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Criteo広告運用に最適な代理店の選び方ガイド

公開日:2024年10月29日

最終更新日:2024年11月13日

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Criteo広告運用に最適な代理店の選び方ガイド

Criteoはコンバージョン獲得に強く、配信をしている企業も多い一方で、導入方法が分からず自社で運用をするか迷っている方もいるかと思います。そのような方向けに導入ハードルになる箇所と、代理店に任せるメリット、代理店の選び方まで網羅して解説をしています。ぜひ興味がある方はご覧ください。

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Criteo広告運用の概要とメリット

Criteoとは?基礎知識

Criteo広告は、パーソナライズされたディスプレイ広告配信を強みとしています。メディアやネットワークと提携しており、Webサイトやアプリなどを通じて日本のインターネットユーザーの92%にアプローチが可能と言われています。
※2024年4月時点

Criteo広告運用に最適な代理店の選び方ガイド

Criteoの主な機能と特徴, おすすめの業種

Criteoは、ユーザーが以前に閲覧した商品に基づいてパーソナライズされた広告を表示するダイナミックリターゲティングを配信することが多いです。商品フィードと呼ばれる商品情報の一覧をアップロードすると、商品情報を元にユーザーが以前閲覧した商品の広告を配信したり、閲覧した商品の他にも興味を持ってもらえそうな商品の広告を配信したりできます。全ての商品の広告バナーを事前に作成しておく必要はなく、商品フィードに登録している画像と広告文を元に自動で広告が作成されます。
一度離脱してしまったユーザーに再アプローチが出来る、かつ一度閲覧した商品の広告を配信出来るため、「商品が複数ある」「購入までの検討期間が長い」商材を訴求している企業におすすめできます。

Criteoは運用が難しい, 必要なスキルとは

CV・売上獲得に強い媒体であり配信を検討する企業も多い一方で、導入ハードルの高さゆえに配信を断念する企業もいます。
主には以下3点がハードルが高い要因です。

タグ設置の難しさ

配信開始には正確なタグ設置が必須ですが、他媒体とは異なり設置するタグが多い、訪問ユーザーの行動を把握するためにタグのカスタマイズが必要であるためにタグの設置が困難です。

一般的にはタグの設置は2種類で済みますが、Criteoでは以下の7種類が存在します。加えて、各タグごとに”変数”の列による情報を取得出来るようにする必要があります。

タグ種別設置方法設置個所変数
CriiteoローダーCriteoローダーは、他のCriteoタグをサイト全体で正確に機能させるための基礎的なタグです。このタグを通じてサイト内のCriteoのリターゲティングやパーソナライズされた広告配信に必要なデータ収集が行われるため、必ず全ページに設置しましょう。すべてのページ
訪問 タグ訪問タグは、ユーザーがサイトにアクセスした際に、その訪問情報を収集するために使用されます。ユーザーの来訪タイミングや頻度、サイト内の行動を記録し、再訪時やリターゲティング広告に活用される基本データを取得します。Criteoローダー以外何も設置されていないページ
トップページ タグトップページタグは、ユーザーが初めてトップページを訪れた際のデータを収集するタグです。Criteoでは、トップページ訪問のデータを基に、ユーザーの関心度を測定し、リターゲティング広告に利用します。トップページ
商品一覧 タグユーザーが商品一覧ページを閲覧した際に情報を収集します。複数の商品に興味を持っているユーザーの傾向を捉え、特定のカテゴリーや商品群への関心度を把握するためのデータを蓄積します。これにより、Criteoは関心が高い商品カテゴリーに関連した広告を表示できます。商品一覧ページ商品ID
商品詳細 タグユーザーが特定の商品詳細ページにアクセスした際に発動します。このタグを通じて、個々の商品の閲覧情報が取得されるため、Criteoはユーザーが興味を持った具体的な商品に焦点を当てたパーソナライズ広告を作成できます。特定の商品についての関心度を高精度に把握するための重要なタグです。商品詳細ページ商品ID
買い物カゴ追加タグ買い物カゴ追加タグは、ユーザーが商品をカートに追加した際に機能します。このデータにより、Criteoは購買意欲が高いユーザーを特定し、リターゲティング広告で購入を促進するメッセージを送ることが可能になります。カート追加ボタン商品ID、価格、数量
コンバージョン タグコンバージョンタグは、サイトで発生したコンバージョンを記録します。キャンペーンの効果測定が可能になります。サンクスページ注文番号、商品ID、価格、数量

情報を取得するために、例えばコンバージョンタグではタグをそのまま設置するだけではなく、赤字の箇所を更新して設置する必要があります。
赤字の箇所をどのように更新するかは各サイトにより異なっており、現状サイト内で必要な情報が取得出来ていない、取得出来ていても外部に渡す準備が出来ていない場合は、サイトの改修から必要になります。


<script type=”text/javascript”>
window.criteo_q = window.criteo_q || [];
window.criteo_q.push(
{ event: “setAccount”, account: YOUR_PARTNER_ID },
{ event: “setSiteType”, type: “m” モバイル”t” タブレット”d” 初期値、PC向け” },
{ event: “setEmail”, email: “ハッシュ化されたメールアドレス”, hash_method: “sha256” },
{ event: “trackTransaction”, id:“注文ID”, item: [
{ id: “商品ID1”, price: 商品ID1の商品単価, quantity: 商品ID1の個数},
{ id: “商品ID2”, price: 商品ID2の商品単価, quantity: 商品ID2の個数}
]}
);
</script>

フィード運用の難しさ

上記の通り、Criteoは商品情報の一覧を元に広告を自動作成するため、商品フィードのアップロードが必須となります。他媒体であれば管理画面上で画像と広告文、遷移先のLPを登録すれば広告作成が完了しますが、Criteoの場合は他にも必要な情報があります。

以下がCriteoのフィードの項目例ですが、商品がどのカテゴリに所属するのか、セール中の商品の価格などフィードの項目が多岐にわたります。必ずしもすべての項目を埋める必要はありませんが、フィードの項目が充実しているほどユーザーへ配信する広告の精度が向上する性質上、埋められる箇所は全て埋めることが望ましく、必要な情報を抽出するのに手間がかかる傾向です。

項目概要
id商品のレコメンドがこのidを元にして行われます。abc123-hogehoge-45
titleバナーに表示される商品名。最小6文字、最大26文字程度が表示されます。(バナーサイズによって表示される文字数に変動があります)改行は削除してください。プルオーバー(ブラック)
linkバナーをクリックしたときに遷移する商品のリンク先URLhttps://example.com/item/knit/12345678
image_link特定の商品の画像へのファイルパスを指定するURLhttps://example.com/item/image/12345678.png
pricepriceはバナーに表示される商品の価格1234.56
descriptionバナーに表示される商品説明文
Facebookに広告を出稿する場合、description は必須
女の子らしく可愛く仕上げたキャミソール。伸縮性にも優れ着心地バツグンです。
additional_image_link特定の商品の画像へのファイルパスを指定するURLhttps://example.com/item/image/12345678_2.png
sale_pricesale_priceはセール中の商品の価格99.99
availability商品がサイトで購入できるかどうかを次の3つの値で指定・「preorder」(仮注文: 商品は現在出荷できないが注文は可能である場合)・「out of stock」(在庫切れ: 商品は出荷しておらず、注文も受け付けていない場合)→バナーの表示対象から除外・「in stock」(在庫あり: 商品は出荷中で注文を受付可能である場合)in stock
google_product_categoryGoogleの商品分類に基づいて商品アイテムのカテゴリーを指定2271またはアパレル&アクセサリー > トップス > キャミソール
product_type「>」の区切り文字で、3つまでの商品属性を指定ユーザーが興味のある他の商品を予測するために利用FFブランド > Tシャツ > 女性向け
brand商品のブランド名を指定(ブランドが明確でない商品の場合、省略可)Fullspeed
starアイテムの評価(小数点を区切り記号として使用)4.5
item_group_id商品カタログ内でバリエーション商品をグループ化する一意の商品識別子。商品の詳細(size [サイズ]、color [色]、material [素材]、pattern [柄]など)のみが異なる類似したバリエーション商品をグループ化できる。abc123
adultすべてのユーザーやオーディエンスに商品を提示しても安全かどうかを示す属性。「yes」または「no」のいずれかで指定。no

また、一度アップロードをするのも大変ですが、その後のフィードのメンテナンスも必要です。価格に変更があったり、在庫状況により販売停止中の商品も出てきたりするため、配信開始後もフィードのメンテナンスが必要になります。

クッキー規制や新しい配信手法への対応

ユーザーに付与したCookie情報を追って広告の配信をしているリターゲティングは3rdPartyCookie規制の影響を受けており、そのCookieが付与出来なくなってきている今Criteoのリターゲティングにも影響が出てしまっております。
そのような状況に対しCriteoも対策のための新機能を実装しており、効果的な配信のためには新機能への対応も必須になっています。
例えば直近では、インティメート・マージャーと連携しサードパーティ・クッキーに依存しない配信方法を実装しており、こちらの対応検討や設定の対応も必要です。

※参考サイト:Criteo、インティメート・マージャーの共通IDソリューション「IM-UID」との連携を開始

加えて、厳しい状況にあるリターゲティングとは別に新しい配信手法も実装しており、そちらの検討や実装も必要になります。
大きなアップデートでは、楽天が保有するデータを活用し広告配信することができる「RDAC」が配信可能になりました。そういった場合、どの情報を活用しどの入札戦略を使用するかなどの検討をしなければいけません。

※媒体資料抜粋

代理店依頼のメリット

そういったハードルの高さ故に代理店にCriteoの運用代行を頼む企業があり、
以下が依頼のメリットとなります。

作業代行

基本的に配信に関わる作業は代理店の方で実施してくれるため、自社での作業の手間が軽減できます。導入から配信までは以下作業が必要になりますが、こちらの手間が不要となります。

・申込み
・アカウント開設依頼
・タグ設置
・タグ設置状況の確認、修正
・フィードのアップロード
・フィードアップロード状況の確認、修正
・配信構成の設計
・キャンペーンの入稿
・広告の作成

貴社でしかタグの設置が出来ない、商品フィード情報の抽出が出来ない場合は一部作業は自社にて対応する可能性はありますが、その場合でも代理店側で具体的な依頼に落とし込むため対応方法を調べて理解する手間が削減できます。

媒体連携, 運用の知見

代理店は複数社の運用を請け負っているため、媒体とのコミュニケーションが出来る体制が築かれていることが多いです。そのため、配信の効果が良くない、配信開始にあたり設置周りで問題が発生しているなどの場合、媒体と連携をとり解決に向けて動くことが可能です。
また、複数社の運用を経験するなかで媒体ではなく代理店自体に知見が溜まっており、類似業種の運用実績を元に配信に対する改善を加えることも可能です。

他広告領域のカバー

また、他の広告の運用代行も請け負っている代理店の場合、Criteo以外にGoogleやYahoo広告などの運用を一気通貫で任せることが可能です。企業や商材によってはCriteoより他の媒体の方が高い効果を発揮できる、要望に合っていることもあるため、他の選択肢を提示してもらえることは代理店に任せることのメリットとなります。

代理店の選びかた

しかし、世の中には多数の代理店があり、選ぶ基準が分からないという方もいると思います。そういった場合は、以下を基準にするとよいです。

認定パートナーかどうか

販売・運用実績を認められている代理店を「Criteo Certified Partner(Criteo 認定パートナー)」としてCriteoが登録する制度があります。登録されている代理店は一定以上の運用実績と知見がありますので、代行も安心して任せることが可能です。

フィードツールとの契約有無

商品フィードツールとの契約があり、導入代行と運用が出来るかどうかも大事なポイントになります。上記の通り商品フィードの作成には手間がかかるため、場合によってはフィード作成の手間を削減できるツールの導入が必須になります。そのような場合に備えて、フィードの導入代行ができて運用経験もある代理店の方がよいです。

配信実績

そして何より、配信実績が豊富にあるか。自社と類似の実績があるかが重要です。自社と同じような業界、金額感での配信実績があるか確認をしましょう。

まとめ

このようにCriteoは導入ハードルが多少あるものの、それ以上に他媒体にはない強みが魅力的であり、CV獲得を増やしたい企業であればぜひ導入いただきたい広告になります。

弊社フルスピードは、「Bronze」のCriteo認定パートナーとしてCriteoの運用代行を請け負っております。ご予算規模では月間数万円から数百万円以上、業界も求人・EC・健康食品・ホテルなど幅広い運用実績があることに加え、フィードツールとしてdfplus.ioをご提供するなど社内でのフィード作成サポートも可能です。

興味を持っていただけている方はぜひ弊社への運用代行もご検討ください。Criteo単独の運用代行だけではなく、マーケティングの見直しから他のソリューションのご提案まで幅広くご支援をしております。

興味はあるけど導入した方がいいのかは分からない、類似実績があるか気になるなどでもお問い合わせを受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人
GrowthSeed編集部

GrowthSeed編集部

株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。

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