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ランクブレインとは

ランクブレインとはGoogleが2015年前半頃に導入したアルゴリズムで、機械学習を使った人工知能(AI)によって、ユーザーに最適な検索結果を返すために用いられています。

AI研究の第一人者であるレイ・カーツワイル氏が2012年にGoogleに入社し、GoogleでのAI開発の総指揮をとっていると言われています。同氏はランクブレインの開発にも大きく関与しているものと思われ、Googleが満を期して導入されたAIがランクブレインと考えられます。

Googleは、リンク、コンテンツに次いで3番目に重要な検索順位を決めるランキング要素だと発表していますが、Web担当者はランクブレインに対してどんな対策を考える必要があるのでしょうか。

まずは、ランクブレインがどんな役割を持っているのか、ランクブレインによってどう検索結果が変わったのかを解説します。

ランクブレインの役割

ランクブレインとは、人が曖昧な表現でも言いたい事を推測するできるように、検索クエリが曖昧な言葉であったり、いままでに検索された事がないクエリだとしても、人工知能がその意味を推測して、的確な検索結果を返せるアルゴリズムです。

ランクブレイン登場前の検索アルゴリズムは、検索クエリに含まれるキーワードをもとにして、ユーザーに最適なページを検索するアルゴリズムでした。

極端に単純化して言えば、そのキーワードの意味がどんなものかが理解できなくても、単にページ中に設置されたキーワードの数などから判断して、検索結果を返すというアルゴリズムです。

しかし、ランクブレイン登場後のGoogle検索は、ユーザーが何を探しているのかをより的確に解釈できるようになったと言えます。

例えば、GoogleとBingで「ソニー携帯」と検索した時の検索結果を見てみましょう。

Xperia(エクスペリア)がSONYのスマートフォンである事、現在では携帯と言えばスマートフォンを指す言葉だという事は多くの人が理解しています。

Googleの検索結果では、ソニーモバイルコミュニケーションズの公式サイトが表示するだけでなく、Xperiaを話題にしたコンテンツやスマートフォンようのアクセサリーページが表示されています。

「ソニー携帯」のGoogle検索結果

自然検索結果に表示されているショッピング検索でも、Xperiaが表示されています。
これは、Googleが「ソニー携帯」のことを「ソニー製のスマートフォン」だと理解している証拠です。

同じクエリをBingで検索すると、ソニーモバイルコミュニケーションズの公式サイトが表示される事は同じですが、ソニーグループのポータルサイトやWALKMANなどのページも表示されてしまいます。

「ソニー携帯」のBing検索結果
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Bingは「ソニー」「携帯」という単なるキーワードに反応して検索結果を返しているのです。

もう一つ検索結果の例を見てみましょう。
検索するクエリは「ガンダ」。「ガンガンにダッシュする」の略語で若者言葉です。

Googleで「ガンダ」と検索すると、上位にはガンダの意味を聞いたQ&Aサイトや、俗語辞典などのページが表示されています。

「ガンダ」のGoogle検索結果
rankbrain_003

「ガンダ」という言葉が存在する事を理解していて、「ガンダ」と検索するユーザーがその意味を調べているのだろうという検索意図も理解していないと、こういう検索結果にはなりません。

Bingで同じクエリを検索すると、アンゴラのガンダ周辺の地図やガンダ語のWikipedia、機動戦士ガンダムの公式サイトが表示されます。
(Googleマップではアンゴラのガンダという地名が表示されませんでした)

「ガンダ」のBing検索結果
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Bingでの1位、2位のページは「ガンダ」の「ガン」の部分に反応して検索結果として返されたページになっています。

こういった事からも、Googleがキーワードをベースにしたアルゴリズムでランキングを決めているわけではない事がお分かりいただけるかと思います。

ランクブレイン対策とは?

2016年4月に、米Googleオフシャルブログで発表したThis year’s Founders’ Letter(英語)の中で、「モバイルファーストからAIファーストへ」と、機械学習やAI(人工知能)への傾倒を示唆しています。

それでは、Googleの未来像をふまえたうえで、Web担当者はランクブレイン対策としてどのような事をすればいいのでしょうか。

ランクブレインによってユーザーが知りたい事を推測して検索結果を表示するようになったという事は、良質なコンテンツがより幅広いクエリでヒットする可能性が高まったと言えます。

そのため、ランクブレイン対策は「良質なコンテンツを作る」という一言に尽きます

ロングテールの解説でも説明している通り、そのコンテンツがあらゆるクエリでヒットするように、ユーザーの知りたい事を網羅するコンテンツを作る、それこそがランクブレイン対策になります。

単にキーワードを散りばめただけの安物のコンテンツが上位表示する事は、ますます難しくなったと言えるでしょう。

しかし、良質なコンテンツを作る事が重要なのは今に始まった事ではありません。
そういった意味では、ランクブレインに対する特別な対策は不要で、今までと同じようにSEOに取り組んでいけばいいとも言えます。

新しいアルゴリズムが発表されたり、アルゴリズムのアップデートが発表されると過剰に反応してしまいがちですが、コンテンツの品質が最重要であるという大前提は変わりません。

常に本質的なことに目を向けて、Webサイトの運営をしていきましょう。

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