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アフィリエイト広告のEPCとは?EPC改善メリット・目安・改善方法を解説

公開日:2024年06月25日

最終更新日:2024年11月13日

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アフィリエイト広告のEPCとは?EPC改善メリット・目安・改善方法を解説

この記事を読むと理解できること

当記事ではアフィリエイト広告主目線で知っておきたい「アフィリエイト広告のEPCとは何か?EPCの改善メリットやEPCの目安、EPCの改善方法」をご紹介いたします。

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目次

アフィリエイト広告のEPCとは何か?

アフィリエイト広告のEPCとは何か?

EPCとは「アフィリエイト広告1クリックあたりの期待収益」

EPC(Earnings Per Click)とは、アフィリエイト広告1クリックあたりの期待収益を示す指標です。EPCはアフィリエイト広告の効果を評価する際に非常に重要な要素であり、広告主やアフィリエイターにとって欠かせないデータです。

例えば、1件5,000円の報酬案件があり、その案件が100クリック1件の成果を生む場合のEPCは50となります。以下の計算式を確認してみて下さい。

5,000円 ÷ 100クリック=50(EPC)

つまり、EPCが高いアフィリエイト広告というのは「1クリック毎の期待値が高いアフィリエイト広告」だということが理解でき、EPCをチェックすることで「アフィリエイト広告の収益性を簡単に比較する」ことができます。例えば、ある広告プログラムAのEPCが他のプログラムBよりも高ければ、その広告プログラムAの方がアフィリエイター目線では「より多くの収益をもたらす可能性が高い広告」であることを示します。つまり、アフィリエイターはEPCをチェックし「最も収益性の高いであろう広告を選択してアフィリエイトサイトに広告掲載する傾向がある」ことをまず理解しておく必要があります。

EPCの計算方法

改めて説明しますと、EPCは「総報酬額 ÷ クリック数」で計算されます。例えば総報酬額が10,000円でクリック数が500回の場合のEPCは20円となります。この場合の計算式は以下の通りです。

10,000円 ÷ 500クリック=20(EPC)

確定率(承認率)とは?

アフィリエイターはEPCだけでなく「確定率(承認率)」と呼ばれる指標もチェックしています。確定率とは「注文が入った案件が最終的に広告主サイドによってどれだけ確定されたかを表す割合」を意味します。具体的にはアフィリエイト広告から2件の注文が入ったとして、その注文を成果として広告主が1件は成果確定し、もう1件は成果を確定しなかった場合、確定率は50%となります。

1(確定数) ÷ 2(確定数+キャンセル数)× 100 = 50%(確定率)

アフィリエイターはEPCと確定率の2指標を確認して期待値の高いアフィリエイト広告を選択する

要するに、アフィリエイターは「EPCの高さ」と「承認率の高さ」を確認し、アフィリエイト広告を選択していることになります。EPCが高くて承認率が100%のアフィリエイト広告の場合はEPCを見るだけでその広告のポテンシャルが分かりますが、EPCが高くても、承認率が50%しかないものは、実質EPCが50%減するのと同じ状況となります。

当記事ではEPCに関する情報を中心にまとめますが、確定率も重要な要素ですので、しっかり理解しておきましょう。

アフィリエイト広告主がEPCを改善するメリット(=EPCを高める重要生)

アフィリエイト広告主がEPCを改善するメリット(=EPCを高める重要生)

アフィリエイト広告の競合との比較時に優位に立てる

EPCを高めること「競合他社のアフィリエイト広告案件との差別化が図りやすくなる」ためアフィリエイト広告主にとって大きなメリットです。高いEPCを提供する広告はアフィリエイターにとって魅力的な選択肢となります。

より多くの広告をアフィリエイトサイトに掲載してもらえることで「今まで以上の広告クリック数」が期待できるようになり、アフィリエイト広告主にとっても認知度と収益性を向上させることに繋がります。さらに、高いEPCは「そのアフィリエイト広告の信頼性や効果を示す指標」にもなるため、広告主のブランド価値向上にも寄与します。

本気でアフィリエイト広告に取り組むアフィリエイターに広告掲載されやすくなる

EPCが高いアフィリエイト広告は収益性が高いため「本気で収益を上げたいと考えているアフィリエイター」が積極的に広告掲載してくれる傾向があります。「本気で収益を上げたいと考えているアフィリエイター」は相対的にアフィリエイトスキルが高く、彼らに自社アフィリエイト広告を掲載してもらうことで露出頻度を確保でき、広告クリック数の増加が期待できるため広告主の収益性向上も期待できるようになります。

また、優れたアフィリエイターに自社のアフィリエイト広告を掲載してもらえることで「質の高いトラフィック」が集まり「コンバージョン率も向上」する可能性が高まります。アフィリエイト広告主にとってプラス要素だと言えるでしょう。

EPCの目安・具体例

ジャンルEPC
グルメ・食品0.12円~264.70円
ファッション0.06円~257.65円
旅行0.27円~201.14円
金融/投資/保険1.34円~4445.24円
仕事情報0.80円~5500.33円

引用:A8.net

EPCの具体的な数値は業界や商品、サービスによって異なります。一般的には高価格なアフィリエイト案件が多い金融・投資・保険ジャンルや仕事情報ジャンルのEPCは高くなる傾向があります。対して、低価格なアフィリエイト案件が多いグルメ・食品ジャンルやファッションジャンルはEPCが低くなるなる傾向があります。アフィリエイト広告主は「自社のEPCが業界標準と比較してどの程度か」を把握し、必要に応じて改善策を講じることが重要です。

グルメ・食品業界のEPCは比較的低い数値に収まる

ジャンルEPC
グルメ・食品0.12円~264.70円

グルメ・食品業界のEPCは「他業界のEPCと比較すると比較的低い数値に収まる傾向」があります。特に上表での調査では、下限のEPCが低いことが分かります。これは販売商品である食品の価格が他業界の価格よりも安価であることが理由です。とはいえ、上表の上限のEPCから理解できる通り、高単価な食品の商品の場合はEPCも高くなる傾向があることも読み解けます。

ファッション業界のEPCは比較的低い数値に収まる

ジャンルEPC
ファッション0.06円~257.65円

ファッション業界のEPCも食品業界と同様に「他業界のEPCと比較すると比較的低い数値に収まる傾向」があります。特に上表での調査では、下限のEPCが低いことが分かります。これは販売商品であるファッション商品の価格が他業界の価格よりも安価であることが理由です。とはいえ、上表の上限のEPCから理解できる通り、高単価なファッション商品の場合はEPCも高くなる傾向があることも読み解けます。

旅行業界のEPCは比較的平均的な数値に収まる

ジャンルEPC
旅行0.27円~201.14円

旅行業界のEPCは「他業界のEPCと比較すると平均的な数値に収まる傾向」があります。これは販売商品である旅行商品の価格が他業界の価格よりも安価でもなく、高価でもないからでしょう。

金融/投資/保険業界のEPCは比較的高い数値に収まる

ジャンルEPC
金融/投資/保険1.34円~4445.24円

金融/投資/保険業界のEPCは「他業界のEPCと比較すると比較的高い数値に収まる傾向」があります。特に上表での調査では、下限のEPCが1円を超えていることが分かります。これは販売商品である金融商品の価格が他業界の価格よりも高価であることが理由です。さらに、上表の上限のEPCから理解できる通り、高単価な金融商品の場合のEPCはかなり高くなる傾向があることも読み解けます。

キャリア業界(仕事情報関連)のEPCは比較的高い数値に収まる

ジャンルEPC
仕事情報0.80円~5500.33円

キャリア業界(仕事情報)のEPCは、金融業界のEPCと同様に「他業界のEPCと比較すると比較的高い数値に収まる傾向」があります。特に上表の上限のEPCから理解できる通り、高単価なキャリア商品の場合のEPCは5000円を超えるほど高くなる傾向があることが読み解けます。

アフィリエイト広告主がEPCを改善する方法

アフィリエイト広告主がEPCを改善するメリット(=EPCを高める重要生)

CVRを高める(LPの見直しなど)

コンバージョン率(CVR)を高めるために「ランディングページ(LP)の定期的な見直し」が有効です。ユーザーがアフィリエイト広告をクリックして遷移先のランディングページに訪れた際に、購入行動や登録行動などのユーザーアクションを促すための最適なページデザインや内容になっているか確認する必要があります。例えば、キャッチコピーの改善、フォームの簡素化、信頼性を高める証拠(レビューやテスティモニアル)の追加などが効果的です。

アフィリエイト報酬単価を上げる

アフィリエイト報酬単価を上げることで「アフィリエイターのモチベーションを高め広告の掲載頻度を増やす」ことが期待できます。アフィリエイト広告の報酬が高く設定されることで、今まで以上に多くのアフィリエイターが積極的に広告掲載してくれる確率は高まり、結果としてクリック数やコンバージョン数の増加が期待できるようになります。ただし報酬単価を上げる際には、広告主の収益性を考慮して適切なバランスを保つことが重要です。

承認率を上げる(承認・却下条件を見直す)

承認率を上げるためには「広告主が設定する承認・却下条件を見直す」ことが重要です。広告の承認率を上げることで今まで以上にアフィリエイターが成果を達成しやすくなります。具体的には、「過度に厳しい条件を緩和し公平かつ透明な承認基準を設ける」こと、「承認プロセスを迅速化」するなどが有効です。これらの承認率緩和によってアフィリエイターのモチベーションを高め、EPC向上を目指すと良いでしょう。

無駄な成果重複コストを減らす(ワンタグツール導入)

ワンタグツールを導入することでアフィリエイト広告主は“無駄な成果重複コストを削減”することができます。ワンタグツールは「複数のアフィリエイトプログラムからの重複した成果を自動的に識別し、重複コストを削除可能とするツール」です。アフィリエイト広告を複数ASPに掲載している広告主にとって、不要な成果重複コストを抑えるおすすめのツールです。

アフィリエイト広告主がEPCを調整する際の注意点

アフィリエイト広告主がEPCを調整する際の注意点

アフィリエイト広告主が「EPCをアフィリエイターにとってより魅力的にしようと調整する際に気を付けなければならないこと」がいくつかありますので、以下、ご紹介します。

広告成果地点を低くし過ぎて「求める成果が出ない」

アフィリエイト広告主がEPCの調整で気を付けなればならないこと1つ目は「広告成果地点を低く設定しすぎる」ことです。広告成果地点を低く設定し過ぎると、「アフィリエイト広告主が期待していた成果」が得られない場合が発生します(例えば、ユーザーのアクションが「クリックのみ」と設定されている場合、クリックは多く得られてもコンバージョンに結びつかないなど)。

広告成果地点の設定は、実際のアフィリエイト広告主にとってのビジネスゴールに合致するように調整する必要があります。

広告報酬単価を上げ過ぎて「想定外の薄利になること」

アフィリエイト広告主がEPCの調整で気を付けなればならないこと2つ目は「広告報酬単価を上げすぎる」ことです。広告報酬単価を上げすぎると、広告主の利益が大幅に削られてしまう可能性が高まります。高い報酬単価は確かにアフィリエイターを引き付けますが、その分、アフィリエイト広告主のコストが増大し、結果として期待していた収益性を達成しづらくなる場合があります。広告報酬単価の設定は慎重に行いバランスを保つことが重要です。

「無駄な重複成果コストの支払い」が発生していないか?

アフィリエイト広告主がEPCの調整で気を付けなればならないこと3つ目は「無駄な重複成果コストの支払いが発生する」ことです。複数のアフィリエイトプログラムを運用する場合はワンタグツールを活用しましょう。

複数のアフィリエイトプログラムを運用する場合、同一の成果に対して複数回報酬が支払われることがあります。このような成果重複コストの支払いを防ぐためには、成果重複を自動的に検出し、適切に処理できるワンタグツールの利用がおすすめです。ワンタグツールにより、無駄なコストを削減しアフィリエイト広告の効率を高めましょう。

【補足】ワンタグツール利用で成果重複コストの無駄削減は広告主にとってもアフィリエイターにとっても有益

アフィリエイト広告の成果重複コストが発生することは、アフィリエイト広告主にとって不利益になるだけでなく、アフィリエイターの不利益にも繋がります(具体的な流れは「成果重複コストが上手に処理できないのでアフィリエイターの承認率を厳しくする」→「アフィリエイターは成果が承認され辛くなり利益が出ない」)。アフィリエイターが不利益を被るアフィリエイト広告は必然的にアフィリエイターに選ばれなくなっていきますので、最終的には「アフィリエイト広告主の不利益」に繋がでしょう。

ワンタグツールを利用することで、アフィリエイト広告の成果重複を防ぎ、無駄なコストを削減することができます。複数のアフィリエイトプログラムを利用してアフィリエイト広告を展開される広告主はご自身のアフィリエイト広告の品質を高く維持するためにもワンタグツールの利用がオススメです。

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この記事を書いた人

矢野翔大

パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。

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