1. HOME
  2. すべての記事一覧
  3. インターネット広告
  4. Criteo広告のデータフィードとは?必要性・設定方法・よくある質問まとめ

Criteo広告のデータフィードとは?必要性・設定方法・よくある質問まとめ

公開日:2024年10月30日

最終更新日:2024年11月13日

  • twitter
  • facebook
  • はてB!

Criteo広告のデータフィードとは?必要性・設定方法・よくある質問まとめ

当記事では「Criteo広告のフィードとは何なのか?必要性・設定方法・よくある質問」まで分かりやすくご説明します。

株式会社フルスピードの広告運用コンサルティングサービスはこちら株式会社フルスピードの広告運用コンサルティングサービス

Criteo広告のデータフィードとは?

データフィードを使えばCriteo広告の効果を最大限に引き出せる

「Criteo(クリテオ)」は、日本のみならず世界中の多くのECサイトで利用されているリターゲティング広告プラットフォームです。ユーザーがウェブサイトで見た商品をその後に他のウェブサイトやアプリで広告として表示することで、広告への関心はもちろん購買意欲を高め、コンバージョン率向上に貢献します。

Criteo広告の効果を最大限に引き出すためには、商品情報などを正確にCriteoに伝えることが重要です。そこで必要となるのが「データフィード」です。データフィードを利用することでCriteo広告の効果を最大限に引き出すことができるようになります。

なぜデータフィードが必要なのか?

Criteo広告はユーザーの行動履歴や興味関心に基づいて、パーソナライズされた広告を配信します。しかしCriteoが直接サイトの情報を読み取っている、というわけではありません。

ユーザーの動きを判定するために使われるものが計測タグであり、それとサイト情報を結びつけるのがデータフィードです。フィードとして商品情報をCriteoに提供することで初めて、Criteoはユーザーとサイト情報、また商品の詳細情報を紐づけることができます。

つまりデータフィードは、Criteo広告の心臓部ともいえる重要な役割を担っているということです。最新で正確かつ充実したデータフィードを提供していきましょう。

フィードに含まれる項目

後ほど詳しくご説明しますが、フィードには主に以下のような項目が含まれます。細かい設定を行うことで割引前後の価格を表示したり、複数の商品画像を見せることも可能です。

・商品名
・商品価格
・商品カテゴリ
・商品画像
・在庫状況
・商品URL

バナーを商品別に入稿しなくても、フィードを変更するだけであらゆる表現にトライできるのもメリットのひとつです。

Criteoデータフィードの設定方法

Criteoデータフィードの設定方法はややとっつきづらいですが、実際にはそれほど難しくありません。しかしいくつかのポイントを押さえておくことで、よりスムーズに設定を進めることができます。ここでは、もっとも導入数の多いECショップを例にCriteoデータフィードの設定方法をステップごとに解説していきます。

Criteoアカウントへのログインとデータフィードの設定

まずは、Criteoのアカウントにログインし、データフィードの設定画面にアクセスします。

1.Criteoのウェブサイトにアクセスし、アカウントにログイン
2.ダッシュボードから「カタログ」または「データフィード」を選択
3.「新規データフィードを作成」をクリック

その後、データフィードに関する基本情報を入力していきます。基本情報には、データフィードの名前、ファイル形式、更新頻度などを指定します。

データフィードのフォーマットと必須項目

Criteoデータフィードは基本的に、CSVファイルで作成する必要があります。以下の必須項目を抑えつつ、サイトにあった形で調整をしていきましょう。

項目名説明
商品ID各商品を識別するためのID12345
商品名商品の名称メンズTシャツ
商品カテゴリ商品の分類アパレル>トップス>Tシャツ
商品URL商品の詳細ページのURLhttps://example.com/products/12345
画像URL商品の画像のURLhttps://example.com/images/product12345.jpg
価格商品の価格3,000円
在庫状況商品の在庫状況在庫あり/在庫なし

商品ID

各商品を識別するためのIDです。商品IDはデータフィード内で一意である必要がありますので、同じ商品IDが複数存在することはできません。商品IDはシステムで自動生成されたIDを使用する、もしくは自分で設定することも可能です。

商品名

商品の名称です。商品名はユーザーが広告を見たときに商品を認識できるよう、分かりやすく記述するとよいでしょう。表示領域にも制限がありますので「メンズTシャツ」や「レディースワンピース」など、商品の種類が分かるかつシンプルなものを意識しましょう。

商品カテゴリ

商品の分類です。これを設定することでCriteoはユーザーが実際に見た商品だけではなく、同じカテゴリの興味関心に合致した広告を配信することができます。例えば「アパレル>トップス>Tシャツ」のように階層で指定できるとベターです。

商品URL

商品の詳細ページのURLです。ユーザーが広告をクリックすると、サイトのトップではなく商品URLに設定されたページに遷移させることができます。商品URLは正しく設定されていないと、クリックした商品にたどり着けず広告効果が低下する可能性があるので注意が必要です。

画像URL

商品の画像のURLです。画像URLを設定することで、広告に商品個別の画像を表示することができます。ユーザーが商品をより具体的に認識することができるよう、シンプルでわかりやすい商品のみが掲載されている画像を選びましょう。サイズはCriteoで推奨されているサイズで設定してください。

価格

商品の価格です。ユーザーが広告を見たときに、商品の価格を正しく認識できるよう「3,000円」や「10,000円」など通貨単位を明記するとよいでしょう。

在庫状況

商品の在庫状況です。在庫状況を設定することで、在庫がない商品を広告から除外して配信をすることができます。より高頻度で更新することで在庫状況に密着した配信が可能です。

データフィードファイルの作成とアップロード

データフィードの必須項目が決まったら、実際にCriteoにアップロードを行います。

CSVファイルの作成

CSVファイルは、Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートなどで作成することができます。そこでデータフィードの必須項目を列見出しとして入力し、各商品情報を入力していきましょう。以下にサンプルテキストを掲載します。

商品ID商品名商品カテゴリ商品URL画像URL価格在庫状況
12345メンズTシャツアパレル>トップス>Tシャツhttps://example.com/products/12345https://example.com/images/product12345.jpg3000在庫あり
67890レディースワンピースアパレル>ワンピースhttps://example.com/products/67890https://example.com/images/product67890.jpg10000在庫なし

データフィードのアップロード

CSVファイルを作成したら、Criteoにアップロードします。

1.Criteoのダッシュボードから「カタログ」または「データフィード」を選択
2.「新規データフィードを作成」または「データフィードを編集」をクリック
3.「ファイルのアップロード」をクリックし、作成したCSVファイルを選択
4.「アップロード」をクリック

アップロードが完了すると、Criteoがデータフィードを検証するステップに入ります。

データフィードの検証とエラーチェック

Criteoがアップロードされたデータフィードについて、問題がないかを検証します。エラーがある場合はCriteoからエラーメッセージが表示されますので、その場合は該当箇所を修正して再度データフィードをアップロードしましょう。

最終的には設定したタグとフィードの情報が一致しているかどうか、等の確認も経て配信が可能になります。

Criteoデータフィードに関するよくある質問

Criteoデータフィードの設定方法や活用方法について、よくある質問とその回答を紹介します。

データフィードの更新頻度はどれくらい?

データフィードの更新頻度の推奨は、商品情報がどれだけ頻繁に変化するかによって異なります。Criteoではデータフィードを毎日更新することを推奨しています。ECサイト等頻繁に商品情報(在庫など)が変更される場合は数時間ごとに更新するとよいでしょう。

データフィードは自動で更新できないの?

今回は手動で都度アップロードする方法をご案内しましたが、1つ前の質問にもあったように数時間ごとにこの作業を行うのは大変ですよね。そこでCriteo側では指定したファイルを定期的に読み込みに行く設定が可能ですので、元ファイルの内容が自動で更新されるようにしておくことで常に最新の情報を維持することができます。

データフィードに誤りがあるとどうなるの?

データフィードに誤りがあると、広告配信が正しく行われません。例えば商品URLが間違っていた場合はユーザーが広告をクリックしても商品詳細ページに遷移できなくなりますし、商品IDが間違っていた場合は関心度の低い商品に誘導をかけてしまうことになります。また商品価格が間違っていた場合は、ユーザーが広告を見て商品を購入しようとしても取りやめてしまう可能性もあります。

効果の最大化のためにも、ユーザーの利便性のためにもデータフィードは誤りがないように設定をしましょう。

どの程度の商品情報を登録すれば良いの?

サイトの閲覧情報から配信内容を決定するCriteoでは、タグ上で取得した商品情報とフィードの内容を可能な限り一致させることが重要です。よってデータフィードには、できるだけ多くの商品情報を登録することを推奨します。一致率がより高く・多くの商品情報を取り扱えるほど、Criteoはユーザーの興味関心に合致した広告を配信することができます。

もっと簡単な設定方法はないの?

例えばECサイトの場合、ご利用されているカートシステムによってはCriteoと直接連携が可能です。タグ設置からフィードの設定まで一括で行えるものもあります。またそれ以外にも、データフィード作成ツールというものがあります。サイトの持つ商品データをCriteo用にカスタマイズ・定期更新することも可能で、商品点数が多い場合におすすめです。

まとめ|Criteoデータフィードで広告効果を最大化しよう!

CriteoデータフィードはCriteo広告の基本であり、また効果の最大化において最も重要なポイントのひとつです。Criteoデータフィードを正しく設定することでより多くのユーザーに関心度の高い商品をアピールし、販売促進効果を高めることができます。

Criteo広告の効果を改善したいと考えている方はぜひこの記事を参考にして、データフィードの設定に取り組んでみてください。詳しい設定やCriteo広告の認定代理店であるフルスピードに、お気軽にお問い合わせください。

株式会社フルスピードの広告運用コンサルティングサービスはこちら株式会社フルスピードの広告運用コンサルティングサービス

この記事を書いた人
GrowthSeed編集部

GrowthSeed編集部

株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。

記事の関連タグ
資料ダウンロード            
インターネット広告の人気記事
           
インターネット広告の新着記事
関連タグから記事を探す
       

Webマーケティングに関する
資料請求・ご依頼はこちら