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自社でも真似したい!オウンドメディアの事例でみる、コンテンツ制作3つのポイント
- オウンドメディア
- コンテンツ制作
公開日:2016年04月21日
最終更新日:2024年06月03日
「コンテンツマーケティング」という言葉が一般的なマーケティング施策になってから、数年が過ぎました。
以前のコンテンツは、どちらかというとページの評価を高めるため、検索順位を上げるために必要だと思われていて、読者のことはあまり考えられていなかったのではないでしょうか。しかし、Google検索の進化やSNSが一般化することによって口コミの拡散などが起き、企業が発信するコンテンツも読者のことを考えて制作することが求められています。
企業はオウンドメディアを次々に立ち上げ、独自のノウハウや専門性を元にしたコンテンツ制作を行っており、検索すれば知りたいことが分かるだけでなく、より深い知識を得ることができる環境が整いつつあります。
ただ、企業のオウンドメディア運営は楽ではありません。
中には更新を止めてしまったオウンドメディアもありますが、今後はますますコンテンツを活用した情報発信の重要性が高まってくると考えられます。
一度や二度の失敗で立ち止まっている時間はありません。
そこで今回は、筆者が独断と偏見で選んだオウンドメディアの中から、ぜひとも真似したい、自社のオウンドメディアに取り入れたいポイントをご紹介します。
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目次
その1:「専門家による執筆・監修アピール」を真似してみよう!
同じコンテンツを読んだとしても、素人が書いたものと専門家が書いたものでは、信頼性がまったく違います。
一般消費者からみれば、どんな商品・サービスでもその商品を販売している企業は専門家集団ですので、専門家が発信しているコンテンツだということをアピールしない手はありません。
この手法を上手に行っているオウンドメディアを、2サイトご紹介しましょう。
事例1:Sodan「ソダン」
Sodanは株式会社クレディセゾンが、ブロードマインド株式会社と共同で運営しているオウンドメディアです。
キャッチコピーは、女性のための「くらしとお金」相談サイト。
このサイトのコラム記事は、ブロードマインド株式会社のフィナンシャルプランナーの方が中心になって執筆されています。
執筆者の専門性は、コラム記事の本文下に執筆者のプロフィールがテキスト情報で書かれている程度ですので、もう少し強めにアピールしてもいいかなとは思いますが、現役のフィナンシャルプランナーの方が書いている記事には、高い信頼性を感じます。
事例2:ニキペディア
ニキペディアは、プロアクティブで有名なガシー・レンカー・ジャパン株式会社が運営しているオウンドメディアです。
コラム記事1本1本はライターの方が執筆しており、どこまで専門性が高いのかは記事の下に掲載されているプロフィール欄だけでは分かりませんが、スキンケアアドバイザーの専門家の方が監修されています。
筆者も何度か、医師の方などに監修を依頼した記事を制作したことがありますが、監修として名前と顔写真が出てしまうので、記事の内容はかなり厳しくチェックされました。
責任を持って監修できるという人材がいる場合には、こういった見せ方でも記事の信頼性を高めることができます。
その2:「コミュニケーションコンテンツ」を真似してみよう!
オウンドメディアの運営では、どうしても一方的な情報発信に注力しがちです。しかし、コンテンツマーケティングは本来、ユーザーとのコミュニケーションを促進するという目的もあります。
ここでは、引き続き「Sodan」の事例について見てみましょう。
Sodan(ソダン)では、掲示板を設置
SodanにはQA掲示板というコンテンツがあり、ユーザーからのお金に関する質問に、フィナンシャルプランナーの方が回答をしています。
質問数もかなりの数があり、盛り上がっている様子がうかがえます。
ただ、こういったコンテンツはユーザーの投稿がないと意味がありませんし、個人情報を投稿する人が現れるなどの問題に対処する必要もありますので、すべてのオウンドメディアでおすすめできるわけではありません。
掲示板の様なコンテンツを作れない場合でも、Twitterのつぶやきを引用したり、問い合わせメールの内容を引用したりすれば、ユーザーの声をコンテンツ制作のきっかけにすることは難しくありません。
コンテンツを作ることとコミュニケーションの活性化を両立する意味で、メールやTwitterで質問を募集する、というのもいいかも知れませんね。
その3:「コンセプトを伝える」を真似してみよう!
みなさんがオウンドメディアを立ち上げる時、どんなコンセプトで立ち上げましたか?
更新が止まってしまうメディアの場合、このコンセプトが明確になっていないことが多いと思います。コンテンツ発信に柱がないので、だんだんどんなコンテンツを書いたらいいか分からなくなって迷走するパターンです。
まず、どんなコンセプトなのかはっきりさせる事が重要ですが、コンセプトが決まったらきちんと発信して、読者に伝えることも忘れてはいけません。
この項目では、「コンセプトの伝え方」が秀逸なサイトを1つご紹介しましょう。
事例:「歯医者が教える歯のブログ」の伝え方
横浜市にあるおかざき歯科クリニックが運営しているオウンドメディアです。
歯に関するいろいろな問題を解決する記事が掲載されており、人気のある記事は、Facebookのいいね数やはてなブックマーク数もかなり集まっています。※2016年1月には月間550万PVを達成したそうです。(媒体資料{歯のブログ該当ページに移動します}より)
このブログの特徴的なところは、サイドメニューに他の歯科医院のバナーを掲載し、専用のページも制作しているところです。
もちろんこれは「広告」なわけですが、普通はライバル企業などの広告は掲載しませんよね。
なぜ、こう言った広告を出しているのか、その理由は広告掲載について描かれているページの、歯のブログ広告のコンセプトに書かれています。
患者さんの中には自分の歯の悩みを解決してくれる歯医者を探している方が多くいます。
広告や口コミサイトではヤラセや歯医者のアピールだけで本当の意味でのおすすめの歯医者を探すことができません。
歯のブログでは患者さんに本当におすすめできる歯医者を、歯医者が厳選して患者さんの歯医者選びに役立ててもらうことをコンセプトとしています。
出典:歯のブログの広告掲載案内と注意点 より
これは広告のコンセプトですが、何度かご紹介したSodanにも「はじめての方へ」というページが用意されていて、メディアのコンセプトが説明されています。(http://www.sodan-lp.jp/intro/)
3つのコツを真似して、オウンドメディアを育てよう
※ここはリライトしっかりやる。
更新が止まってしまったオウンドメディアでは、メディアコンセプトのページが無かったり、さらっとしたページだったりする事が多いように感じます。
これからオウンドメディアの運営をする方も、もう一度オウンドメディアの運営にチャレンジしようとしている方も、メディアのコンセプトはしっかり作りましょう。
そこが、オウンドメディアの成否を分ける分岐点のような気がしています。
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