公開日:2016年03月30日
最終更新日:2021年02月12日
2016年4月の電力自由化を目前に控え、報道や広告でも目にすることが増えたように感じます。家庭のお財布を握っていると思われる主婦層の電力自由化への期待値はどの程度なのか、また、各企業のアプローチは届いているのか?WEBアンケートにて独自調査しました。
目次
(n=106)
水道光熱費(水道、電気、ガス)のうちでどの金額を一番気にいるかという質問に対して、「電気代」と回答した方が67.9%で最多となりました。家計の中でも電気代の管理は重要と考える人が多いようです。「水道代」「ガス代」はともに11.3%、「どれも気にしていない」は9.4%で、「電気代」以外の回答はすべて10%前後となっています。
電気代の節約で心がけていることについては、「使わない部屋の電気を消すようにしている」が76.4%で最多となりました。次いで「エアコンについては常に気にして温度調節している」「電気使用量をチェックしている」と続きます。
多くの方が、使わない部屋の電気を消すという節電は実施しているようです。また、エアコンは電気代がかかるといわれることが多いことから、温度調節も意識している方が多いという結果になりました。 意外だったのは、4人に1人が電気使用量をチェックしているということ。このことから電気代に関する意識は割と高いと言えるのではないでしょうか。
電力自由化の関心度合いについては、「ニュースなどで概要がわかっていればいいと思うレベル」が35.8%と最も多く、次いで「興味があるのでテレビや新聞で特集や解説があれば見るようにしている」が28.3%となりました。それ以外は、「ほとんど興味がない」「非常に関心がありどれぐらい安いかをネットなどで自分で調べたりしている」「乗り換え検討」「既に申し込んだ」という順になりました。
「ほとんど興味がない」「ニュースなどで概要がわかっていればいいと思うレベル」「その他」を除くと45.3%となり、およそ半分が電力自由化に関心を抱いていて積極的に情報を取得しているという結果となりました。 そのうち、「乗り換えの検討」や「既に申し込んだ」行動的な動きをされた方は、6.6%とまだ少ない状況と言えます。 現時点では「どんなものかなんとなく、もしくはある程度は知っておきたい」という方が一番多いと言えます。
電力自由化に関して印象的な広告があるかどうかの質問には、「ある」34.9%、「ない」65.1%という結果となりました。現在、各社がさまざまな広告を出していますが、記憶に残る広告はまだ少ないと言えるでしょう。
電力自由化に関してどのメディア見かけることが多いかという質問に対しては、テレビCM:50%、テレビ番組:33.0%となり、テレビメディアでの露出が圧倒的に多い結果となりました。次いで、「インターネット広告:6.6%」「インターネット記事:5.7%」となっていますが、まだまだインターネットでの露出は少ないようです。
電力自由化になっていつごろ電気事業者を乗り換えようと考えているかの質問では、「乗り換えをしようと思っていない:50.0%」が半分を占めました。
また、おおよそ4人に1人が6か月以内に乗り換えようと考えていることがわかりました。 電力自由化は、企業にとっても消費者にとっても影響が大きいため、メディアでの露出も多い状況です。そうしたなかで、「とりあえずどんなものか情報を収集した方がいい」と考えている消費者はかなり多く存在しますが、現時点で実際に乗り換えようと考えている積極的な消費者はそれほど多くないという結果となりました。 まだ様子見ということでしょう。 今後、乗り換える人が増えるのと同時に企業の差別化などが進むことで、徐々に乗り換え機運が高まっていくと考えられます。
イラスト出典:いらすとや http://www.irasutoya.com/
GrowthSeed編集部
株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。
「インターネットユーザーは意外に広告の存在に寛容!?」自社レポート「広告ブロック機能」に関する意識調査
3割の人が8月11日祝日を“山の日”だと「知らなかった」。山へ行く気持ちになるのは1割弱 ~30代社会人に聞いた「山の日」に関する意識調査~
流行語と人気動画の関係を調べてみた!?流行り言葉の条件を探る。
UGCとは?SNSマーケティングにおける重要性や創出のコツ、活用事例を解説
非常食の確保は85%以上。でも「避難場所の確認」は半数以下!?~都内の主婦が答えた「防災に関する意識調査」~
広告主、代理店の立場を経験した担当にインタビュー!―第2回 丸投げはNG!丸投げにならないために企業担当がやるべきこと―
バナーデザインの変更でCVR約200%改善!Line広告クリエイティブ改善事例
【初心者必見】ホワイトペーパーとは? 作り方や活用法、メリットなど
【2021年最新】IT導入補助金2021を分かりやすく丁寧に解説!(2021.10.01更新)
BtoB企業がCVR改善するときの優先順位とは
ECサイトの検索窓の使用頻度を2.97倍改善!ファーストビュー改善事例
効果の出るバナー制作のポイントとは?制作手順を徹底解説
サイトM&Aの売り方、買い方を「UREBA」に聞いてみた
効果が高まるファーストビューのデザインは?作成と改善のコツを解説
ABテストのやり方と押さえておくべきポイントとは?サイト・LPを改善しよう
Webマーケティングにお困りの際は お気軽にご相談ください