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アフィリエイト広告の広告主になるには?知っておくべきことや始める時することを解説

公開日:2023年04月26日

最終更新日:2024年02月28日

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アフィリエイト広告の広告主になるには?知っておくべきことや始める時することを解説
アフィリエイト広告の実施を検討しているけど、薬機法や景品表示法に関する法規制によるリスクが怖い。アフィリエイト広告を始めるにあたってなにから行えばいいのかわからない。こんなお悩みを持つ広告主様にむけて、
今回はアフィリエイト広告を始める前に知っておくべきことや始めるにあたって行うことについて解説し、広告主様が安心してアフィリエイト広告を始められるようにします。

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アフィリエイト広告とは?特徴は?

アフィリエイト広告の概要

アフィリエイト広告は【成果報酬型】の広告です。広告主の商品やサービスをアフィリエイトサイトに紹介してもらうことでユーザー(消費者)に広告主の商品やサービスを知ってもらい、購入や申し込みを促します。

アフィリエイト広告の成果地点(コストが発生する地点)を広告主が設定することができるため、他広告よりもより広告主の売上に近いところでコストを発生させることができます。また発生した成果に対しても、予め定める「成果条件」に則って成果ごとに承認 / 却下の判定を行い、承認となった成果に対してのみ報酬を支払うため、余計なコストを抑制しつつ実施することが可能です。

その他、アフィリエイト広告の特徴としては以下のような点が挙げられます。

  • 第三者訴求
    広告主自身ではなく第三者であるアフィリエイトサイトが商品/サービスを紹介するため、ユーザーにとって深度の高い情報を提供することができます。
  • キーワードの網羅
    インターネット上でキーワード検索を行った際の、広告主の商品/サービスの出現率/接触率を上げることができます。

ユーザーにアプローチするためにはSEO面で様々なキーワードを押さえて置く必要がありますが、公式サイトのみで網羅することは難しいです。アフィリエイト広告を実施することにより、広告主の商品.サービスの露出を増やすことにも貢献します。

全体像を把握するために、アフィリエイト広告の仕組みを知ろう!

アフィリエイト広告の仕組み

アフィリエイト広告は「システム」ではなく「人」が動かす広告です。アフィリエイトで広告主の商品やサービスが掲載されるまでには、多くの人たちが関わります。

  • 広告主
    アフィリエイト広告を出稿する企業を指します。自社の商品やサービスをアフィリエイトサイトに掲載してもらうことで購入や申し込みを促し、自社の売上拡大に繋げます。
  • ASP
    広告主とアフィリエイトサイトとを仲介する役割を持ちます。アフィリエイトサイトはASPに登録を行うことで、そのASPでアフィリエイトプロモーションを実施している広告主の商品/サービスを紹介することができます。ASPは多数存在し、特徴や強みはASPによって異なります。アフィリエイトサイトへ掲載交渉などを行う際は必ずASPを通して行います。
  • アフィリエイトサイト
    アフィリエイター、アフィリエイトメディアなどとも呼ばれます。ASPに登録し、広告主のアフィリエイトプロモーションと提携することで、広告主の商品/サービスを紹介することができるようになります。数多く存在する広告主の中から紹介したい商品やサービスを選び、自分のサイトに掲載、そこからユーザーが購入/申し込みをすることで収益を得ます。

アフィリエイト広告の広告主として知っておくべき3つの法律を解説!

アフィリエイト広告の概要でも解説した通り、アフィリエイト広告は商品利用のレビューとして効果効能や体験談など第三者訴求ができるのが特徴です。そして、ユーザーはアフィリエイトサイトの商品レビューなどの第三者訴求から商品・サービスを求め、購入/申し込みをし、アフィリエイターは収益を得ます。そのため、アフィリエイターは、より収益を得るために、より訴求力の強い効果効能や体験談などを記載したがります。その結果、アフィリエイターにより虚偽・誇大な表現を用いた広告が作成されます。

令和4年6月29日にアフィリエイトに関する管理措置指針の改正が行われ、以前まではアフィリエイターのみが虚偽・誇大な表現を用いた広告に関して処罰されましたが、今後は広告主側も管理責任を追及される形になりました。そのため、広告主側はこれから紹介する3つの法律をきちんと理解しましょう。

アフィリエイト広告を運用する上で、知っておくべき法律の知識や対策については下記記事でより詳しく解説しています。

根拠のない広告文を取り締まる景品表示法

アフィリエイト広告に対しては、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)の規制が適用されます。アフィリエイターはもちろん、広告主も、景品表示法のルールを踏まえて適切にアフィリエイト活動を行いましょう。

景品表示法5条では、優良誤認表示・有利誤認表示などの不当表示が禁止されています。

優良誤認表示

優良誤認表示とは商品やサービスの品質、規格などの内容について、実際のものや事実に相違して競争事業者のものより著しく優良であると一般消費者に誤認される表示を優良誤認表示として禁止しています。

例えば、アフィリエイト広告の広告文において以下の文言は優良誤認表示に抵触します。

  • 「すぐにニキビが消えました!」という利用者の体験談を広告に掲載されたものの、その体験談は架空のもので、商品自体はニキビを消す効能がない場合
  • 「大学合格実績No.1」と予備校の広告に掲載されているものの、「No.1」の根拠となるデータが掲載されていない、又は、競合と異なる方法で数値化し、適正な比較をしていない場合

有利誤認表示

有利誤認表示とは、価格を著しく安くみせかけるなど取引条件を著しくであると一般消費者に誤認される表示を有利誤認表示として禁止しています。

例えば、アフィリエイト広告の広告文において以下の文言は有利誤認表示に抵触します。

  • 本来、商品の価格よりも高い金額を提示し、そこから値引きすることで他社よりも大きく値引きしているように見せている場合
  • 実際には、自社に不利となる他社の割引サービスを除外した料金比較であるにもかかわらず、あたかも「自社が最も安い」かのように表示している場合
  • 実際には、別途、必要となるサービスや費用が必要であるにもかかわらず、あたかも、記載された「○○円」だけを支払えば一貫したサービスを利用できるかのように表示している場合

その他の不当表示

他にも、以下の文言は景品表示法に抵触します。

  • 取引の準備がなされていない又は、取引の意思がない商品やサービスの表示
  • 商品Aの購入時にもれなく、1万円相当の商品Bを購入者全員にプレゼントという表示(ただし、取引価額に対して適正な景品類の限度額を超えていなければ問題はないです)

効果効能の表現に注意が必要な薬機法

そもそも、薬機法とは、正式名称「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」といい、医薬品などの製造や販売、安全対策、広告について規制する法律です。2014年に「薬事法」が改正され、薬機法へと名称が変更されました。

アフィリエイト広告において化粧品などヘルスケア商品の広告文や表現を薬機法で制限されています。
薬用化粧品(医薬部外品)以外の一般化粧品の効果効能で表現できる謳い文句は全部で56種あります。逆に、この56種類以外の効果は化粧品の広告において、例え事実であっても謳うことはできません。

芸能人画像などの無断利用を取り締まる肖像権・著作権法

「著作権」は、人の創造的な発想を保護するための権利であり、「著作権法」という法律で、基本的なルールが定められています。
アフィリエイトを実施する上で著作権法に抵触する可能性があるのは以下の通りです。

  • 人物が映った画像を本人の許可なく無断でアフィリエイトサイトに利用してしまう場合
  • 著名人の名前を「〇〇さんも愛用中!」のように無断利用している又は、CM契約期間外に利用している場合
  • アフィリエイトサイトで良さそうな素材を見つけたので、利用規約を読まずにダウンロードしてサイトに使い、利用規約に抵触する場合

アフィリエイト広告の広告主になるには?手順を解説!

登録するASPの選定

ASPは多数存在しており、ASPごとに特徴や強みを持つジャンルなどは異なるため、広告主の商品・サービスによって、最適なASPは変わってきます。(1ASPのみの場合もあれば複数の場合もあります)

ASPの媒体資料や打ち合わせ等での確認、代理店を利用するのであれば、代理店に相談して決めるのがよいでしょう。またASPへの登録には審査が必要です。

成果報酬など条件の策定

商品やサービスにおけるジャンルの相場、広告主の特徴や状況を踏まえて、ASPや代理店と相談しながら、成果地点 / 成果報酬などの条件面を策定します。

ジャンルごとにおおよその相場がありますが、そこから広告主の競合優位性、オファー価格など様々な要素を加味して設定することが必要です。

その他成果の却下条件やレギュレーションなども設定する必要があります。

広告素材、PR文などの準備

アフィリエイト広告を実施するにあたり、LPやバナーなどの広告素材を用意する必要があります。そのほかPR文(アフィリエイトサイトに対して、自社のアフィリエイトプロモーションについて説明する文章)の用意なども進めましょう。

またバナーの必須サイズやPR文の規定などはASPによって異なるため、導入するASPの指定するものを用意しましょう。

タグ設置など計測準備、テスト

広告素材の準備などと並行して進めることが多いですが、ASP(もしくは代理店)の発行する計測タグの設置など、アフィリエイト広告の計測準備を行います。

計測の方法は複数あり、対応内容もASPごとに異なるため、ASPや代理店から案内される導入手順に沿って対応を進めましょう。

計測の準備が完了したら、テスト(計測ができていることを確認するために実際に商品購入や申し込みを行うこと)を行い、無事に成果(コンバージョン)が発生していればOKです。

テスト成果は却下処理することを忘れずに!(テスト成果は自動的に却下の処理を行うASPもあります)

稼働開始

素材の入稿なども完了し、成果が計測できることが確認できたら、アフィリエイトプロモーションの稼働が開始できます!

アフィリエイト広告を実施後必要になる対応

提携審査

アフィリエイト広告では広告主のプロモーションとアフィリエイトサイトとが「提携」をすることで、アフィリエイトサイトへ広告主の商品やサービスを掲載することが可能になります。

アフィリエイトプロモーションを開始するとアフィリエイトサイトから提携の申請が来るため、それら提携申請をしてくれたサイトについて、そのサイトと提携するかしないかの判断を行います。

それぞれのサイトを確認し、提携の承認/却下を判断してASPの管理画面上で処理を行いましょう。承認をしたサイトのみ、広告主の商品/サービスを掲載することができるようになります。

成果承認

毎月、事前に定めた成果地点や却下条件に基づいて各成果の成果承認を行います。

(例)成果地点:新規購入
承認対象
成果地点:新規購入
却下対象(コストが発生しない)
未払い、キャンセル、リピーターによる購入

上記のような事前のアフィリエイターとの取り決めがされている場合、成果承認すべき成果かどうか下記内容を確認し、承認/却下を判定・ASP管理画面にて確定処理を行います。

  • 発生した成果が新規ユーザーによるものなのかどうか
  • 未払いやキャンセルされた成果ではないか、リピーターによる購入ではないか

このとき承認した成果がコストとなり、ASPや代理店を通して成果報酬を支払います。

アフィリエイト広告を効果的に運用するためのポイント

アフィリエイトサイトに情報発信する

アフィリエイトサイトに自社の商品/サービスを紹介(掲載)してもらうには、自社商品、サービスの魅力を知ってもらうことが必要不可欠です。

そのためまずはアフィリエイトサイトに対して、十分な情報提供を行っていきましょう。導入時に設定するPR文のほか、メルマガ配信などでの情報発信も可能です。

広告主によってはアフィリエイトサイト向けに自社商品/サービスの紹介資料を作成することもあります。商品/サービスに関する情報のほか、人気な商品や注力サービスのお知らせなど、広告主からアフィリエイトサイトへの積極的な情報発信が重要です!またこういったアクションによって「アフィリエイトに積極的に取り組んでいる広告主」という印象付けをすることもできます。

ランディングページにも注力する

アフィリエイト広告で成果を獲得していくには、広告主のLP(ランディングページ)も重要です。商品やサービスの内容や使うメリット、強み、どんな特徴があって他社とどこが違うのか、優位性があるのかなど常にブラッシュアップしていきましょう。LPの改善はCVRなどにも大きく影響するため、アフィリエイト広告をクリックしたユーザーがどれだけ実際に購入や申し込みに至るかというところにも関係してきます。

アフィリエイト広告の成果を最大化し広告主の売上に繋げるためにも、LPなどの見直し・改善も行っていくことも大切です。

アフィリエイト広告の運用は株式会社フルスピードへ!

株式会社フルスピードのアフィリエイト広告コンサルティングサービス/広告運用代行サービス
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よりアフィリエイト広告の効果を挙げるには、アフィリエイトメディアやASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)任せにするのではなく、広告主も積極的にアフィリエイト広告の施策に取り組むことが必要不可欠です。

しかし、実際に自社でアフィリエイトメディア掲載の相場の調査や、競合他社の掲載状況の調査、アフィリエイター向けセミナーの開催や取材対応などを行うとなると、ノウハウは必要ですし、工数も必要になってきます。そのため、効果の最大化を目指すための施策を実施できずにいる企業様を多く見かけます。

弊社、株式会社フルスピードでは、アフィリエイト広告に特化した運用チームが広告主のアフィリエイトプロモーションの運用代行やコンサルティングを行っています。

アフィリエイトメディアとの掲載交渉、数字の変動要因の分析やプロモーション全体の見直し・改善などお任せくださいませ!

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株式会社フルスピードではリスクを最小限抑えつつ、成果を最大化するために、自社独自のワンタグ「Deep Track」やブランドセーフティーツールを活用しながらアフィリエイト専門チームがコンサルティングサービスを実施しております。

アフィリエイト広告の運用をご検討しておられる方、また、アフィリエイト広告を運用していても効果が出ずお困りの方はぜひ株式会社フルスピードのアフィリエイトコンサルティングサービスの利用をご検討ください。上記URLからアフィリエイトコンサルティングサービスの内容とサービス資料が無料でダウンロードできます。お気軽にご検討下さい。

この記事を書いた人
古屋 賛美

古屋 賛美

2021年フルスピード新卒入社。アフィリエイト広告の運用やコンサルティングを行う部署に所属。 主に来店プロモーションや美容医療に関するプロモーションを担当している。業界の傾向やトレンドを踏まえ、アフィリエイトを通した各企業様の成果最大化にむけて日々運用を行っている。

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