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検索クエリとは
- 用語解説
公開日:2016年06月08日
最終更新日:2024年06月03日
検索クエリとは、ユーザーが自然検索などで実際に検索したフレーズの事を指します。検索クエリに対してキーワードとは、Webサイトの運営者側で設定する言葉の事を指します。
この検索クエリとキーワードの違いは、Adwordsヘルプページに書かれている内容ですが、自然検索(SEO)においても同じ意味だと考えて問題はありません。
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目次
検索クエリを分析する重要性
それでは、なぜユーザーが検索したフレーズと、Webサイト運営者が設定した言葉をキーワードとして区別するのでしょうか。
それは、検索クエリからはユーザーの検索意図が読み取れるので、Webサイトの施策を決める上で非常に重要な意味を持っているからです。
例えば、「パソコンデスク」というクエリを使って検索したユーザーと、「パソコンデスク 通販」というクエリを使って検索したユーザーでは、検索意図にどんな違いがあるでしょうか。
「パソコンデスク」という検索クエリなら、「まだ購入を検討し始めた段階で、購入したいとは思っているものの、まずはどんな商品があるのかを知りたい」という検索意図が考えられます。
一方の「パソコンデスク 通販」であれば、「購入する事は決まっているので、通販サイトでいろいろと見ていきたい」という意図が考えられます。
このように、検索クエリを見ることで検索意図を読み取ることができ、現在Webサイトに訪問しているユーザーがどの段階にいるのかを把握することができます。
さらに、ユーザーの検索意図を把握することができれば、これからどんな施策を行っていけばいいのか、どんな施策を優先的に行えばいいのかも見えてきます。
自然検索で使われている検索クエリの調べ方
自然検索で使われている検索クエリは、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールでは(ほとんど)取得することができません。
これは検索エンジンが検索結果ページを暗号化したことが原因ですので、Google Analytics以外のツールでも、ほとんど取得することは不可能です。
そこで利用するのが、SearchConsoleの検索アナリティクスです。
検索アナリティクスでは、どんな検索クエリが使われ、どのURLが検索結果にヒットしたのか、どのくらいのクリック数があるのかといった詳細なデータを見ることができます。
検索アナリティクスに関連する記事
検索クエリはカスタマージャーニーに当てはめる
検索クエリを分析するとき、ペルソナとカスタマージャーニーマップを作り、検索クエリをカスタマージャニーマップに当てはめていくと分析効率が上がります。
ナビゲーショナル | トランザクション | インフォメーショナル | |
---|---|---|---|
ビッグキーワード | |||
ミドルキーワード | |||
スモールキーワード |
検索クエリの分類上の注意
検索クエリを分類する時には、季節要因の強いキーワードの注意が必要です。
「クリスマス」「バレンタイン」「母の日」などの季節要因の強いキーワードは、一時的に検索ボリュームが大きくなりますが、一年を通じて安定的にアクセスを得られるわけではありません。
検索クエリに季節要因があるかどうかは、Google検索トレンドを確認します。
検索トレンドのグラフが、大きな山を描いている時は季節要因が強いクエリだと言えます。
「母の日」の検索トレンドグラフ
SEOの成果は検索クエリでも測れる
SEOの成果をどんなKPIで測定したらいいのか、多くの人が悩まれる課題だと思います。
検索順位、自然検索からのアクセス数などのKPIもありますが、アクセス数が多いページ、検索順位が高いページほど、検索に使われているクエリ数が多い傾向にありますので、ユニーク検索クエリ数の増減も、SEOにおけるKPIとして利用する事ができます。
ユニーク検索クエリ数を増やすには?
どうすればユニーク検索クエリ数を増やす事ができるのでしょうか。それは、コンテンツの語彙の豊富さに尽きると考えられます。
よく文字数を増やせばいいと思ってしまいますが、上位表示しているページの中にも、あまり長文ではないコンテンツのページもあります。
Googleの検索品質評価ガイドラインでは、EATという3つの指標が重要だと書かれています。
- 専門性(Expertise)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthiness)
専門性の高さは言うまでもなく、伝えたい事を明確に分かりやすく、かつ読みやすいページである事が求められているのではないでしょうか。
検索クエリがWebサイトの課題抽出や改善に重要な役割を持っていることはお分かりいただけたと思います。
検索クエリとキーワードのズレは、ユーザーとWebサイト運営者の「意図のズレ」でもありますので、そのギャップを埋める事が重要なのです。
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