公開日:2015年01月14日
最終更新日:2021年02月12日
あけましておめでとうございます!Growth Seed編集部です。 2015年1回目の今回は、今年一年の(というよりも今後の)コンテンツ周辺の変化などを予想してみようと思います。
目次
2014年、公表されているだけでも数々のGoogle検索アルゴリズムがアップデートされました。 5月と9月に発表された、コンテンツの品質評価に関するパンダアルゴリズムのアップデートをはじめ、10月のペンギンアップデート、5月と6月のペイデイローンアップデートなど、代表的なものだけを見ても、いろいろなアルゴリズムがアップデートされました。
2015年以降Googleが、アルゴリズムの進化を止める事は100%あり得ません。今後もより評価の基準を厳しく、且つ広範囲に適用できるように進化を続けていくはずです。
ではGoogle検索のアルゴリズムが進化していくと、検索結果はどのように変わっていくのでしょうか。 アルゴリズムはより複雑になっていますので、それぞれのアルゴリズムでどのような変化が起きるのかは予想しにくいのですが、Googleが掲げる10の事実にある通り、ユーザーの利便性が向上するような変化が起きるはずです。
つまり、ユーザーが知りたい情報にいち早く到達できるように検索結果が洗練されていくはずなので、今まで検索エンジン経由でアクセスする人がいなかったようなページからも新規ユーザーが獲得できる状況になるのではないかと考えています。
ニールセンの調査結果によると、2014年4月時点でスマホからのインターネット利用者は4,000万人を超えています。2015年1月現在、この数字がどうなっているのかは分かりませんが、2013年から2014年の伸び率を考えると、すでにスマホからのインターネット利用者がPCからのインターネット利用者を超えていてもおかしくありません。
2014年4月時点でスマホからのインターネット利用者は4,000万人を突破 「インターネットへの入り口はスマホへ移行 ~ニールセン スマホシフトを見える化したレポートを公開~ ニールセン株式会社」より引用
フルスピードでは、アクセス解析アナリストによるWebサイト改善提案も行っていますので担当者に聞いてみたところ、スマホからのアクセスが全体の過半数を超えるWebサイトも珍しくなくなっているそうです。
現時点でのスマホからのインターネット利用者数がどうであれ、2015年も引き続きスマホからWebサイトにアクセスする人は増加していくものと考えられます。 そのため、情報を発信する側も「ユーザーはスマホで閲覧する」という事を意識してコンテンツを制作していく必要性が高まるでしょう。
では、スマホで閲覧される事を意識したコンテンツとは、どんなコンテンツなのでしょうか。
スマホでの表示に最適化されたWebページを準備しておく事は、もはや必須と言えるでしょう。Googleは2014年11月に、スマホでの検索結果上にて、スマホに対応したページを区別する事ができるラベルの導入をアナウンスしました。
スマホ対応ページには、こういったラベルが付くようになっています 「検索ユーザーがモバイル フレンドリー ページを見つけやすくするために – Google ウェブマスター向け公式ブログ」より引用
私も実際スマホで検索をしているときに、検索結果に似たような内容のページが表示されていたら、このラベルが付いているページを選んでタップします。「スマホ対応」のラベルが付いたページの方が、やはり圧倒的に読みやすいからです。
将来的にはスマホでWebサイトを閲覧する時のユーザビリティなどが、ランキングを決めるアルゴリズムに反映される事も考えられますので、もしまだ準備していない場合には、早めに準備しておく事をお薦めします。
ただし、スマホに最適化したページを用意するだけでは十分と言えません。 読んでもらいたいコンテンツにも工夫をする必要があるのではないかと考えています。
例えばコンテンツの文字量。スマホでWebサイトを閲覧するタイミングは、待ち時間などのちょっとした空き時間などで、ゆっくりと閲覧するというよりも、ササッとチェックする程度の事が多いのではないでしょうか。 そんな時いかに有用なコンテンツであっても、5,000文字も6,000文字もある長文を読む事は少ないと思います。
そんな時に有効なのは、コンテンツの概要をまとめたページや目次を用意する事です。 例えばlivedoorニュースでは、コンテンツの概要をまとめたページを用意してあり、ザックリとした内容が分かるようになっています。
こういったページを用意しておけば、興味のある人だけが本文を読もうとするはずなので、例えコンテンツの本文が長文でもユーザーにストレスを感じさせずに済むはずです。 こういったページを用意する事が難しくても、ページの上部にコンテンツ本文の目次を用意しておけば、同じような効果が期待できると思います。
もうひとつ、スマホでWebサイトを閲覧するユーザーの増加に合わせて、SNSでの活動がますます重要になってくると思います。 これはコンテンツを気に入ったユーザーが、facebookのいいね!をしたり、Twitterで呟いたりといった行動をする可能性が高いと考えられるためです。
こういったSNSでコンテンツをシェアしてくれたユーザーは、そのWebサイトに対して好意的な感情を持っていると考えられますので、WebサイトのfacebookページやTwitterアカウントを使い交流を深めていく事で、ロイヤルカスタマーにしていく事も可能ではないでしょうか。
SNSアカウントも作成したけど放置している、何も決めていないのでなんとなく運用しているといった場合、SNSをどのように活用するか、真剣に考えておく事をお薦めします。
2014年はコンテンツマーケティング、コンテンツSEOという言葉が一般化し、大きく広まった年だったと言えるでしょう。 しかしいろいろと見ていると、残念ながら名前ばかりのコンテンツマーケティングになってしまっている事も少なくなかったのではないかと思います。
2015年はGoogleの検索アルゴリズムのさらなる進化に合わせて、多様化するニーズやユーザーの行動に合わせたアプローチが重要になってくると考えられます。単にコンテンツを作って公開すれば良いという時代ではなくなっています。
2016年、同じように今年を振り返ると思いますが、その時どんな世の中になっているか、いまからとても楽しみです。
GrowthSeed編集部
株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。
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