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小見出しを上手に付けて文章構成をハッキリさせる

著者: 東根 元気
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こんにちは。ライティング担当の東根です。
ある程度の長さがある記事の本文には、書かれている内容のまとまり(パラグラフ)ごとに小見出しを付けます。Webサイトのソース上では、h2やh3あたりでマークアップされる類の小見出しです。
昔から、特にWebサイトのライティングにおいて小見出しは重要だと言われてきました。初めてサイトを訪問したユーザーは、ページをさっとスクロールし自分に必要な情報、面白い情報が書かれているか瞬時に判断するからです。本文は読み飛ばされてしまうかもしれませんが、小見出しはどうしても目に入ってくるもの。途中に興味深い内容が書かれた小見出しがあれば、その記事に初めて注目を向けることになります。

また、小見出しは文章の構成を整える上でも重要な役目を担います。小見出しだけを抜粋して並べてみて、その記事が伝えたいことがわかれば合格。文章構成がしっかりと整っているということになります。

仮の小見出しを考えておくと文章作成がスムーズに

1,000文字を超えるような原稿になると、パラグラフをいくつかに分けて書かないと、筆者自身も途中で混乱し、まとまった文章が書けなくなってしまいます。
その記事を書こうと思った動機、目的を整理し、何を書くべきかまずリストアップしましょう。最初から、小見出しにそのまま使うつもりで書いてみます。

例えば、お肉大好きな人が、お肉を美味しく食べられるすき焼きについての記事を書くとしましょう。

まず、すき焼きについて書けることをリストアップしてみます。
・すき焼きの作り方
・関西風と関東風の違い
・すき焼きの魅力
・すき焼きの歴史
・すき焼きの材料は?
・すき焼きが美味しいお店

1記事の中にこれを全て入れると詰め込み過ぎです。何が伝えたいのか、何を強調したいのか、文章の構成としてもぼんやりしています。記事の作者は肉好きであり、お肉を食べる手段の一つとしてのすき焼きを紹介したいはずです。肉に焦点を絞って、実際に小見出しにすることを意識すると、以下のようになります。

・すき焼きの魅力は、お肉
・すき焼きは肉食解禁により普及した
・関西風と関東風、お肉が美味しく食べられるのはどっち?
・肉にこだわったすき焼き店を紹介

バラバラに思えた内容も、肉を軸にすることで一貫性を得ることができました。
すき焼きの材料についての項目は不要と考え消しましたが、「すき焼きの魅力は「肉」にあり!」のパラグラフの中で簡単に説明するのもいいでしょう。

仮の見出しを付けることで、書くべき内容と流れが見えてきました。これで安心して本文を書き進めることができます。

「すき焼きは肉食解禁により普及した」としたものの、書くのにどうにも時間がかかるということもあるかもしれません。しかし全体の構成が決まった上であれば、何としてでも書く!という気持ちになれます。
ただしもっといいアイデアが思い浮かんだのなら、仮小見出しに固執する必要はありません。柔軟に変えていきましょう。

小見出しをキャッチーにアレンジする

本文を書き終わったら、仮で付けていた小見出しの内容を見直します。書き始める前には思い付いていなかったアイデアが本文に盛り込まれているかもしれませんし、あくまで仮だった小見出しを立派な小見出しに成長させてやらないといけません。
例として、すき焼きの小見出しを見直してみます。

(変更前)すき焼きの魅力は、お肉
(変更後)すき焼きの魅力は「肉」にあり

これは単純にインパクトを増しています。変更前だと、他にも魅力があるけど、やっぱり肉だよねといった感覚。変更後は、誰が何と言おうとすき焼きの魅力は肉なんだという主張が感じられます。このように、小見出しには多少の仰々しさが必要です。

(変更前)すき焼きは肉食解禁により普及した
(変更後)肉食禁止令の解禁!明治時代に牛鍋が普及

変更前、「肉食解禁により普及」と言われてもピンとこない人もいるでしょう。変更後のように、肉食禁止令と明治時代という言葉を出せば、いつの時代の話なのかがすっと頭に入ります。一方で、唐突に「牛鍋」という言葉を出し、「すき焼きじゃなくて牛鍋?」という興味を引きだします。

(そのまま)関西風と関東風、お肉が美味しく食べられるのはどっち?

これはそのままでいきます。

(変更前)肉にこだわったすき焼き店を紹介
(変更後)特上お肉を使ったすき焼き店をこっそり紹介

変更前もシンプルに伝わるので、悪くはないです。変更後は、特上のお肉であると具体的に書き、こっそり教えてあげる風にして(Webに公開している時点でそんなわけはないのですが)、好奇心をかきたてています。

正直に言うとすき焼きに関する原稿を私が書いたわけではないので、肉好きの人が書いた本当の記事には、もっと良い見出しが付けられることでしょう。

小見出しでやってはいけないこと

では、逆に小見出しでやってはいけないことは何でしょうか。文章が下手であることは別問題として、小見出しならではのNG例をいくつか挙げてみます。

・簡素な小見出し
「すき焼きの魅力」のような魂の感じられない簡素な小見出しは避けます。

・長過ぎる小見出し
サイトのレイアウトにもよりますが、だいたい25文字前後が適当かと思われます。長過ぎると、瞬時に内容を判断させるという小見出しの目的を失してしまいます。

・句読点を多用した小見出し
短い文字数で要点を伝えなければいけないのが小見出し。句点は基本付けず、読点もできるだけ削ります。

・本文に勝ち過ぎている小見出し
あくまで本文に何が書かれているかが重要です。小見出しが本文に勝ってしまっては読者を落胆させるだけです。

SEOを意識した小見出しにするべき?

SEO的な面で見ると、小見出しには狙いたいキーワードを詰め込みたい欲求が沸きますが、ちゃんと書けば自然に入る程度にとどめておきましょう。今回のすき焼きの例でいうと、4つある見出しの内、3つにはすき焼きという言葉が自然に入り、1つは入っていません。
また、「肉食禁止令の解禁!明治時代に牛鍋が普及」という小見出しへの変更例を書きました。狙うキーワードとは別になるでしょうが「明治時代」「牛鍋」という関連ワードが変更後に追加されているのはいいことです。「明治時代 すき焼き」「牛鍋 すき焼き」といったワードでの流入も期待できますね。

以上、小見出しの付け方についてでした。
小見出しの付け方は、記事全体の見出しとなるタイトルの付け方に関するテクニックも応用できます。「タイトルの付け方を変えてダメコンテンツをイメチェンしよう」の記事も参考にしてみてください。

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