2014年04月30日
こんにちは。ライティング担当の東根です。
たくさんコンテンツを持っているけれど、アクセス数も少ないし、内容自体がパッとしない。そんなときは一度タイトルの付け方に着目してリライトに挑戦してみましょう。新しく実のあるコンテンツを作り直した方が早いともいえますが、まず今までのコンテンツの何がダメだったのかを見直すいい機会にもつながります。
*HTMLのタグでいうtitleが重要なのはSEOの世界では常識ですが、キーワードを入れるという観点以外の方法でのアプローチについて今回は説明します。
目次
キャッチー(「人の気を引く」のような意)なタイトルを作るのにはある程度経験も必要となってきますが、以下の3パターンを意識しておけば、誰でも一定のクオリティを持つタイトルを作り出すことが可能です。
イメチェン前:保険の上手な見直し方 ↓ イメチェン後:保険料1万2千円カットを実現!保険の見直し術
変身前のタイトルも、ストレートで特に問題がないようには見えます。しかしありきたりで、数あるメニューの中にちょこんと落ち着いてしまっているイメージです。読むの面倒くさいなと思われてしまいます。
これを数字でイメチェンさせてみましょう。
数字を出すことで記事が途端に現実味を帯び始めます。元のタイトルでは保険料のダウンについて漠然としか意識できませんが、「1万2千円カット」という言葉が頭に入ってくると、その人の頭の中で1万2千円という数字に絡んだイメージ(「3回くらい飲みに行けるな…」「1年で10万円以上になるな…」など)が次々と浮かび上がります。
セールス的なコンテンツでなくとも、例えば「とあるおもちゃ屋の歴史」というタイトルを「とあるおもちゃ屋 42年間の歴史」のように変更しただけでもずいぶん印象が違います。
イメチェン前:舌下免疫療法とは何か ↓ イメチェン後:鼻水まみれのあなたを救う「舌下免疫療法」
タイトルだけで、「あ、これ私」と思わせてみましょう。「太っているあなた」ですとか「真面目なあなた」のような広いくくりよりも、「小太りのあなた」ですとか「時間厳守のあなた」のように、より個性に近づけたタイトルの付け方の方が効果を発揮します。「そこの奥さん!」と声をかけられるより、「そこの美人の奥さん!」と声をかけられた方が反応がいいに決まっていますよね。
イメチェン前:バレンタインの失敗エピソード集 ↓ イメチェン後:悲劇過ぎて泣ける!「バレンタイン」の失敗エピソード集
イメチェン後では、その記事を読むことで読者が得られる体験を明示しています(ともすれば扇情的なフレーズを追加しただけのようにもとれますが…)。
悲劇過ぎて泣けている自分を思い浮かべて、ちょっと面白い気分にさせられます。本当にそうなの?と懐疑的な興味を引き立てる効果もあります。
「タイトルだけで」のように書いてきましたが、タイトルの見直しは、コンテンツ内容自体の見直しにもつなげることができます。
本来、タイトルが面白ければ面白い本文が書けますし、面白い本文があれば面白いタイトルが付くものです。
タイトルはあくまで広告のようなもので、提供するサービス(=本文)の中身が薄ければ、その後のアクション(商品やサービスの購入、ファンの獲得)につながりません。
数字を際立たせたタイトルに変身させたのであれば、その数字の根拠となる説明をもっと加えたくなるはずです、「あなたのため」のタイトルに変身させたのだとすれば、その人のペルソナ(年齢、性別、性格などの人物像)をより意識した原稿にしたくなるはずです。
タイトルの付け方を変更することで、軸が生まれてくるわけです。
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