
- 被リンクドメイン分析:選択したURL(またはドメイン)に対しての被リンクドメイン数
※「URL Rank」「Ahrefs Domain Rank」については、バックリンクを元にAhrefs社独自ののスコア計算が使用されており、数値の目安は0~30「あまり人気がない」、31~70「一般的」、71~100「とても人気がある」とされています。
3.ソーシャル評価
ソーシャルシグナルの評価数です。
左からGoogle+、Twitter、Facebookの「いいね!」、Facebookのシェア数となっています。
入力したURLに対しての数値です。
4.バックリンクデータ
- リンク元ページ:バックリンク元のページ数総数
- 被リンク総数:バックリンクの総数
- Crawled Pages:Ahrefsのクローラーが遷移した、ドメインまたはURL内のオリジナルページ数
(この場合、fullspeed.co.jp内のページを306ページ辿ったということになります) - リンク元IP:リンク元のIP数
- Referring Subnets:リンク元IPのサブネットアドレスの数
- 被リンクドメイン分析:選択したURL(またはドメイン)に対しての被リンクドメイン数(「メニュー」内の「被リンクドメイン分析」と同様)
- Governmental:バックリンクのgovドメイン数(政府機関のドメイン)
- Educational:バックリンクの教育機関(ac.jpなど)ドメイン数
- .com:バックリンクのcomドメイン数
- .net:バックリンクのnetドメイン数
- .org:バックリンクのorgドメイン数
5.バックリンクタイプ
どのようなところからバックリンクが設置されているのかが分かる項目です。
- テキストリンク:テキストでリンクが貼ってある数
- follow:followリンクの数(制限がかかっていない通常のリンク)
- nofollow:nofollowリンクの数(nofollowでページランクを引き渡さないように設定されているバックリンク)
- サイトワイドリンク:フッターやサイドメニューなどから設定されているリンク数
- サイトワイドリンク以外:「サイトワイドリンク」以外のリンク数
- リダイレクト:リダイレクトを挟んだリンク数
- 画像:画像のリンク数
- フォーム:フォームを辿っているリンク数
- Governmental:バックリンクのgov(政府機関)URL数
- Educational:バックリンクの教育機関URL数
6.リンク推移グラフ
前述の内容を直近10ヶ月に渡って可視化できるようになっています。
青線がバックリンクのページ数増減の推移、オレンジの線がバックリンクドメイン数増減の推移となっています。
こちらは棒グラフで週毎のリンクの増減が分かるようになっています。
Nofollowリンクやリダイレクトリンクも色分けして視覚化されているので便利ですね。
その他、ページを下にスクロールすると他の情報も視覚化されています。
色合いも美しく、見やすいのでおすすめです!
(注意点)Googleのクローラーとは挙動は必ずしも同じではない
以上がAhrefsダッシュボードの簡単な説明です。
ここで一点だけご注意いただきたいのが、このツールはAhrefs社が独自のクローラーを回してバックリンクを調査しているため「Googleのクローラーの挙動や評価とは必ずしも同じではない」ということです。
「バックリンクが減っているのですがGoogleのインデックスが削除されたためですか?」ということもよく聞かれますが全くの無関係です。
あくまでAhrefsのクローラーが巡回~再巡回した際にバックリンクが減っていることを確認したために数値的な減少をしているというもの。ここがGoogleの評価とは必ずしも同じではないことに注意しましょう。
中にはGoogleが辿っていてもAhrefsのロボットが辿っていないというケースもありますので、そこも注意です。
ただ、バックリンクを調査するツールというのは世界的にも少なく、他のバックリンク調査ツールと比較しても機能やバックリンクの回収数も非常に多いツールですので、まだこの機能を使い切っていない人はぜひとも参考にしていただき使ってみてください!
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