1. ホーム
  2. 全ての記事一覧
  3. その他
  4. 3割の人が8月11日祝日を“山の日”だと「知らなかった」。山へ行く気持ちになるのは1割弱 ~30代社会人に聞いた「山の日」に関する意識調査~

3割の人が8月11日祝日を“山の日”だと「知らなかった」。山へ行く気持ちになるのは1割弱 ~30代社会人に聞いた「山の日」に関する意識調査~

著者:Growthseed

308のコピー

みなさんは、2016年から8月11日は「山の日」として祝日に制定されていることをご存じでしょうか?

8月は学生にとっては夏休みの時期ですが、社会人になると、なかなかお休みをとりにくいのが実情です。
しかし、これまで祝日がなかった8月に「山の日」が施行されることで、6月を除く全ての月に国民の祝日が制定されることになりました。

これによって影響を受けるのは、忙しい方も多い30代社会人ではないかと考え、アンケートを実施しました。山の日の制定について、みなさんはどのように受け止めているのでしょうか?

それでは、以下のアンケート結果をご覧ください。

【調査概要】

  • 地域…全国都道府県
  • 有効回答数…113名
  • 性別…男性:50.4%、女性:49.6%
  • 職業…社会人(主婦または主夫を含む)
  • 年齢…30歳~39歳
  • 属性…既婚:41.6%、未婚:58.4% 子供あり:38.1%、子供なし:61.9%
  • 調査手法…Webアンケート
  • 実施期間…2016年7月

【設問項目】

  • Q1:2016年から、毎年8月11日は「山の日」という祝日であることを知っていますか?
  • Q2:8月11日に「山の日」が制定されたことで、国民の年間祝日が1日増えました。あなたの気持ちについて、最も近いものを教えてください。
  • Q3:「山の日」は2016年現在、毎年8月11日と制定されています。これについて、最も近い気持ちを教えてください。
  • Q4:「山の日」は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを主旨としていますが、あなたはこの季節、山に行こうと思いますか? 最も近い気持ちを教えてください。
  • Q5:あなたは「山に親しむ」と聞いて、どんな遊びを思い浮かべますか?当てはまるものを全てお選びください。

Q1の結果から:3割が「8月11日が山の日になったことを知らない」!

309

最初の質問では、今年(※)から山の日が祝日として制定されたことを知っているかをうかがいました。

おおむね認知されていると言える結果ですが、およそ3割の方が「知らなかった」と回答しています。

※2016年アンケート実施時の回答です。

Q2の結果から:祝日が増えても嬉しくないという方も……

310

祝日が増えたことを喜ぶ方は「とても(32.7%)」と「まあまあ(30.1%)」を合わせて6割。
一方で、「どちらでもない」が30.1%おり、「嬉しくない」も7.1%います。

それぞれの理由を、具体的に挙げたコメントをご紹介しましょう。

「とても嬉しい」「まあまあ嬉しい」理由は、やはり「休めるから」

最も多く寄せられたのは、やはり「休めて嬉しい」とするコメントです。

具体的には「お盆前で連休を組み立てられる可能性が増える」、「大型連休にしやすい」という意見です。真夏の時期ということで「夏バテの時期に休める日が増えるのは嬉しい」という意見もありました。

さらに「山が好きになり、登山をする人口が増えたらいいと思う。話題にもしやすくなった。」と、山の日の主旨に対するポジティブな意見も。祝日に仕事をする方も「祝祭日は仕事なので、休日出勤で手当てが出る」など、金銭面でのメリットを挙げる意見がありました。

ただし、「単純に休みが増えるなら”とても嬉しい”だが、会社の年間休日日数が決まっている為、昨年迄より平日の休みが減った。平日休みの方が都合の良い用事もあり、その点は少し残念なので、”まあまあ嬉しい”くらい。」という意見や、「休日が多いのは嬉しい。ただ、日付がイマイチ、大企業では無いので、お盆と繋げる事は出来ない」という意見など、職場の規定に合わず有効活用できないという人もいるようです。

では、「どちらでもない」、「嬉しくない」と答えた方はどのように感じているのでしょうか?

「どちらでもない」「嬉しくない」理由は、「自分にはあまり関係ないから」

「どちらでもない」、「嬉しくない」を選んだ方は「仕事があるので、祝日が関係ない。」、「交代制で休んでいるので祝日が増えても関係ないので。」という意見が中心です。「お盆近くに休みが増えてもありがたみがない……。」という意見もありました。

さきほどの「まあまあ嬉しい」と回答した方のように、職場の規定に合わないことから、自分には関係のないこととして「どちらでもない」や「嬉しくない」を選択しているようです。

さて、山の日は8月11日に日付が固定されているため、年によっては連休になったり、飛び石連休になったりします。

2016年のアンケート時点では木曜日が該当しましたが、当時は金曜日の8月12日にもお休みをとれば、4連休以上のお休みになる状態でした。

この「日付固定」については、みなさんはどう感じているのでしょうか?

次の結果をご覧ください。

Q3の結果から:日付を変えてほしい人は3割程度、「特に思うことはない」が多数。

311
この設問では、土日がお休みの場合、祝日が月曜日に振替られることで必ず3連休になる「ハッピーマンデー制度」を願う人が17.7%いました。「正直違う日月や日を制定してほしい」と考える人も12.4%います。

ちなみに、2017年は金曜日で3連休になり、2018年は土曜日になるため振替は発生せず、2019年は日曜日となり振替休日が発生して3連休になります。

お盆休みの規定がない方も、2017年と2019年は連休を過ごしやすくなるのではないでしょうか

考察:「山の日」によって、祝日は何日になった?

2016年から祝日は1日増え、合計で16日(振替休日を除く)となりました。

参考:内閣府公式サイト 国民の祝日について
http://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html

「国民の祝日」が施行されたのは、1948年のこと。実に68年前のことです。
その後、新しい祝日が増え、既に存在する祝日も日付が変更されるなど、国民の祝日はさまざまな歴史を経て、現在のようになりました。

日数の推移をグラフにすると、次のような推移をたどっています。
312

68年間で、7日間の祝日が増えているんですね。

これから先も祝日が増えるのか、気になるところですね。祝日のない6月にも、いつか制定されるときが来るのでしょうか……。

ところで、「山の日」の主旨は「山に親しむ」ことです。国民の祝日は、日本の四季や伝統的な行事に親しみを持つことを主な目的としていますが、これについてはどう考えているのでしょうか?

その気持ちをうかがったのがQ4の設問です。

Q4の結果から:大半は「8月に山へは行かない」が、「秋になったら山遊びを楽しみたい」人たちも

313

休みになって嬉しいけど、やっぱりこの時期は暑いし山へ出かけるのは……という気持ちを感じられる結果です。

しかし「秋になったら行きたい」という意見も17.7%ありました。8月を過ぎれば次はもうシルバーウィークとなりますので、次のレジャー計画を立てるにはちょうどいい時期かもしれませんね。

一方で「この機会に山で遊ぼうと思う」と、アクティブな回答をされた方は12.4%。8月は夏山のシーズンとされていますが熱中症にはくれぐれも注意して、楽しく遊んできていただきたいなと思います!

なお、「毎年帰省で山に親しんでいる」方は3.5%。お盆休みで初めて帰省される方も、この機会に近くの山を訪ねてみてはいかがでしょうか?

そもそも「山の日」の由来は……?

さて、ここで気になるのが「山の日」の由来です。

そもそもどうして「山に親しむ」ことを考える日として発案され、し、祝日に制定されるまでになったのでしょうか?

その理由は「公益社団法人 日本山岳会」をはじめとする、山岳に関する団体による取り組みが発端だったようです。

日本山岳会の公式サイトによれば、「山の日」をつくる取り組みがスタートしたのは2010年の4月。
当初は団体によってリーフレットが発行され、山の知識や健康、安全、動物など山を取り巻くさまざまな事象を紹介していました。

リーフレットのアピールページには“わが国の文化は、「山の文化」と「海の文化」の融合によってその根幹が形成されたといわれます。”という文章が盛り込まれており、既に祝日として制定された「海の日」と対になることで、海と山の自然に感謝し、これからを考えることを訴える内容となっています。

参考:公益社団法人 日本山岳会 会員サイト 日本に「山の日」をつくろう〜「山の日」制定の流れ〜
http://jac.or.jp/info/iinkai/cat1158/2010-2014/post-812.html

これらの活動を足掛かりに会議を開き、議員連盟が発足したことで山の日が正式に祝日として認められたそうです。

私たちが普段「国が定めたお休み」と受け止めている祝日も、ひとつひとつを調べると意外な成り立ちが分かるかもしれません。

さて、山の日の成り立ちが山岳会団体による活動が由来と分かりましたが、アンケートに参加した方の6割が山へ実際に行く気になれないというのは、もしかすると山で遊ぶこと自体が「ハードルが高い」ように感じているのかもしれません。

そこで、最後の設問では「山遊びと聞いて思いつくもの」をうかがいました。

Q5の結果から:山遊びと言えば「ピクニック」と「登山」!「キャンプ」も3割。

315
「ピクニック」と「登山」が、それぞれ40%以上で最も多い回答となりました。

登山は準備するものも多く、安全にも気を付ける必要があるため、「山=登山」と結びつく場合はハードルが高い遊びのように思えるのかもしれませんね。まずは気軽にピクニックを、都内で言えば高尾山など、電車でアクセスできるところから親しんでみてはいかがでしょうか?

続く「キャンプ(27.4%)」、「BBQ(25.7%)」、「川遊び(24.8%)」の並びを見ていると、山のキャンプ場でBBQをしたり、川遊びをしたりして楽しむ光景がイメージできますね。

夏から秋にかけては。山遊びをするのに絶好のシーズン!「特に思い浮かばない(18.6%)」と答えた方も、これらの結果を参考にされてはいかがでしょうか?
316

今回のまとめ

8月は海で遊ぶイメージが強く、ビーチに関する話題も増えてきます。

このことから、8月11日に「山の日」と言われても、普段親しまれていない方にはあまりピンと来ないのかもしれません。一方で、この時期は「夏山のシーズン」とされており、豊かな自然を楽しめる機会でもあります。

お盆の時期にも近いため、帰省で集まった親戚や地元の友人と、山での遊びや思い出を語るのも楽しいのではないでしょうか。また、祝日になったことをきっかけに、山の文化や環境に関心を持ってもらうことを目的としたPR活動は今後ますます増え、ピクニックや登山を含めた、さまざまな山遊びを提案する流れも増えていくことでしょう。

ただし、山は気候が変わりやすく地形も高低差があり、ちょっとした不注意でケガをすることもあります。

くれぐれも安全には気を付けつつ、平地や海とはまた違う「日本の自然」を楽しんでみませんか?

※この記事は、フルスピードが運営する[探す]を楽しむメディア「サチラボ」にて公開した記事を加筆修正したものです。

人気記事

人気の記事一覧を見る

pagetop